紙の本
全体的に物語が纏う雰囲気が好ましい。
2021/07/26 14:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
かつて一世風靡した作家と聞いて興味はあったけど、なかなか手に取らないまま。可愛い表紙で復刻したのを機に読んでみる。のんびりした雰囲気を纏った物語が、THE昭和。あたりまえなんだけど...。とくに登場人物の、独特の言葉使いがそんな雰囲気を醸しているんだろうか。物語は、ストレートでハッピーエンド。往時の大衆小説かくありきという感じだ。
投稿元:
レビューを見る
主人公は10歳の女の子。その周りで様々なことが起きるドタバタコメディ小説。いつも思うが、獅子文六の作品はテンポがいい。話の展開も面白いので、どんどん作品に引き込まれてしまい一気に読んでしまう。おすすめです。
投稿元:
レビューを見る
生意気で気が強い悦ちゃんはパパと二人、気ままに暮らしていたが、ある日パパが再婚することになって…
フランス映画のような洒落た出だしから東京の下町の様子にスライドしていく様は見事。
投稿元:
レビューを見る
父の再婚を巡って悦ちゃんはデパートのお姉さんを推薦。物事(人物)の本質を見抜く力は、案外子どもの方が持っているのかも。
投稿元:
レビューを見る
あまりにリズミカルな文で、するすると読めてしまった。
時代は違ってもそれほど変わらない人々の心模様がおもしろい。
投稿元:
レビューを見る
こましゃくれた口の悪い悦ちゃん10歳。父に勧められて読んでみた。
ママがいない切なさ、パパへのツッコミ、カオルさんや伯母さんへの悪態などなど、悦ちゃんの姿に心を痛めたり笑ったりしながら一気に読んだ。
読んだら誰でも悦ちゃんに会いたくなるはず。
父が「悦ちゃんには幸せになってほしいよ。」と言った時、私も本当にそうだと思った。
投稿元:
レビューを見る
まさか、フィナーレで舞台があたしの地元に移るなんて思わなんだ。
悦っツァンに異母兄弟ができるまで読んだ
投稿元:
レビューを見る
最初から最後までずっと楽しかった〜。
登場人物それぞれが人間臭くて、愛着が持てるキャラクターだった。
おませな悦ちゃんに呑気なロクさん、美人で苦労人のお鏡さん。みーんな幸せになって欲しい!と願わずにはいられなかったな〜。
投稿元:
レビューを見る
理想のママを探す悦ちゃんの奮闘。見合い相手に振られたパパは大阪に行っちゃって…
ストーリー展開はさすがに時代を感じるが、世相や情景はモダンで明るくてすがすがしい。
投稿元:
レビューを見る
※NHK土曜時代ドラマ「悦ちゃん 昭和駄目パパ恋物語」についてのレビュー。
-------------------------------------------------
さえない作詞家の中年男に突然訪れた、 人生最大の「モテ期」。
・・実はそれは、亡き妻の忘れ形見、10歳のおてんば娘が仕組んだことだった!
ほのぼのコメディ・ドラマ。おてんばで父想いの悦ちゃんと、自由人で娘想いの碌さんの温かい親子の絆を描く。
体たらくな碌さんのため、ママ探しに奔走する悦ちゃんが健気で可愛らしい。
そんなある日知り合った心優しいデパガの鏡子さんは、やがて碌さんと相思相愛になり、悦ちゃんもすっかりお気に入り。
しかし鏡子さんは、男手ひとつで育ててくれた職人の父親の薦める結婚話を断り切れない。
そのうえ碌さんは、姉から紹介された財閥令嬢に惚れられて、姉夫婦と令嬢家族は結婚話をどんどん進める。
周囲の人を慮る碌さんと鏡子さんは、想いと裏腹に次第に距離を置き始める。二人と悦ちゃんの行く末は・・・。
普段 人に迷惑をかけないように生きる碌さんと鏡子さんが、自分の想いを貫いて結ばれるラストはまさに大団円。
幸せそうな悦ちゃんの笑顔にこちらも自然と笑みがこぼれる。
ほのぼのとした幸福感につつまれるお話でした。
投稿元:
レビューを見る
ドラマが良かったので読んでみた。原作のほうがパパの駄目振りが際立ち、夢月やカオルさんもより一層嫌味が増している。悦ちゃんの奔放ぶりや池部夫妻の義理人情ぶりも、すべてデフォルメされている。そのせいか落語を聞いているような面白さがある。現代人は直ぐにリアリティを追及してしまうが、フィクション故に感じるものもあると思う。
投稿元:
レビューを見る
どうしてこんなに噛み合わないのとヤキモキしな
がら読んだ。
それでもいい家族だと思えるのはお互いがお互いを思っての行動だから。
当人たちの真剣さが可笑しくてたまらなかった。
投稿元:
レビューを見る
悦ちゃんが可愛い。悦ちゃんの境遇にはらはら、父親・碌さんの体たらくにイライラ。悦ちゃんがどうなるか、先が気になって一気に読んでしまった。大人達の物語はご都合主義的ではあるけれど、まあご愛敬。ラスト、何とも悦ちゃんらしい一言に、拍手喝采。「よかったね、悦ちゃん」って声をかけたくなった。
投稿元:
レビューを見る
ドラマをみてとても良かったので原作を読んでみました。ドラマとは違う展開になりつつも、これはこれで楽しめました☆それにしても、碌さんの無責任といったらね!呆れました。それほど感情移入したのかなf^_^;脇キャラもとても良くて、ドラマよりも深い感情が描かれていました。とにかくこの作品がなんと80年も前のものだってことに驚きます。全然今の時代と変わらないし!今時の若者は…ってのが、本当に今の若者と変わらなくて笑ってしまいました。この作者の別な本も探してみたいです。
投稿元:
レビューを見る
途中、碌さんがロクでもないわカオルさんが憎らしいわ悦ちゃんが可哀想だわで泣きそうになった。
夢月やカオルさんはもっと懲らしめて欲しかったけど、鏡子さんが幸せならそれでいいや!