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鉄道屋の本
2018/09/09 21:44
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投稿者:めいてつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
経営者といえども一鉄道員。
鉄道に対する思い入れを強く感じさせる内容でした。
江ノ電は1回しか乗ったことはありませんが、その人気の裏には、社長以下、各係員の思いが込められていることを実感しました。
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烏兎の庭 第五部 書評 2.13.16
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/diary/d1602.html#0213
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江ノ島電鉄の前社長である深谷研二さんの著書。
鎌倉、湘南、江ノ島を走り、観光客にも非常に人気のある江ノ島電鉄。経営的にも苦しい鉄道会社が多いなか、江ノ島電鉄が努めてきたことについて書かれています。
深谷さんは社長時代、毎年、年末になると江ノ電の路線をご自身の脚で歩かれて点検なさっていたそうです。
実際に線路を見ることによって、線路や周囲の状況に変化はないか、安全かどうか見ていらっしゃったそうです。その線路点検は、新しい社長さんにも引き継がれたとのこと。
小田急電鉄に入社してから、保線、鉄道建造物の建設に関わり、現場を見てきた方ならではの鉄道への思い入れを感じました。
鉄道が好きなだけではなく、それを越えたプロとしての技術と誇りを、どの鉄道員にも持っていてほしいという願いは、現場から叩き上げてきた方ならではの発言だと感じます。
その後、小田急グループの箱根登山鉄道、江ノ島電鉄に異動しても、安全を最優先に考えるのはずっと変わっていません。
観光地、海岸、江ノ島の恵まれた環境に依存せず、安全確保、駅構内の整備など、顧客サービスを心がけてきたのだと感じます。
江ノ電の路線の特徴、魅力がたくさん見つかりました。是非乗りにいきたい鉄道です。
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江ノ電をもっと知りたくなる一冊。小田急の傘下とはいえ、どうしてここまで独自性を保つことができているのかがわかったような一冊。