投稿元:
レビューを見る
母、娘、第三者、の視点で語られるが、愛ほど与え手と受け手の感じ方が異なるものはないのかなあと思った。
引き込まれて一気に読んだものの、なんとも言えない気持ち悪さに★3つ。
投稿元:
レビューを見る
母が娘を想う気持ちが伝わらず、家族が綻んでいったときに母は何を思い、娘は何を求めたのか。母の視点、娘の視点から赤裸々に綴られていました。特に、祖母と娘のどちらかの命しか救えないときの母親の葛藤には胸が締め付けられる思いがしました。祖母が自殺し、娘が生き残っても、母、父、娘がこの出来事を受け止め切れずに苦しみ、迷っていきます。
苦しみながら家族の絆を取り戻していった愛の物語です。
家族だからこそ距離が近すぎて、関係を築くのが難しい。家族関係に悩む全ての人に読んでほしい一冊です。
投稿元:
レビューを見る
リルケやらで「そういう人」であることを象徴しているのだろうけど、如何せん、アタマ弱いので脳ミソ拒絶反応。読みながら、もうどうだってええわ、ってなる。
投稿元:
レビューを見る
湊かなえさんの作品は読みやすく、あっという間に読み終えてしまいました。
母に愛されるために頑張る娘の心情が細部まで描かれており、私には理解しがたい内容でした。
実際にこういう母娘がいるとしたら、ぞっとするだろうなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
母親が大好きな母に翻弄される親子3代の話。
いくつになったら親と認定されるのか、そんな基準はない。
たくさんの親が無償で子供に愛を注げるわけじゃない。
愛されてない子供はそれを敏感に感じ取る。
そして最後、親をかばうように自殺を図るのだ。
愛は誰かに注がれたからはぐくまれるものでもない。愛はどこから来るんだろう?
投稿元:
レビューを見る
あらすじ(背表紙より)
女子高生が自宅の庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が入り混じり、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも——。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語。
投稿元:
レビューを見る
続きが気になり一気読み!
とても湊かなえさんらしい作品だと思いました。
あーやられたー!という感じ。
考えさせられることも多々ありました。
全てわかった今もう一度読み返してみたいです。
投稿元:
レビューを見る
「母性について」の女性教師が何者か分かるのに相当時間がかかりました。
冒頭と最後で自殺場所と方法が違うのに気付かなかったらそのまま気づかず素通りしてしまうところでした…。別の意味で怖い。
湊かなえさんの本はこれが初めてです。ちょっとイライラさせられたけど、また何か読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
母と娘。
母親をどこまでも求める娘は、自身が母親となってもその愛情を娘にむけることができないのか。
いくつかの不幸がこの母と娘を追い込んでいく。いや、追い込まれたのではなく、自ら不幸へと進んで行ったのか。
どこかで断ち切ればよかったのに、と思う。外から見ていれば。
立ちきれない「娘」というのがいるのだろう。
一見、幸せそうなラスト。家族が家族として成り立っているような。でも、それ、本当?このまま終わるわけがない。湊かなえがそんな幸せを許すはずがない。と、期待してしまう。
「3人」の語り。うすうす感じる違和感が最終章で氷塊。そういうことね、なるほどね。
投稿元:
レビューを見る
母と娘。
それは繰り返され、互いの思いにも人が変われば違いが出てくる。
女同士だからわかるようでわからない、愛せるようで愛せないのか。
世の中にはたくさんの母と娘の形があり、私もその関係については考えたことがある。
だからとても興味深く読めた。
2015.8.29
投稿元:
レビューを見る
母娘関係の強さと脆さが描かれていたが、なにかが足りなかった。母親に焦点を当てる為だと思うが、あまりに父親の描写が少なく、理解し難い部分も多かった。
投稿元:
レビューを見る
確執のない母娘なんているわけないだけに、胸に突き刺さる話。母の愛を求めて得られない娘の姿に涙しつつ、自分も良い母親ではないので苦しくなってくる。読み終わって、ものの見事に作者にミスリードされていたことに気付く。鈍感すぎ?
投稿元:
レビューを見る
読んだ後病む。登場人物(特にさやか)に感情移入しすぎて疲れた。さやかの祖母である人があまりにも綺麗な心の持ち主で、暗い部分が一つもなさそうだからちょっと怖かった。
湊かなえらしいドロドロとしたミステリー小説。先が気になってすぐ読み終えた。登場人物の不安定な感情描写もすき。だけどほんと病んだ。
このシリーズ好きだけど、しばらく湊かなえは読まない!
投稿元:
レビューを見る
読後感はどうかと尋ねられたら、少し疲れてしまったと答えるような気がする。重かった。
まず自分の娘が生まれた後もなお、自分の母親に強く依存し続けるさやかの母親の姿に背中がゾクゾクした。
特に、下敷きになった自分の母親を助け出したいがために「子供なんてまた産めばいい」などと言い放った部分は読みながら震えてしまった。その震えが怒りなのか、ただただ気持ち悪かったのかわからぬが。
しかし、かくいう私も周りの人に気に入られるようにしていれば生きやすいなどとつい最近まで思っていたからさやかの母親を責めることはできない。
まだ、湊かなえの作品は少ししか読んでいないので他の作品も読んでみたい。興味深い。
投稿元:
レビューを見る
借りて読んで、「最後にオチあるから」の一言を支えになんとか読んだのに想像通りのオチだけで大したどんでん返しもなかった。読んでる最中も読後感もスッキリしない。
やっぱこの作風個人的にダメです。
もうしばらくやめよう。
2015.8.27