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紙の本
京都本
2019/02/11 06:23
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都の歴史を振り返りつつ散歩する本。これと言って真新しいことはなく、定番的な内容。新発見よりも基礎的な事柄のみを編集している。
紙の本
硬派な京都案内本
2016/11/26 20:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
グルメや買い物情報等抜きの硬派な京都案内本。
１５の散策コースを辿りながら歴史の痕跡を確認していくという内容です。第12章は大津から蹴上までのやや遠隔地コースですが、他は京都中心部（祇園祭界隈・清水坂・岡崎・京都御苑・鴨川・高瀬川等）および近郊（嵐山・宇治・岩倉等）の散策コースとなっていて、本書を片手に歩くと､様々な時代を手軽に追体験できるでしょう。
また、｢古都への人々の憧憬や思い込みにもかかわらず、平安京以来の京都の歴史や文化は、常に意識的に守られてきたわけでなく、応仁の乱、元治の内乱や天災で失われてきたし、原爆による壊滅の危機さえあった。戦後の高度経済成長をへてはじめて、平安京以来の貴族文化や、豪奢な桃山文化が、変わらぬ京都のイメージとして定着してきたのだろう（313ページ）｣とのこと。つまり、｢変わらぬ京都｣のイメージが形成されたのは最近のことであり、京都を代表すると言われる風景も、実は近現代の整備されたものが多いということには新鮮な驚きがありました。
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