紙の本
データの出典の記載が一切ありません
2015/08/16 23:42
51人中、37人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くりんぐりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
百田尚樹さん初の新書ということで読んでみました。
初のノンフィクション作品「殉愛」は、事実ではないことのオンパレードが指摘され、あげくのはてに「殉愛」で持ち上げたやしきたかじんが死ぬ2か月前に入籍した家鋪さくらという夫人の経歴がでっちあげだとか、中に実名で書かれた人が「事実ではない」と意見続出で、見放した人も多いのでは?
この本は発売前に重版が決まったと作者が浮かれてツイートしていました。
早速読んでみました。
「新書」らしさを出そうと努力したようで、いろんな数値を出してそれっぽくしているものの、数値の出典を記載していません。脚注もなく、巻末に参考文献一覧もなく(一冊の参考文献もなく書いた新書だそうです)。
著者は、読者が図書館で本を借りて読むのは作者にお金が還元されないからと難色を示していて、それはいいのですが、他人のデータを引用元も明記せずに使うのは気にならないようです。自分の本を図書館で借りて(タダで)読まれるのは嫌だけど、他人が努力して収集したデータは出典すら記載しないなんて。
本書では新聞記者が「反語表現も理解しない」などと、他人の読解力を揶揄していますが、ツイッターで「山の人の倍」「喝采を叫ぶ」といった、独特の言語センスを披露されていた百田先生が、他者の読解力を批判するようになったか、と驚きました。
保守系の内容ですが、独自の論はなく、「SAPIO」「WILL」その他執筆者がよく書いるようなもので、目新しさはまったく感じませんでした。
買って、時間とお金を損したと後悔しました。
紙の本
言いたい放題
2016/04/23 20:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タカリオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
言いたい放題の内容でした。疲れましたね。
投稿元:
レビューを見る
まずは大方言として、書かれた本であること。
やれば出来ると思ってるバカ。自分を探すバカ。第1章はメチャ面白い。さすが、百田尚樹である。 後は、人の揚げ足を取る新聞社、言葉尻を変えてしまい、言いたい放題を行い過ぎである。新聞や雑誌は売れればいいのか?知らない人が見れば、百田尚樹は、そういう作家なのか?と思う人が居るだろう。しかし、本を読む人には真実がわかる。そして、沢山のファンがいる事。私もその一人である。これからも面白い本を書いて頂きたいです。
投稿元:
レビューを見る
痛快そのもの。素晴らしい。本当に言葉狩やマスコミの捏造記事に関しては呆れる他はない。「なんでもコスパで考えるバカ」が特に秀逸で共感しまくり。
投稿元:
レビューを見る
好き嫌いがはっきり出そうやし、万人受けするとも思えないけど、私は好きですよ♪
言いたい放題言ってるんだろうけど、そのまま普通に入ってくる内容が多いです。
投稿元:
レビューを見る
色々と言われている方ですがわたしは好きな作家さんです。
品がないと言われているけど、下品なのはわたしも同じだし話も逆にわかり易いので目くじら立てて怒るほどのもんじゃないし
政治的な考えもわりと賛同できる
殉愛についてはちょっと考えなしだったのではと思うけど…
ちなみにこの本の中では、尊敬する人を尋ねられて両親と答えるバカがおおいに賛同できました。
投稿元:
レビューを見る
沖縄の新聞と揉めたから執筆したのかと思ったら、騒動は本文の原稿が完成した後とのことであった。私は百田氏のファンではあるが、彼の意見や政治的思想に100パーセント同調しているわけではない。しかし、昨今の新聞・メディアの論調は中立性を欠く偏向報道が目立つように感じ、マスコミに対する彼の意見はよく分かる。
公の場ではない発言、それもその発言の一部だけを切り出して過大に問題視するマスコミの姿勢を彼独特のユーモアで皮肉った内容は読んでいて面白いが、それ以上でもそれ以下でもない。
投稿元:
レビューを見る
筆者の主張が全て正しいと思っている訳ではないし、考え方という点では、第二次大戦における日本の戦いの意義と、安全保障については筆者とは真逆の見解を持っている。それでも、本書は意義があると感じた。まずこれは「放言である」という前提で書かれていること。放言とは何か、ということを考えながら読むべきだと思う。こういうロジックの仕掛けはなかなか素晴らしいと思うし、多くの人が考えるべきだと思う。
最近の作品を除いては、筆者の本はずいぶん読んできた。なかで「影法師」と「永遠の0」は素晴らしいと思っている。しかし、後者を戦争礼賛小説と主張する批判があると聞いて驚いたものだ。どう考えてもそのように思えなかったからだ。そしてその批判の文章を最近読んでなるほどと思った。本書でも書かれているまさに「曲解」というものだ。このような批判にまともに対峙していては疲れるだろうと思う。
投稿元:
レビューを見る
あの百田さんが放った数々の大放言の真相がわかります。
「永遠の0」で涙を誘い、「海賊と呼ばれた男」で真の男を描き多くのファンを獲得したヒャクタさん。
けれど数々のコメントを「暴言」と仕立てられ「とんでもない男」レッテルを貼られたヒャクタさん。
ファンとなった読者もそれらの報道の上辺だけを耳や目に入れられて著者の人間性に疑問を感じて作品さえも遠ざけたくなったかもしれません。
けれどこの本を読めば百田さんの「暴言」の真相がスッキリとわかる上にマスコミの偏向というのは恐ろしいという事が良くわかります。
具体的な「暴言」内容の解説を追っていけば彼の考えが良くわかると思います。
暴言事件にからめ「言葉狩り」の危険もうったえてもいます。
いわゆる障碍者の「害」を「碍」にしなければいけない、話の流れを考えれば正しく解釈できる事を言葉尻をとらえて追求して、本論の討議に及ばないといった弊害を問題視しています。
今の時期、集団的自衛権や憲法改正についても述べています。読む人によってはまたまた炎上のチャンスを与えてしまう書き方かもしれませんが私は多いに賛成できる考えでした。
投稿元:
レビューを見る
新聞の広告欄に載っていて、面白そうだったので購入しました。
個人的には的を得ている意見が多く、とても面白かったです
。ただ、発言として言いすぎかなと思うところもありました。
投稿元:
レビューを見る
百田さんの文章は面白い。どんどんと読み進んでしまう。
やはり、百田さんは素直な人だなと感じた。だから、表現もストレートな感じがする。
投稿元:
レビューを見る
原爆慰霊碑の項。なるほどなるほど。
戦争は「過ち」。著者「は?」。
日本は韓国に謝罪せよの項。はじめは「?」。後半「!」。
投稿元:
レビューを見る
読み物として面白いです。百田尚樹さんがそんなに叩かれているのは知らなかったですが。しかし、発言の一部を切り取って湾曲した報道するのは、世の中をミスリードする危険な報道になる可能性があることは、改めて危険なことだと思いました。
投稿元:
レビューを見る
【永遠の0】・【海賊と呼ばれた男】など、★5つをつけている作品もあり、好きな作家さんの一人ではありますが、何かとお騒がせの百田氏。
TV報道やツイッター等で、暴言とされるその発言は、炎上すること度々。
私自身、メディアによって報道される百田氏の発言の一部をとらえ、「それはちょっと…」と思ったこともありました。
が…
報道では前後がすっぽり抜けていたり、誤った(?)解釈のもと、報道されたり…
なかなか全文、全容を知る機会はありませんでした。
そんな状況で百田氏が黙っているわけはなかった!
【大放言】なる本で、しっかり主張されています。
”どこからも突っ込まれない意見や、誰からも文句の出ない考えというものは、実は何も言っていないのと同じだ。鋭い意見と暴論は実は紙一重なのである。(本文より)”
全て、「その通り!」と思ったわけではありませんが、「そうそう!」「うん、うん!」とうなずく箇所もあり、面白い本でした。
投稿元:
レビューを見る
人それぞれ考え方、意見は違うがほぼ百田氏に賛同。要は、愛国心があるかどうかだと思う。野党、メディアは同じ日本人をバッシングするのではなく国外、世界に意見を発信すべき。
また、「やればできる」は、「やればできた」ものだけが口にできる!には大賛同。ブログで英語を抜いて日本語が世界で一番使われているも、内弁慶で自己満足の器の小ささを裏付けしている。その他、自己啓発本は栄養ドリンクのようなものもうなづける。
親を尊敬することは、面接の場での発言ではなく、心から日々思って欲しい。