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幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり……。生死を賭けてた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。
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やはり百田直樹、間違いない。
慎一郎の揺れ動く気持ちがよくわかり、とても辛い後半を抜け、最後には電車にもかかわらず涙をこらえきれなかった。
葵にも力があるとは思っていたが、まさか同じ力だとは。
イブの朝に会いたいと言った葵は、命を助けてくれた慎一郎を助けない選択をしたことになるのだろうか。
こんな力が備わってしまったら、外を歩けないどころか、かぶった布団から出られなくなりそうだ。
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帯の感涙必至。に、惹かれて(笑)一気に読みました。切なくて、読んでいる私も胸に痛みが・・(^-^)。
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現代の塩狩峠
誰にもわからない自己犠牲。その葛藤を克明に描写している。
エピローグで読み手のもしかしたらにちゃんと応えてくれる。
安心感を持って読める。
百田流エンターテイメント。
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多くの方がそうであるように、私も帯の「感涙必至」に釣られて泣く気満々で手に取りました・・・が!それ程でも無かったかなぁ。。ファンタジー要素が主だからなのか、主人公の気持ちにイマイチ共感できなかったのが、個人的に残念。でもラストの展開は「えぇぇぇぇ!」という感じで、こういうところは百田さんホント上手いなぁ、と思いました。気負わずに一気に読めます。
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帯に書かれているほど号泣はしないが、主人公が負った運命に対する選択の過程について丁寧に書かれていた。
泣けるかどうかはさておき、とても引き込まれる内容だった。
個人的には、登場人物が皆さんすごく人間らしいのが好み。
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なんだかんだ言っても百田尚樹作品は楽しめる。自分だったら、恋人にすべて話して良い方法がないか話すけど。そうならないのが小説なんだなぁ。
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人の死が分かる。それって悲しい能力だな。
他人を助けると自分に跳ね返るのも虚しい。
考えさせられるね♪
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【あらすじ】
幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装(コーティング)工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり……。生死を賭けた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。
【感想】
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少し現実離れした
死の近い人が分かる。という話。
ただし、人を助ける度に
自分の寿命はドンドン縮まるという・・。
しかも、助けられた人から感謝されにくい
まさに、奉仕の心が必要な話。
ただ、主人公の真面目で素直すぎる性格や
他の登場人物の罠の無い優しさに
最近残虐なミステリーを多く読んでいたので
正直ほっこりした。
不思議な能力という設定の割に
刺激は少ないが安心して読み進められるし、
ラストまで綺麗にまとまっている。
ただなぁ~
私ならどうするかなぁ~
人を救う度に自分が死に近づくわけで。
家族は別としてやっぱり若者や子供は助けるかも。
でも、助けた後にネチネチ言いそう。
助けてやったんじゃ!
と何度も恩着せがましく。
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前半は引き込まれたが、後半は、主人公の魅力のなさと思い込みの激しさ、都合の良すぎる女の葵があまりにも世界から浮いていてつまらなかった。主人公なにも優しくないと思うけど。
海賊〜はおもしろかっただけに残念。
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ドキドキしながら、一発大逆転のラストを期待していたんだけど、肩透かし。
これじゃあ、あまりにも…。犬死?(笑)
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『永遠の0』『海賊とよばれた男』といった作品が大きな話題となり、人気作家となった百田尚樹。
『海賊とよばれた男』
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4062778300
『海賊とよばれた男』の後に発表された長編小説が文庫化されたので、読んでみることにしました。
主人公は川崎の小規模な工場で働く、30歳手前の独身男性。
ある日彼は、手が透けて見える人を、目撃します。
最初はマジックか何かと受け取った彼ですが、複数の人を目撃していくうちに、「近い将来に死んでしまう人」がわかってしまうという、自分の能力に気づきます。
なぜそのような能力が自分にあるのか、そしてその能力をどう、使うべきなのか・・・という始まり。
ジャンルとしては、いわゆる”超能力モノ”のSF小説ということになるかと思います。
その設定の面白さと共に、「他人の未来がわかるとはどういうことなのか」ということを、仮定の世界を提示することで、読者に問いかけています。
印象に残ったのは、作品中で複数回書かれている、「人は、未来がわからないから生きていける」ということ。
特に日本人は”安心・安全”を求める傾向が強いので、自分や周りの人の(突然の)死がわかるようになってしまったら、「たしかに、生き辛いのだろうなあ」と感じましました。
作中人物の描き方については予定調和的な感を受けましたが、これも、エンターテイメントとして小説を読ませる手法のひとつなのだろうなと、理解しました。
作品ごとに違う題材、ジャンルに取り組んでいる百田尚樹。
次に文庫化される作品も、読んでみたいと思います。
『夢を売る男』百田尚樹
https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4344423194
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百田はやっぱり面白い。再認識できた。
展開が早くて一気読み。表現力が乏しいとかいう人いるけど、ネチネチとこねくり回すよりずっといい!
でも、最後がちょっと弱いかな(^_^;)
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とてもとてもとても分かり易い本。
百田先生の話では、プリズムやモンスター系の
娯楽度たっぷり、サクサク話が展開するタイプの小説。
永遠の0や、海賊と呼ばれた男等を期待した人には
多分残念な作品だという印象になることが予想されるが、
プリズムやモンスター系の作品が好きな人にはきっと楽しめる作品なのではないか?
ある程度、いや、かなり?予想が出来るような結末だが、
それも含めて自分は気分良く読み終えることができた。
実に読み易い、展開の早い本だったと思う。
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一気に読了。人の寿命が見えてしまう主人公。助けると自分の命が縮まる設定。見ず知らずの他人の運命を助けるべきか、無視するか、大切な人だったらどうするか、主人公が自分だったらどうしたいか⁉︎ どうせなら真理子も美しく死なせてあげてほしかったかな。