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聖母の博士と神の秩序 ヨハネス・ドゥンス・スコトゥスの世界 みんなのレビュー
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紙の本
はじめてわかる中世神学の世界
2015/11/22 07:23
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投稿者:タヌ様 - この投稿者のレビュー一覧を見る
プラトン、アリストテレスあたりからいきなり飛んでデカルトというパターンで翻訳で哲学書を読んできたけど、千年以上中抜け状態で、アリストテレスの哲学が中世では神学の骨格だのというけど。まるで腑に落ちないわけであった。それでも、分かったような顔をしてみたかったけどだめだった。
それが、本書はなんか分かっていくような気になるのである。注書きと格闘した古典の読み方ではなく、落ち着いて読める。なんかまったくあせらずにじっくりと読んでいけるのである。いつかの時までによめればいいやみたいな。
不思議な感覚なんだが、全くあわてるとか、ここまで今日はやろうなんていうのではなく、悠久な時間の中に身を任せる。そんな読書の時間をもらえる本である。
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