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どんな経緯で、何を考えながらあのアカウントができていったのかがわかり面白い。語り口も軽妙でサクサク読める。震災の下りは胸を打たれた。
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3~4年ほど前の一時期たまたまTwitterで見かけてフォローしていたNHK_PRさん。
ここ2年ほどフォローを外していたのだけど、昨日たまたま元1号さん(著者の方)の宣伝ツイートを目にして、懐かしくなってその足で書店へ向かい買ってきました。
フォローしていた頃はとてもこなれた雰囲気で軽妙なツイートを繰り出されていて、「これきっと計算でやっているのだろうな」「とても頭のいい人なのだろうな…」という印象を抱いていたけれど、その時どきの心境を目にすると意外にもご本人の素に近いリアクションであったり動揺や苦悩の末のツイートであったり、乗り越えた先の新たな発見があったりと著者の方の素朴な人柄が窺えます。その一方で、ゆるさの根っこにある揺らがない信念にも触れられます。
特に東日本大震災の際のツイートに触れられた章には、自分自身PRさんのツイートに心強さを感じていたひとりなので、胸を打たれました。
ですがタイトルにある通りPRさんに中の人はいなくて、著者の方と“NHK_PR”として設計されたキャラクターは別物なわけで。
懐かしくなってまたNHK_PRのアカウントを見に行ったら、そこには軽妙なツイートを繰り出す2号先輩と新しく中の何かに加わったらしい3号さんのツイートが並んでいました。
著者の方が作り上げられたNHK_PRさん、そして「中の人などいない」の精神が受け継がれているのを目の当たりにしたようで、感慨深いものがありました。
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【真剣にゆるく、ゆく】
中身がない。本。淡々とあったことが書かれている本。だけど、思いが伝わってくる。嘘をつくことになる、人を見殺しにする、楽しいことなんか、ひと握りだけ。それでも、やると決めたから。
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ツイッターで@NHK_PR1号として広報局公式アカウントを作った人の打ち明け話。
気軽に始めたのはいいけれど(というか、ひっそり試運転していたのがあれよという間に公式になってしまったということらしいけど)、ネット上のお約束などわからないことだらけ、「企業の公式」としてなにをすべきなのか、してはいけないのか、なにをめざすべきなのか、手探りで続けていた4年半の間のさまざまなエピソードがぶっちゃけられている。震災のくだりはなかなか読むのもつらいものがあった。フォロワーさんが多いというのは、そういうことなのだな、と。
絵文字が入っている文庫本ははじめて読んだかも。もしかしたら、横書きのほうが読みやすかったかも。
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意外に面白かった。
NHKという固そうな部署にいながら、個人で動いている感じがとても親近感をもてた。
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実際の中の人の話なのか、物語なのか、境界線が分からないところが魅力的。
そこの企業はともかく、中の人に惚れそうになったアカウントさんであることよ。
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チープな言い方だけど、自分のやるべきこと、できることに対して信念を持って、真摯に向き合い続ける様にはほんとうにグッとくる。
すごく読みやすいけど、311の回を始めときどき涙しそうになるので危険。
どうすればいいのか、という思案について、「その方が良いに決まってます」のかいとうがすごく心に残ってる。
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「中の人などいない」ちくたくさんに、また会えました。こちらが心配になるくらい、率直。でも暖かくて楽しいツイートが楽しみでした。時々の応酬も嫌みがなくて、切れる方なんだなぁと。
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2015年6月10日図書館予約。6月30日借り出し。1時間もあれば読めてしまうので、図書館で借りて正解。書き手は、恐らくはあちこちに配慮しまくりで、相当慎重に時間をかけて書いたのであろうが、中身は軽妙で読みやすいものであった。3.11の際の被災地をめぐる激しいやりとり部分は、軽く触れられているだけなのは、やはり自己抑制かなぁ。
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201506/article_5.html
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面白かった。この人、私もフォローしてるけど、ほんとNHKぽくないゆるさがお気に入りで。マスが増えると、不快に感じる人も増えるというのは分かるなあ。
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ツイッターという新しいツールを手探りで使っていく過程が飄々と描かれていて次々とページをめくりたくなる。
書くことが他人に作用し自分にも返ってくる、戸惑いもあれば幸せな連鎖もある。そういう世界。
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2015年12冊目。
同じ新潮文庫の、震災についてのノンフィクション『できることをしよう。』がとっても良い本だったのだけど、その中に、NHK広報局のツイートに関するお話がありました。
それで、この本が気になって読んでみました。
震災時のエピソードはもちろん、Twitterのもつ可能性や危険性など、やさしい文体なのに内容は深〜くて、勉強になりました。
広報と広告(宣伝)のちがい。
PRのためではなく、みんなと仲良くなるため。
企業にとって、こんなTwitterを運営する社員がいたら、かなり面白いと思います。
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ちくたくさん、PRたんと呼ばれていたNHK広報(当時)の方のツイッター顛末記。
普段は色々なやりとりに笑わせていただき、震災の時には、本当に支えてもらいました事を思い出しました。
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主題ではないけれど、3.11について当時の状況を報道機関の人が書いた文章を初めて読んだ気がします。
東京にいたけど、あの数ヶ月の異常な状況を克明に思い出し、不安や恐怖が甦りました。と同時に自分の中で風化してしまっていたことを反省。
私は未だにTwitter上手く使えないけど「魚の種類によっては焼いて食べるなどするとおいしいと感じる人などもいますよね!」には激しく同意(笑)