紙の本
少し残念
2017/11/06 15:10
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投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の著者の他の書籍である「武器としての・・・」というシリーズを読んでとても役に立ったので本書も期待感を持って買ったのですが、少々期待外れでした。ノウハウ本を期待していたので・・・。でも一般的な経営戦略の入門書と考えれば良書の部類だと思います。
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雑学として
2016/04/01 20:05
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
けっこう面白い。なんとなく受けを狙ってる感もあるけど一つ一つ具体的な事例を扱ってくれているので通勤中の暇つぶしになかなか便利です。
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『戦略がすべて』
2016/03/08 04:58
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投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る
AKBから始まって東京オリンピック招致、就職活動に地方創生まですべてストーリーがあってのもの。
それらを解説しながら市場で勝ち残る方策を示す。
販促などの活動に悩む人だけでなく、ありとあらゆるものが今やストーリー・戦略をもっていなければそう簡単に売れるモノは出来ないことを示す。
現代の経済事情の裏面を考えるのに好いかもしれないが、あまり策を弄しすぎるのもどうかと個人的には思った。
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24つの時事ネタからその背景やカラクリを戦略的に思考してみる本。給与の差は所属企業が社員に与える資源量で決まるというのは、なるほどと思った。
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【2015年28冊目】
各章ごとの具体的ケースを眺めた後に最終章のまとめを読むと「戦略」とは何かがよく分かります。
企業にいると戦略の重要性はよく分かっているが、実際に戦略の絵を描ける人材はそうはいないことも知っている。
自分がコモディティ化しないための仕事術を考えないとなーと思いました!
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本屋で立ち読み。
タレントを提供するビジネスでは、プラットフォーム戦略が有効。
タレントを生み出す不確実性、稼働率の限界、売れた後の交渉力の移転、といった問題を最小化する。
また、プラットフォームという観点では、鉄道事業も近似している、という指摘。
キャリアとしては、付加価値額✖️労働分配率が賃金額なことから、付加価値額が高いビジネスか労働分配率が高いビジネスな関わるのが賃金が高くなる。
その意味では、ファンドで投資家側にまわるか、ファンド投資先経営メンバーとしてストックオプションを付与されながら儲かる仕組みづくりに関わる、というのが一例。
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これからの社会を生き残っていくのに、どのような戦略が重要かという著書の得意分野。
プラットフォーム側になれば、つまりはAKBを運営する側になれば、リスクも分散されて、仕事も調整しやすくなる。元締めが儲かるのだ。
これまでの著者の作品がどれも質の良い物だけに期待が高く、今回の作品は新書のためか質量ともにやや物足りなかった。
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ベンチャー企業が非連続に変化して成長するときの全長として、優秀な人材が次々と転職して参画するという現象がみられる
一見良い兆しに見えても実は衰退している企業の全長としては大量採用が行われ、学歴、社歴、職歴などのレジュメの見た目だけはよいが、個々人をみると個人の成果がハッキリしないという人材がかき集められるケースである
まず、どの土俵なら勝てるかを見極め、勝てる土俵を選ぶ
楽勝できることを徹底的にやる
どの領域が勝てそうか見極めたら、次に資源をどう投入するかを決める
場を作る 物理的な設備の効果だけでなく、ネットワークとしての効果も大きい
資金援助を切実に必要としている人に対して、直接投資することが「カネ」の最も効率的な使い方
才能と努力を成果に結びつけるには戦略が必要だ
多くの組織で基本とされている合議制は、決してベストの結果を生むものではない
イノベーションは少数意見から生まれる
ハイリスクハイリターン型の投資に一定の予算を割り当てない限り、その企業が先細りになることは避けられない
現代においては、書籍などで学ぶ知識だけでなく、教養としての人的ネットワークの重要性が増している
自分の仮説と逆の考え方や事実を探し、それがどの程度信頼できるかという、反証的な視点で検証していく
インターネットによる情報爆発は、世界をつなげるという理想と裏腹に、自分の狭い認識をお互いに再確認しあうとう真逆の社会を生むことにもなっている
教養に一つの昨日は、アラン・ブルームの言葉を借りれば「他の考え方が成り立ちうることを知ること」にある
多くのイノベーションは、他の異なる考え方を組み合わせることによって生まれる。そうなるとイノベーションを起こすための隠れた武器庫は、自分のしらない思考様式、学問体系、先端的な知識にならざるを得ないのだ
何が教養か。極端に言えば、それは自分と異なる思想すべてを指す
ローレンスJピータ教授 組織労働の法則 ある職階のなかで、成績の良い者が上位の職階に上がり、成績が悪いものはその職階にとどまる
地方議員の位置づけ 単に地元の議会のメンバーというよりも、身近な代理人、市民向けロビイストといったほうが実は大きな可能性を秘めている
日本という国は、初期に成功を収めても、戦略がないために最終的に失敗してしまう。だからこそ、日本人の組織は、意思決定のまずさを現場の頑張りでなんとか解決しようとする
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努力で全てが報われると日本人は思いたがるし、上手くいかないと努力が足りないなんて言い訳したがるけど、それよりも戦い方をちゃんと考えないといけないのね。コモディティ化されるのはある意味楽だけど、楽に流されないようにしたい。
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様々な時事問題を題材に、戦略的思考の重要性を説く。
取り扱うジャンルは、ビジネスのみならず、労働、情報、教育、政治など多岐にわたる。著者の戦略的思考と「格闘」するため、折に触れて読み返したい。
戦略とは、他とは違うアプローチを模索すること。理論や手法を学ぶだけでなく、何度も実践すること。
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20160106
戦略がすべて
1/2
高額な報酬を得るためには、儲ける仕組みを作る側に入る必要がある。ぷらっとふぉーむをつくる。
アイドルは当たり外れが大きいが、akbのような仕組みを作れば継続して売れ、またタレントに対する交渉力も維持できる。
プラットフォームは、ブランドの価値を高めることが大切。
RPGを最短でクリアするか、必要以上にレベル上げしたりすべての要素を丁寧に無駄に回っていくか。前者が経営に向いている?後者は自己満に走る?
1/3
人材の移動は企業の内部情報を表している。新規事業のための人集めや、逆に良くない社内情報を得た退職など。
また、働く上では今の仕事で社内をリード、変革し、変わるリスクは会社に取らせ、自分は社内で目立つこと。
起業をもしする場合は、自分の業界を熟知したうえその分野ですべき。
1/4
プロジェクトは、まず「勝てる領域」を見極め、選ぶことが大切。例えばロンドンオリンピックでは、「場」としてNTCというトレーニングセンターを作り、現地では舞台裏の「ヒト」であるコーチやスタッフを工夫、またマイナー競技者には直接「カネ」で援助も有効。こうして、メダルの取れるマイナー種目や水泳などで力を上げた。
1/5
人脈。自分の知識は限られ、アップデートも追いつかない。教養としての人脈を意識。同じような人と付き合っても新しいものは生まれない。
未来予測はビッグデータでよく行われるが、そうでなく極端なケースから予測するのもあり。北海道は札幌に人が集まり、新製品のテストがよく実施されてる。北海道から始まるものあり。セイコーマートの展開は注目されており、コーチャンフォーという書店チェーンにも注目。都市部への人の流れをせきとめるか。
ネットメディアはpvで稼げるので、炎上は必然。炎上してアクセス増えたほうがいい。
また既存メディアもネットメディアとの競争に晒され、スクープなど信憑性の低い記事が増えがち。
誤報も多い世の中、裏を取るより逆を取る。自分の考えと逆の情報を集めることで、自分の考えの確からしさを検証。
若者とは仲良く。つながる。
タブレットは学生にとって当たり前、紙資料での会議は電子化されていくだろう。
古いパラダイムを知らない方が有利になることも。
現代は情報が多すぎる。情報をせき止めて選別してくれるニュースアプリが任期。
また、Facebookのように広くつながるものより、LINEのように特定の人とつながるものが優勢。
そうやって決まった人々が集まることになると、違う考えを取り入れるために教養ブームが起きているのでは。
普遍性を持つ考え方が必要。社会とつながるため、イノベーションを起こすため。
教養とは、自分と異なる思想すべて。異なる思想に触れること。
年功序列型企業と若くして成果を期待する企業、後者に優秀な学生が流れる。前者は学生の質が落ちたのではなく、優勢な学生が受けなくなったと考えるべき。
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『僕は君たちに武器を配りたい』がとってもよかったので、新刊を買ってみたものの、少し説教くさくてイマイチ。
とは言え、頭に置いておきたい、時々読み返して襟を正したい言葉ももちろん。
また、大学生に何を求めているか、という内容は本当にその通り。専門性というよりは、「学問を通じて身につけた論理的かつ体系的な思考力、視点の多様性、文章を中心とするコミュニケーション能力など」だと思います。
「近頃の若者に苦言を呈する人たちは、自分の頭の古さや、あるいはダメな若者しか集まってこない自分のネットワークに危機感を持つべきだ」p157
「教養の1つの機能は、アランブルームの言葉を借りれば「他の考え方が成り立ちうることを知ること」」p163
「極端に言えば、それは「自分と異なる思想」全てを指す。自分が普段手に取らないような分野の書籍、雑誌を読むこと、普段自分が出会わないような人がいる場所に行くこと(これは簡単位言えば外国だが、物理的に日本の外である必要もない。」」p165
「(企業が求めるのは)学問を学ぶことを通じて身につけた論理的かつ体系的な思考力、視点の多様性、文章を中心とするコミュニケーション能力などを評価しているのだ。」p174
「身の回りに起きている出来事や、日々目にするニュースに対して、戦略的に「勝つ」方法を考える習慣を身につければいい」p252
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・戦略で勝つとは他とは異なるアプローチで勝つこと
・プラットフォームビジネスは非常に有効なアプローチ
-リスク軽減と持続的価値の維持向上が望める
✔e.g.AKBやコンサルファームも同じ
・人材ビジネスは限界があり、プラットフォームへの移行が大事
-属人性があり売れるかわからない成功の不確実性
-稼働率の限界
-売れるほど主導権がタレントに(交渉主導権の逆転)
・プラットフォームのキモは「集客」「ビジネスモデル提供」、「プラットフォームの管理」の3つ
・熟知している業界で足りないビジネスをやることが有効
-足りない感を充足させるモデルがささる
・自分の仮説とは逆のスタンスで証拠を取りに行くことも大事
-仮説ドリブンだと都合のいい情報を集めるワナあり
・実際に経験して実践を積むことが戦略構築に重要
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この筆者は今までの著書で繰り返しコモディティ化した人材の価値の低さについて指摘している。
なんか読んだことあるなぁと思ったら、日経プレミアPLUSの連載記事のまとめだった。あの新書サイズの月刊誌好きだったのに廃刊になっちゃったんだよなぁ。
さて、戦略です。
日本人は戦術は良いのに、なぜ戦略を立てられないのか。
一時期よく言われていた出口戦略が描けない。いったい、落としどころは何なの?という仕事が昨今多い。
個人的にも仕事の進め方について、仕事に取り掛かる前から落としどころを考えるようになってしまった。いいのか悪いのか。
会社にも個人にも戦略が必要だそうです。
人と同じことしていても仕方がない。さらに、やることがないなら面白いことをしたい。そう常々思っていますが、別に戦略的問ことではないです。バカですし。
戦略が重要だということはよくわかる。よくわかるが、特に意識せずにのんびり生きていこうと思います。
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始まったばかりながら成功の見込みがある事業に投資するエンジェル投資家でもある著者による、成功のための条件についての考察。高等教育に携わる身ということもあり、大学や高校に関連した話も多い。
一見独自性に満ちていてそれがなければ生きていけないかに思える映像や出版業界が実際にはマーケティングの良し悪しにより多分に支配されており、よいストーリーと言えるもの自体がコモディティー化しているというのは、頭では分かっていてもなかなか実感として持ちにくいものであったが、本著でそれをより現実的なものとして認識した。北海道が日本の縮図でありサンドボックスである話と、英語(個人的には国語教科もそうあるべきと思うが)の試験が実は論理的思考力や判断推理力のメルクマールになるという見方も面白かった。コンピューターの普及によりコモディティー化した人材は次第に淘汰され、人と人との有機的な繋がりの中で様々な考えを比較検討し冷静に回答を出して大胆に行動できる人が活躍していくというのは、自分がそうなれるかはさておき、そうだろうなと思うところである。