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投稿者:紅蓮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中盤は、主人公の思惑にハラハラさせられますが、結末があっさりしすぎているかなと…。
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体が透過することによって人の死が分かるという能力を持つ主人公。こんな能力いらないよね。
大事故が起こると分かっていて、自分一人が死ぬことでそれが防げるなら、、と考えてしまう主人公の気持ちも分からないではないな。だって、生き延びたって一生この能力と共存しなきゃいけないんでしょ。人助けして人生終えられたら本望。誰にも気づいてもらえないけど。。
最後はもっとひねりがあるかなあと思ったら意外となかった。葵のこともうすらうすら読めてしまう。
どうしてこういう能力が身についたのかも追及すると面白かったかもね。
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あらすじ(背表紙より)
幼い頃に家族を火事で失い天涯孤独の身となった木山慎一郎は友人も恋人もなく、自動車塗装工として黙々と働くだけの日々を送っていた。だが突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れ、生活は一変する。はじめて女性と愛し合うことを知った慎一郎の「死の迫る人を救いたい」という思いは、無情にも彼を窮地へと追いやり…。生死を賭けた衝撃のラストに心震える、愛と運命の物語。
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間近に迫る他人の死が見える。なんて恐ろしい。自分の死が見えたら、それを信じたら、対応は自分で決められる。他人のは……些細なきっかけでそれを変えることが出来るかも知れないとわかったら……私はどうするだろう。彼のように出来るだろうか
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20151201読了。
久しぶりの百田尚樹さん。
珍しく結末が読めた作品。
それでも面白いし魅力的な主人公だったから夢中で読んじゃった。
久しぶりに小説の面白さを思い出させてくれていい読書をしたよ。
黒川はなぜああなったのかな。
葵ちゃんはどうやって生きてきたのかな。
具体的には描かれてないけど、想像の余地がいい感じにあってそれもまたよしです。
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切ない・・・・・。
人生の悦びをやっと手に入れたと思ったら、どっちに転んでも幸せになれない運命に翻弄される。
そんな中で選んだ最終決断。
切ないわー。
主人公のお仕事の描写が細かくてマル。
彼女さん、何かわけありだと思ったら・・・。
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何だかなー。帯に感涙必至みたいなん書いてあったけど、全然泣けなかった。切ないのは分かるけど、心動かされるものが無かったかな。
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奇想天外な物語。「世にも奇妙な物語」でドラマ化されそうな話でした。
もし、「自分が他人の死期」を知ること能力を持ったとしたら、どうするだろう。自分の命と引き換えに、他人の命を救うために頑張ろうとするだろうか・・・
ストーリーは、主人公の幼少期のトラウマと彼女や職場の人間関係を織り交ぜながら葛藤する展開を描く面白いものでした。
「永遠のゼロ」、「海賊と呼ばれた男」・・・に続き、人間の命のあり方を自問自答する百田ストーリーに、またしてもやられた!の本でした!
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幼い頃に家事で家族を失い天涯孤独になった慎一郎。ある時、人の死期を見ることが出来る力に気がつく。
死期を迎える人間の身体の一部が、透けて見えるのだ。
その力を生かして人の命を救うのか、そのためには自分の命を犠牲にしなくてはならない。
自分の命を大事にしたい、けれど、他人の命を見て見ぬ振り出来るほど自分は強くない
大切な人も出来たが、彼女を守るには自分が犠牲になる他なかった。
切なく愛あふれたラストに感銘を受ける
さすが百田さんだと感じた。
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人の死期が判る主人公慎一郎。幼少の頃家族と死別した為、自分の殻に閉じこもっていた彼が死期が判る能力を手にしたために、自分の世界が変わっていき・・・
読んでいると主人公の内情の変化が、「わかる」と思いつつも、能力を手にしたことで世界が変わってしまった彼に同情してしまうと共に、人間味あふれると素直に思った。子供の描写を用いたシーン、本当に眼に浮かんでしまいます。
エピローグは本当に泣いてしまうほど、この小説の感動が濃縮されていると思いました。
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まあまあ面白かったけど、そんなに感動して涙するほど盛り上がらなかった。自分は主人公のような行動は取らない。人間が運命を変えていいわけがない。
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「他人の死の運命」を見る力を手にした男の愛と運命の物語。
不幸な生い立ちの主人公が過酷な力を授けられたことにより思い悩みながらも、少しずつ幸せを掴んでいく姿を思わず応援したくなるように読み進めていきました。
この不思議な力によって主人公の運命が大きく変わっていく発想は、物語に大きな展開を繰り広げていくことに成功していると思います。
ただ、最後にわかる謎の部分は、後半予想していたとおりであり、それが結末の展開につながる部分は、自分としては納得できないところもありました。
自分だったらと考えさせられることが多い物語でした。
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幼い頃から天涯孤独の身の男がある日突然"他人の死の運命"を視る力を手に入れ、生活が一変。
初めて女性と愛し合うことを知った男はその力で死の運命と命のあり方に向き合っていく…。
みたいなお話(°ω°)←
百田尚樹の、読者を裏切って裏切って惹きつけるってカタチが次々出てくる面白いお話でした!
ただ最後がどうしてもぼくは納得いかなくて…っ!あの愛の在り方はぼくは納得いかないっ!好みの話しかもしれないけどっ!
愛と命について自分だったらどうするかをずーっと考えてしまう作品でした!百田尚樹、上手!
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近い将来死ぬ人が透けて見える能力を持つ慎一郎。
もしその死ぬ人の運命を変えてしまうと、自分の心臓に負担がかかる。
バタフライ効果が作中取り扱われているが、
結局とらえ方次第で、どんな行き方をしてもこの能力を持った人間は寿命を縮めることになっていしまう。
その辺にこの作品の設定に限界が感じられる。
葵が同じ能力を持っているのではないかというのは、割と早い段階で感づいていたが、恋人の死の予兆を見逃すところに残酷さを感じました。
そこそこ面白かったけど、結末に納得がいかないので、評価は低めです。
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天涯孤独の身である木山慎一郎が、突然「他人の死の運命」を視る力を手に入れたことにより彼自身の運命も変わってしまう。生死を賭けた衝撃のラストシーンが胸を打つ物語。
もし自分にその能力が身に付いてしまったらと思うとゾッとする。「知らなくていいこと」って、やっぱり知らなくていい。古今東西、超能力者の物語は苦悩と葛藤と悲劇がつきものだが、彼の最終決断を心から拍手を送れない自分の弱さを知ってしまった。