紙の本
本好きさん、本屋好きさん、いらっしゃ~い。
2018/11/10 23:02
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投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライトミステリーで、本屋さんとくればツボにはまる人も
多いでしょう。
ライトミステリーと勝手に書きましたが、日常の謎というには
仕掛けられ感が強いですし、本格ミステリーでもありません。
それに文章のタッチがライトノベル的な軽さを
含んでいるのですね。
ビブリア古書堂シリーズの読みやすさを想像してもらえれば
近いと思います。本屋さんならではのうんちくもあって
楽しめますよ。
気にしていた作家さんなので手にしましたが、第一話の途中で、
これはどこかで読んだはずと気がつきました。
「本屋さんのアンソロジー」でした。
なんでも、アンソロジーへの参加をきっかけに、
登場人物たちを固めていったらこの一冊にまとまったそうです。
企画にずいぶん感謝していました。
たしかにお得なアンソロジーでしたし、雰囲気も良かったのですね。
出自がいいと楽しい作品が出てくるようです。
全部で四話あります。
本屋さんはいろいろなお客さんが来ます。
まずは困ったお客さん。
万引きがもってのほかなのは当たり前、座り込みも迷惑です。
立ち読みはそれぞれですが、平台の上に荷物を置きながら
なんて、やっている人はいますよね。
わたしも、あれはマジで許せないです。
シュリンク外し、ページを携帯で撮影、本の質問を
するふりをしたバイトの女の子のナンパ。
世の中にはアホがいっぱいいるのです。
逆に、行儀のよすぎるお客さんもいます。
整理屋、始末屋、情報屋と呼ばれています。
陳列の順番がばらばらになっている文庫本を、著者名・
刊行番号順にがしがし並べ直してしまう人ですね。
これ、わたしも気が向いた時にやります。
さすがに刊行番号順まではやらないですけれど。
第一話は、そんな整理屋さんにまつわるお話です。
楽しいですよ。いつも行く本屋さんが、ちょっと違って
見えるようになります。
続きを希望します。光文社さん、なんとかして下さいな。
紙の本
物語としては面白かったけど・・・
2018/06/19 19:13
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投稿者:文学少年A - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は書店員が本屋を舞台に様々な謎を解く物語であるが、感想として物語は業界用語や出版界にまつわる話があって、なかなか面白かった。ただ、作者のあとがきがなぜかこの本の内容と関係する話はありつつも、途中で何故かピータンやそれにまつわる話となり締めくくってしまう。せめてもう少し話題を盛り上げてほしい。
電子書籍
本好きの人には読んでもらいたい!
2017/04/30 21:17
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投稿者:百葉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋さんの裏話や、いろんな本が出てきて面白い!笑いながら読めるなかにも、紙の書籍の未来について考えさせられるものがありました。
もちろん、ミステリとしても、面白かったです!
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もとは、本屋さんのアンソロジーからうまれた一冊とのこと。相変わらずクスリとなる独特の注釈もさることながら、本屋に行くことが好きな人にはたまらない内容だと思う。
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『戦力外捜査官』の似鳥さんによる、
街の本屋さんのお仕事小説ですが…、
お客さんが持ち込むプチ不思議?を、
名物店長が鋭い洞察力で解き明かす、
コミカルタッチの作風が心地よく、
こぅいう切り口も、面白かったです。
4編の短編から成りますが…、
『本屋さんのアンソロジー』に収録され、
本作品の原案ともなった1作目が、
一番面白かったかな~!?
一方で、書き下ろしされた4作目は、
テイストが、少し変えられたためか、
ぜんぜん、悪くはないんだけどね…、
本作品としては、違ぅかな~とも…?
(少し甘めかも…)
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本屋さんを舞台とした日常の謎系ミステリー。
本屋さんの苦労がちょっと痛ましい感じ。
万引き犯は基本、懲役刑で良いんじゃないかな。
ひとつビックリする話があって、他の話を読み直してしまいました。
いや、油断した。(^^;
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予想を大分裏切り面白かったー。
最後の話はとても辛く、こんなに悲しい終わり方なのかと思ったけど、なるほどそーゆことねとニヤリ。
やっぱり本屋さんは素敵!
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本屋さんを舞台にしたミステリ。
働かない店長が鮮やかに謎を解きます。
1話目の話はどこかで読んだことがあると思ったら、
「本屋アンソロジー」に収録されていた話でした。
本屋さん情報がちょいちょい入れられてますが、
作者は本屋で働いた経験はないとのことです。
この作者の本はよく読むのですが、
今回もあとがきが面白かったです。
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小さな書店に持ち込まれる小さな謎。男子学生が彼女から突然送られてきた7冊の本の意味は。引越しの際に突然消えたサイン本の行方は。ポスターの落書きはいつやられたのか。いつも忙しくなるとどこかに行ってしまうけれどとんでもなく鋭い店長や、学生バイトだけど店長みたいな主人公や、元気のいい女子学生やすっとんきょうな推理をするおじいちゃんバイトなど、さまざまな書店員たちが繰り広げるお仕事ミステリー。
軽くテンポよくまとまった日常系ミステリー短編集。トリックも確かに書店員じゃないと解けないかも、というものが多くてよかった。ぽんぽん読んでいたのでラストはすっかりトリックにはまってしまって嬉し悔しい。あっさり読み物には良かった。
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大崎梢さんの成風堂書店シリーズと坂木司さんの和菓子のアンシリーズ+似鳥風味を加えた感じの作品。
人の死なないミステリーであっさりと読める作品。
成風堂書店シリーズや和菓子のアンシリーズが好きな人はオススメです。
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本屋さんを舞台にしたお仕事小説。3話目まではとてもコミカルに進むのにラストの話でやられた。まさかな〜と驚かされて、そして、何だか遣る瀬無い気持ちにさせられた。知人曰く、なんかゾッとした、とのこと。…自分も本屋に勤めてるから分かるかも。あとがきや注釈には笑かせてもらった。
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"「待ってやっぱり無理。私とってもか弱い乙女だから無理。青井くん手伝ってお願い。私の細腕じゃ絶対持てないと思う」
日販の十五号箱を二つずつ運ぶくせによく言う。「半分は明日にしては?」
「無理。これ今日中に持って帰らないと爆発するから」
「しないと思います」手前の二つを取る。「駅までですけど」
「やったあ。ありがとう。青井くん優しい。うちまでお願いね」
「駅のホームまでですね。了解しました」これを僕に頼むために残っていたのかもしれない。"[p.108_通常業務探偵団]
「7冊で海を越えられる」
「全てはエアコンのために」
「通常業務探偵団」
「本屋さんよ永遠に」
前にもこの人の叙述トリックにやられたことがあるだけに唸ってしまった。
あっ、て気付いた時の驚きと快感はとても好き。
微妙な距離感の会話と面白い注釈はこの本でも変わらず。
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書店員さんが主役のミステリ。言ってみれば書店員さんの日常ミステリ。
書店員さんの内情が良く分かるしミステリとしても充分面白い。自分も本屋にいれば何時間でも時間が潰せるので書店には頑張って存続して欲しい。昔みたいに良い時代が来ないのはどの業種も一緒。
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面白かった!
店長サンと青井くんの掛け合いが楽しい。
だから、最後のあれは、うそ、まさかと思いながら読んでいた。
そして、おおおっ、そうくるか、の展開がサイコー。
ところどころにつけられた注釈でも遊んでいるのもナイス。
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最初の『7冊で海を越えられる』で「あれっ!?読んだことあるトリック?」と思っていたら、『本屋さんのアンソロジー』で読んでた(^^;)ゞそして「本屋さんミステリなのね(^^)♪」と思って読み進めると、最後の『本屋さんよ永遠に』で泣かされた(T-T)本編も良いけれど、似鳥鶏さんの注釈とあとがき大好き(*^▽^*)