紙の本
寂れた商店街が
2017/02/08 09:55
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
異様な熱気につつまれて盛り上がっていく描写は迫力があった。後半の若者の暴走は、やや強引な印象を受けた。
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始めの方は面白くどんな展開になってくんだろうと期待しながら読んでたが、どんどん自分が思ってたのと違う、訳のわからない方向へ。結局何が言いたかったの?って感じで終わり収集つかないままって感じ。図書館で借りたので損した気がしないだけ良かったか…
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洗脳って、箱の外からみればその不条理さや整合性のなさが明らかすぎるほど
なのに、多分その中にいればとてつもない痛みを伴うほど気持ちのいいものな
のだろうな、とそう思った。
特に「死」を伴う洗脳は日本人の気質にがっちりと当てはまってしまうのだろう。
日常の中にある洗脳。もしかすると自分もその中にいるのかも、と思わず震えた。
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寂れた商店街、ネットによる嫌がらせ、それらに商店街組合の事務局長である図領が立ち向かうが、霧生は不穏なモノを感じていた。
前半はスリラーで宗教的に商店街を乗っ取って行く過程が面白かったのに、後半から何かスピリチャルな方向へ行ってしまい収拾が付かなくなった感がある。目新しさを目指したのかも。文学ではある。
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それは、希望という名の恐怖――寂れゆく松保商店街に現れた若きリーダー図領。人々は彼の言葉に熱狂し、街は活気を帯びる。希望に満ちた未来に誰もが喜ばずにはいられなかったが……。
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人気の街の間に取り残されたような商店街。その中に有っても評判の料理店を営む図領は、店に来たクレーマーによるSNSでの攻撃で危機的状況に陥った商店街を、クレーマーを返り討ちにして救う。これを機に商店街のリーダーとなり、守旧派を廃し、街に燻っていた若者を組織化(未来系)し、街を浄化するとともに、古い店を独自の方法で活性化させる。
メキシコ料理店を始めたばかりで、経営に苦戦中の霧生が図領の術中に嵌り未来系側に行くのか、独自路線を貫けるのか、辺りに面白さが有るのかと途中まで思っていたのだが・・・。
帯に引かれただけで読んだのが、まぁ失敗だったのだろう。未来系とやらの反対派対策が、未来系の下っ端を切腹させると脅したり、その下っ端が切腹を完遂できないことに不満を募らせ、挙句に集団自決を画策したり、図領の洗脳がいくら効いているとしても納得感なし。
第一切腹ってそんな馬鹿馬鹿しい事に使うものではない。
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寂れゆく松保商店街の再生をするため、立ち上がった若きリーダー図領。しかし、彼の店にクレーマーが現れてしまい、松保商店街は今まで以上に閑古鳥が鳴くようになる。前半は良かったのだが、後半から「ん?」と思うようになり、話に入り込む事が出来ず、苦戦をしてしまった。途中から作者が何を伝えたいのかがよく理解できず、自分の読解力の無さに反省。
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松保商店街での話。
序盤は、商店街でのトラブルとその対応。
中盤は商店街の活性化。
終盤は、未来系と称するグループの話。
未来系列の話はついて行けなかった。
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以前「ファンタジスタ」を読もうと思って挫折した人かな……??
小さな町の商店街のハートウォーミングな世界を期待してた(なぜか)
言葉によって巧みに洗脳されていく人たちが怖かった
ネットと馬鹿は使いようと言う今のデマや嘘の拡散の仕方をうまく逆手にとって商店街を盛り上げようというのは、これから現実にありそう(もうあったりして?)というリアルさと、強引な手法で商店街を牛耳るやり方が妙に現実味があって、こういう人に手玉に取られたくないなーと漠然と思いながら読了
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洗脳後の話がついていけなかった。
湯北鍼灸師が後半お金も含めて詐欺紛いの事までして霧生を助けるけど只のご近所さんが何故にそこまで?
トルタは食べたくなりました。
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なにこの洗脳?
意味が分からない。
そして、洗脳された人たちがダサ過ぎる。
そのうち何か面白くなるかもと思いつつ最後まで読んだけど、そうならなかった。
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んー。雑。もう少し、一人ひとりの感情や思惑を丁寧に描いてくれたらよかった。
霧生に焦点を当ててるはずだけど、それも中途半端で、結局図領の悪さや、黒さがどこからくるものなのかわからないし、何がしたかったのか宙ぶらりん。
結局、洗脳、集団自決、というセンセーショナルな事柄に作者自身が恍惚として、細部を無視した感じに終わっているのがつまらなさを倍増させる。
面白い視点だと思うし、もっと鮮やかに描かれていていい作品なのにな。
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寂れた商店街を再生しようとする、図領。
クレーマーのディスラー総統への反撃を通じて霧生の店の行く末を軸に商売の心得を説いてゆく。
何かを得られた感じはなく、消化不良。
洗脳するあたりは、なるほど感はあるが、同調できないし。
エンディングは、一気に突っ走った感じが強い。
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新規店舗が定着しない商店街、理由は昔から商売を営む旧組合員と新たに店舗を開店した新規組合員との確執、開店時の立地条件見通しの甘さ。そのような苦戦する商売人の中、リーダーとしての頭角を表す若い経営者図領。様々な仕掛けで商店街に活気を呼び戻すための行動をおこす。
最初に新聞の紹介であらすじを読んで、関心を持ち借りてきました。
でも、なんちゅうか、途中から何が言いたいのか分からなくなってきた。途中からストーリーの趣旨が変わった感じ。先に同作者の「俺俺」を借りて読んでみましたが、読み切れずに途中で挫折しました。僕には合わん。。
ただ、一カ所共感出来る箇所がありました。商店街は組合員同士助け合うということは大切だけれども、まずは自分で頑張るという意識がないと助け合いは単なる傷の舐め合いになるということ。。それは厳しい現実をみんなで一緒になって見ないようにするだけの逃避行動で、問題解決ではない。。
なるほど、身につまされる。。。
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舞台の設定は面白いと思うし、実際に帯の惹句からそれを期待して手に取った一冊だが、結果的にすべてが中途半端なまま終わった、という印象。
純然たる娯楽作品かと思って読み進んでいたら、次第に不条理文学がかってきて、クライマックスから結末への流れに至っては、今の私の感性の問題もあろうが意味が分からなかった。
そもそもが、商店街周辺の面々を手玉に取っていく図領の手練手管が作中では一切描写されていないから(描写しているつもりならばなおさら)、その過程にリアリティーを見出すことができず、つまりは物語に共感することができない。
ひいては、霧生や未来系のメンバーたちがあのような振る舞いに走った彼らなりの必然性といったものも不明なままで、そこに湯北のさらに不可解な行動が輪を掛けて、私の脳では消化しきれぬままに閉幕してしまった。