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紙の本
映画版『怒り』の副読本として、読む。
2016/11/30 02:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうも映画のもやもやがおさまらないので、原作を読むことにする。
あ、「もやもやした気持ちのままの映画がイヤ」ということではない。
もやっとした気持ちはあれど、それはそれで受け入れられるとか、むしろはっきりしないことが心地よい映画もある。
でも映画『怒り』は、私の中ではそうではなかった、ということだろう。
あのオチさえ違う形であれば、『横道世之介』は好きな作品として人に薦めたかもしれない。 吉田修一はあたしにとって、「なんだか“おしい”作家」である。
さてこれはどうだったのかといえば・・・先に映画を観てしまったので、特に衝撃は受けなかった・・・というのが正直なところ。
あえてなのだろうけれど、妙に俗っぽい言葉を選んでいる気がして、ちょっと落ち着かない気持ちにさせられた。 リアルタイムのある<ひととき・時代>を切り取ったのかもしれないけど、2016年の終わりに読んだだけである種の“古さ”を感じてしまったから。 ずっと読まれるものにする気はないのか、それとも何十年かたてばそういうことが気にならなくなるのか。
映画では中途半端な感じがした刑事さんに、こういう設定があったとは・・・というのは原作を読んでよかったところ。 同じような言葉を告げても、呼び止められることもあれば去ってしまう人もいる。 そういう理不尽さというか、人の心の不可解さが浮き彫りになる対比として重要だけれども、映画でカットしたのは正解だったと思う(<謎の三人の男>に集中できない可能性が出てくる)。
それにしても、やっぱり『怒り』という感情の正体がよくわからない・・・。
泉ちゃんと辰也くんに関しては、映画の方がうまく処理されていた気がするけど、愛子が家出した理由は原作でしっかり明かされていたので「ダメな子だな、この子は」と思うことができた。
映画と小説とで合わせ技、という感じ。
そのへんも、『悪人』を越えてないかな。
紙の本
場所と男女がひとつに重なる
2021/05/18 17:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
東京・千葉・沖縄を行き来しながら、バラバラに見えていた事件が繋がっていきスリリングです。顔を変えて逃げ続けていく3人の男と、彼らと関わり合う女性たちの姿も忘れられません。
紙の本
人間性
2019/10/06 12:18
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投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
すべて終わってみれば、加害者も、社会の中の被害者ともいえなくはない。
けれど、この犯人の行動はやっぱり自己中であり、それ故に特定される。
どれだけ整形しようが、人間性までは変えられないものですね。
紙の本
信じることって...
2016/07/25 10:48
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投稿者:くまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人を信じること、自分を信じること。
どちらもとても単純でとてもむずかしいことなんだ。
世の中に、そして私の中にもあふれている「怒り」や「不信感」を増幅させないために自分に出来ることはなんだろう。
紙の本
映画が楽しみ
2016/03/15 18:33
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投稿者:ろぺ - この投稿者のレビュー一覧を見る
2016年に映画化されるということで、キャスティングも発表になっているので俳優さんを当てはめて読み進めることが出来て、そういう点では面白かったです。とにかく読む価値ありだと思います。