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紙の本
現代短歌の普及版と言っていいのかな。
2017/12/27 22:29
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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は五行歌という現代短歌の普及に努めていて、敷居を下げて
とにかくみんなで楽しんじゃおうというノリのようです。
現代短歌と言ってくれるなとも言われそうですが、だって五行歌では
よく分からないですし。でも、たとへば君のような言葉の鋭敏さや、
はりつめた文字選びみたいな緊張感はありません。
ざっくり紹介しますと、五行歌の活動の中で拾ってきた作品の中から、
女性視点のものを集めて一冊にしたようです。
全国に歌会が百数十あるそうですが、特に書いてはいませんが、
同好会的な集まりではないかと思います。
その活動成果の中から作品選定をしているようです。
目を引く読み手はどうしても偏るようで、同じ人から何首も
取られています。
テーマごとに分類し、見開きで紹介されています。
優秀作品は右ページぶち抜き、他は左ページに三編という
配置です。さすがに優秀作品は面白いものが結構ありますね。
テーマを紹介します。
「女の立場いろいろ」「ないしょの男性観」「ひとりの私」
「 恋におちれば」 「あふれる家族愛」「生をみつめる」
ひとりの私というテーマは、女の飾りを取り払ったような歌が多くて
印象に残りました。
もう一つ、別の読み方を発見したので紹介します。
読み手を決めて歌を拾うのです。
すると単発だった歌が、その人の家族に対する愛情とか
価値観などがつながって見えるようになり、
なんとも人間くさくなるのです。
この歌集で拾いにくいのは、そういった一人一人の
人間力みたいな部分かもしれません。
歌を一つずつ楽しむのは基本ですが、先に読んだたとへば君では、
歌を通して見えた人間性や人生観などがこころに深く
刻まれたものですから。
漠然と‘オンナ’というくくりもありなのでしょうが、まあ一つの感想です。
なお、アマチュアっぽさが感じられる歌が多いですけれど、
凝り過ぎていなくて素直に楽しめるというよさもありました。
多分、好きな歌も見つかりますよ。
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