電子書籍
キーワードは「命」
2015/08/11 09:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arancia - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代からずっと愛読してきましたが、
油小路の変~戊辰戦争直前の緊迫感溢れるクライマックスなのに、
どこか歴史上の出来事を追いかけるのに精一杯な感じがして、
ストーリーやキャラクターの描写は、マンネリ感が否めません。
ただ、今回は近藤や沖田を支えるお孝さんの真っ直ぐさ、
妻として、母としての強さが、とても際立っていました。
37巻の一貫したテーマは命。
死に行くいのちと、新たないのちの対比です。
冒頭は油小路の変の犠牲者の遺骸が
何日も放置される救いのないシーンから始まり、
沖田の病も回復か…と思いきや、だんだん悪化していきます。
それに対して、ストーリーが進むたびに色濃く描かれていくのが
生まれてくる赤子だったり、少年隊士の健気さだったり、
新しい生命への希望です。
沖田とセイが最後にどんな関係性を選択するのか、
それが気になって、結局最終巻まで読んでしまいそうです。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かち - この投稿者のレビュー一覧を見る
確実に物語は進んで行ってしまいます。
この物語はどういった最後を遂げるのか…。
ずっと読み続けている身としては史実とはいえ心が痛みます。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゆっくりゆっくり進行中。ようやっと油小路の変や徳川慶喜の下阪あたり。40巻は超えるな…。大河ドラマが幕末とはいえ全く追い風にはならず。でも頑張ってほしい。
投稿元:
レビューを見る
幕府側の分が少しずつ悪化しつつある予兆が垣間見える中、一時期快方に向かったかと思われる沖田総司の様態も急激に……。
てか、「労咳は恋患いや気鬱から発症するもの」ってお孝さん。
結核菌が発見される前とはいえ、当時の人の労咳への認知度ってそんなだったのかー、と。
そして沖田の現状がついに旧・御陵衛士の知るところとなる、が。
これは早く続きが読みたい!
投稿元:
レビューを見る
一度、坂道を転がり始めたら、誰にも止められない道だと分かっているのに、「もうここで時間を止めて!」「もう打ち切りにして!」と叫びたくなるほどの感情がわいてくる。ついに、新選組の最期を飾るメンバーの「野村利三郎」「相馬主計」も入隊してきたし。確実に時代は新しい局面に向かっている。一瞬でもいい、総司がセイちゃんの事を「女性として愛している」という瞬間を見せて欲しいと願う。しかし、作者はいたって冷静な方なので、そんな乙女な妄想は実現せず、お互いの「武士」としての絆を確かめ合って終えそうな予感がしてならない。
投稿元:
レビューを見る
ほかの新選組ものとか幕末ものだとギュンギュン飛ばすような時期をじっくり扱っている感。
それはそれで面白いんだけど、その分量を・・・前巻の展開とかに回す選択は・・・。
投稿元:
レビューを見る
新撰組を舞台たした歴史少女マンガの37巻目。
油小路の惨劇の余韻から始まり、伏見移転までが描かれています。
歴史上の殿様たちの絵が資料から模写されたような形になってきていて、みなもと太郎の「風雲児たち」のようにオリジナル化、漫画的デフォルメがされていないのが残念です。
歴史の流れには忠実でさらに激動に巻き込まれていくドキドキ感と、セイと総司の顛末の予兆らしき雰囲気がでてきて、ドラマ的には面白くはなってきました。
投稿元:
レビューを見る
総司とセイの夫婦感、いいね〜。
でも病状は刻一刻と重くなってきてるし
戦の気配もどんどん濃くなってきてるし…
どういう幕引きするのかなぁ。
幸せになって欲しいなぁ。
そして斎藤先生よ…!!
投稿元:
レビューを見る
近藤さんの家に沖田さんを、と近藤さんが発案してくれるところが
近藤さんっぽい優しさでとても良いです。
斎藤さんは相変わらず恰好良い。
隊を抜ける理由欲しさに利用した、と謝るところも好きです。
子供たちについて、近藤さんが「新選組の未来を担う若芽」と評し、
先を見据えているところが良くもあり、切なくもなります。
土方さんの言うとおり、戦が始まればただの大荷物なわけですし、
戦は始まる訳ですから。
風光るの斎藤さん中々好きなので、天満屋が数コマで終わってしまって残念です。
斎藤さんとしては結構ピンチなシーンもあったはずなのですが。
でも「万が一にも死なせていたら俺が今生きてると思うか」の台詞は確かにとても恰好良いです。
田村銀之助が、かなり特別扱いで描いているので
箱館戦争を見据えているのかなという印象。
島田魁さんポジションでセイちゃんを台場へ行かせる予定なのでしょうか。
箱館病院へ、というのも有り得そうです。
つくづく食えない男である、と慶喜を比較的持ち上げた描き方をいつも風光るはしている印象なのですが
その割に理由付けや恰好良い描写は無く、
淡々と史実通り進んでいっている感じがします。
武士身分なんてくだらない、手に入れたからこそわかる
そんなものが武士なら俺は生涯一新選組隊士でいい
という土方さんの台詞も中々好きですし
やっぱり箱館へのフラグなのかなと思いました。
でしゃばったって近藤さんに謝るところが特に好きです。
投稿元:
レビューを見る
名前って変えられるんですね
役所に届けるのだけではなく
自分で決めれば
それを周りが受け入れる
別人になったわけではないけど
別人になってしまう
もし記録を残すときに
名前が違うと別人として記録されてしまう
どこまで史実なのかはわからないけど
面白い