紙の本
大人になると
2019/09/16 10:51
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
わかっているけれど、どうにもできず目をそらしていることがたくさんあるけれど、それを子供だと、大人が気づかない目線で気づくことがある。「わたし」のアイデアを大人である自分も参考にしたい。
紙の本
『バイバイ、わたしの9さい!』
2018/06/03 19:12
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
十歳の誕生日を前に、いてもたってもいられなくなったタマラ
「自分がどうやって大きくなっていっているのか、見たいんです。毎日毎日、ちょっとずつ大きくなっているのに、自分ではそれがぜんぜんわからないって、すごくヘンでしょう? わたし、もうすぐ十さいになるんだけど、そのときにいったい自分のなにが、どう変わったのか、ちゃんと知っておきたいんです」
そんなときに目にした新聞広告
《世界では、四秒にひとりが、飢えで命をうしなっています。》
タマラにできることはなんにもなくて、悩みは深くなるばかり
いったいどうしたらいいんだろう
考えに考えて考えぬいて、ふいにうかんだ人生最高のアイデアとは...
哲学と行動の国フランスからすべての子どもたちへ
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まもなく10歳になるタマラが偶然目にした新聞記事で四秒にひとりが飢えで命を失っていることを知ります。そのことにまわりの大人たちなどが知りながらもなにもしていない現実となにも出来ない自分に悲しくなります。
でもなにかやってみなくちゃと行動に移した彼女の姿に心打たれました。
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わたしはもうすぐ10さいになる。もうニ度と両手で年を数えられなくなる、そんな特別な10さい。だけどニュースをみてびっくりした。世界には困ったことがいっぱいあふれているみたい。苦しいくらい世界のことが心配になったわたしは、自分にできることをさがしはじめた。だって、大統領やおとなたちには、世界をちゃんとしたものにすることができないみたいだから。そこでわたしがやったことは…。
純粋な子どもがまっすぐに歩いていく先に見えるもの。それはすべての解決ではないかもしれないけど、心に温かい光をともすことは間違いありません。
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タマラはフランスにすむもうすぐ十さいになる女の子。せかいには うえや せんそうでくるしんでいる子どもがたくさんいることを知り「大きくなったら 大とうりょうになろう」と思います。でもそれはまだまだ先のこと。「わたしが今、できることは?」と考えたタマラは、ある人に てがみを書くことにします…。
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10歳になると、今までとどこが変わるんだろう。そう思いつづけていたタマラ。ある日新聞で、飢えた男の子の写真と、「世界では四秒にひとりが、飢えで命をうしなっています」という一文を見て、自分がそれまで気づくことのなかった問題に気づく。ニュースを見ると、心配なニュースばっかり。どうしてみんな、平気で生きていられるんだろう!
タマラは爪をかんでふさぎ込みながらも、問うことをやめない。早く大統領になって問題を解決できるようにならなきゃ。でも調べてみると、23歳にならないと大統領にはなれない。
問いと行動をつづけるタマラは、フランス大統領と、アメリカ大統領、そしてサッカー選手のジダンに手紙を書く。
「どうしてみんな平気で生きていられるんだろう」っていう気持ちはわたしも子どものころ毎日味わっていたのでよくわかるけど、わたしの場合はヒポコンドリーで、病気になって死ぬんじゃないかとそれがすごくこわかった。こんなに目が外に向いていなかった。
問いはじめたら、答えの出ないまま自分が食い尽くされてしまうほど世の中は問題だらけだけど、おばあちゃんの口グセである「雄牛は角をつかむべし」を胸に、その問題(そして自分のなかの不安)と真正面から向かっていくタマラは、勇気があってすがすがしい。
今、日本では、10歳になる学年で「1/2成人式」というのをやるけど、制度化してしまうとどうしてもおざなりになるというか、形だけのものになってしまいがち。それよりみんなこの本を読んで、9歳のわたしと10歳のわたしはどうちがうんだろう、どんなふうにちがう人間になりたいんだろうって考えたらいいんじゃないか。いや、それも制度化したらただの読書感想文になっちゃうか(^_^;; ともあれ、「問い」というのは、行動もともないうるものなんだということを教えてくれる本だった。
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もうすぐ10歳になるタマラはフランスの女の子。
10歳って特別な歳だと思うし、大人もそうは言う割には、自分の10歳の時のことはうろ覚えだったり、たいしたことなかったり。
時が流れるってどういうことだろう?
ある時タマラは、ニュースで、世界にはご飯が食べられなくて死んでしまう子どもがたくさんいることを知る。いろんなニュースが報道されて、大切にな事がおざなりにされていたりすると思う。
自分も何かしなくてはと思うけど、パパもママも困った顔をする。寄付したり、この人はと思う政治家に選挙で一票を入れるけど、それ以上のことはできない。悲しいけど、困っている全ての人を救うことはできない、と。
タマラは行動することにした。
フランスの大統領と、アメリカの大統領と、サッカー選手のジダンに手紙を書いたのだ。
思い込んだら一直線!
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10歳の誕生日を目前に、社会の問題に興味をもち、解決せねばと考えはじめる女の子の話。前向きに行動するたくましさが頼もしい。音楽を聴くところ、社会問題を知りつつ何もしない大人たちを目前にして悶々とする気持ちなど、心境が伝わってくる描写でした。
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#バイバイわたしの9さい
#ヴァレリーゼナッティ #読了
#伏見操
10歳の女の子がここまで感受性豊かに社会の出来事を見つめ、行動できたらすごい。
グレタさんを思い出した。社会問題に向けて行動できる人でありたい。微力でも。遠くの国で起きている出来事に無関心ではいたくない。
#文研出版
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図書館本。10才の誕生日を前にして、世の中の不条理なあれこれについて気がつく。大人は知ってるの?ママは知っていてしらんぷりができるの?なんで?と疑問がもくもく。そして、大統領とフランスのスーパーサッカー選手に手紙を書く。一緒に解決しましょうって。その行動力と熱いハートと。私は面白かったのだけど、長女は「普通」だそうです…。