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あの『シャイニング』を初めて読んだ当時のことは、よく覚えている。
20代の半ば、読み終えた直後に出張があり、1人ビジネスホテルに宿泊することに。人気のない廊下ですでにドキドキ、部屋ではバスルームの扉を開けるのが本気で怖かった。自分でも笑っちゃうけれど、20年以上経った今でも、家族旅行のときでさえホテルのバスタブを覗くのがちょっと怖い。ほとんどトラウマ状態だ。
で、その続編ということで、それはもうわくわくしつつも覚悟を決めて読みにかかった。
あのときの少年は、父親と同じ癇癪もちでアルコール依存症に。そこが軸になってじわじわ追い詰められる展開かと思いきや、超人の少女が悪い怪物をやっつける話だった。中年になった主人公は、かつてハローランが導いてくれたように、少女をサポートする役目だ。
確かにおもしろくて上下巻を一気に読んだのだけれど、そこにはあの『シャイニング』の続編だからという期待感が大きく作用していたからだろう。
閉鎖的な逃げ場のないホテル内で繰り広げられる密度の濃いゴシックホラーと比べ、時間も空間も登場人物も広がったかがやき対決の本作は、やはり大味に感じた。
あとがきで、キングがキューブリックの映画を気に入らなかったことを初めて知った。作者としては原作を変えられたことが許せなかったのだろうけれど、あれはあれで映画として十分おもしろかったと思う。
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最後は勧善懲悪。メデタシメデタシ。。。
しかし、アブラの祖父がダンの父親だった(二人は叔父・姪の関係)というのは韓流もいいとこなのだが、、、
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「ドクター・スリープ」スティーブン・キング
キングの書いた本に恐怖を感じたのは
デビューから1980年代半ばまで、キャリーやペットセメタリー、シャイニングなどの作品だったと思います。
しつこく繰り返され追い詰められる残酷なシーンが手を変え品を変え延々と続き救われませんでした。
そのキングももうすぐ70才、恐怖をネタに使いながらも救いある話を上手に書く作家になりました。
この「ドクター・スリープ」は「シャイニング」の主人公かがやきを持つ少年ダニーが成長した後の物語です。この物語は「シャイニング」の続編になります。
単独でも十分楽しいとは思いますが、「シャイニング」を読みこの本を読んだほうが良いと思います。
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あの世紀の名作、『シャイニング』の続編。「そう来るか!!!」の驚きとワクワクに満ちた、これぞストーリーテリング。
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シャイニングの続編。読んでたほうが、楽しめる。シャイニングとは、毛色の違うホラーだが、読ませる力は、さすがのキング。ただ、意外と敵が弱かったかな。
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「シャイニング」の続編。先が気になって下巻は一気に読んだ。ダニーとアブラが真結族と闘うお話しよりも、ダメ人間から再生し「おくりびと」としてホスピスを舞台に活躍するダニーのお話しももっとじっくり読んでみたい。でももちろん、最高におもしろかったよ!キングは期待を裏切りません!
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下巻は展開が早くあっという間に読み終えた。映画は映画の良さ、原作は原作の良さがある。個人的には原作の方が好み。、
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久々に続きが読みたくてうずうずする一本だった。
アブラのおじいちゃん設定はあれだし、
エンディングで手伝ってくれるのもあれだし、
意外と作戦勝ちであんまり戦闘に盛り上がりないのもアレだけど、
味方が死なず優しく終わるのは最近好き。
とにかくグイグイ読んだ!
面白かった\(^o^)/
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上下巻の感想をまとまて。
これまで読んだスティーブン・キングのどの作品よりも面白かった。いい意味で普通さ(?)があって良かった。普通と言っても、彼の作品に常にある禍々しさももちろん備えている。
前作を読んだせいかダニー(ドック)に対しては同情を抱いてしまい、心温まる感じを受けた。脱アルコール15周年おめでとう!これからも良い人生を!
普段はあまり後書きを読まないんだけど、今回は読んでみた。キングは自身の書いた作品の登場人物に対して「彼は今はどこにいるのだろう」と思いを巡らせている。彼の中ではキャラクターは設定するものではなく、実在しているのだろう。巨匠である。
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あのダニーがそんなつらい人生を…あんな目にあえばそりゃあ酒に溺れるのも分かるけど…と前半は胸が痛かったが、支えてくれる人たちと出会い、自らの努力によって人生を立て直したダンに心から拍手を送りたい。人は変えようと思えば自分を変えることができるというメッセージはこちらを勇気づけてくれる。
真結族との対決は若干あっけない感もあったが、ぐいぐいと物語に引き込む圧倒的なパワーはさすがキング。10代の頃からの長いお付き合いだが、やっぱりすごい。また改めて他の未読作品を読まねば、の思いを新たにした。
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シャイニングの続編ということで期待して読んだのだけど、思っていたのと違う路線だった。
世代交代と言うか…。
語り口もソフトになってきたなあ、という印象。
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ここに来てあの因縁の地で対決とは、そしてダン(ダニー)とアブラがそんな関係だったとは、そしてそして、最後にダンを助けてくれたのがあの人だったと分かった時なうるっと来そうになりました。よかったねダニーと抱きしめてあげたい。あっという間に読み終えてしまいました。もう一度最初から、つまりシャイニングから再読したいと思わせてくれました。次は原著の英語版にも挑戦してみたい。
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紛れもなく「シャイニング」の続編。そして、家族の物語。下巻は上巻に輪をかけて一気に読ませる。それこそ、息吐く暇もないくらい。最後は静かな感動に包まれるのは「ミザリー」以来かも。そして、これもきっと映像化されるんだろうな。その日を楽しみにしています。
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上巻の方が引き込まれるワクワク、臨場感があったように感じる。
とはいえ、先祖代々の遺伝とか共依存とか、スティーブン・キングはよく観察、勉強している。
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シャイニングの続編。
シャイニングも、ちゃんと読んだわけではなくて、映画を遥か昔に観たという程度。もう一度読もうかとも思ったけど、なんか怖そう。突然出現するから。映画をもう一度観ようかな。
堕ちてしまった人生を持ち直すところがとても共感できる。自分がお酒にそこまで飲まれない人間で良かったとつくづく思う。お酒を逃避の手段にしているところがあるだけにそこまで落ちないような人生でありたい。