紙の本
40年代ショート・ショート
2002/07/30 00:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和40年代に書かれた筒井さんのショート・ショート集。筒井ワールドがかなり濃くでているので、くせの強いものもある。時が流れちょっと古くなってしまったものもある。
でもその中でも結構その変な世界を結構楽しめたりすると思う。個人的には「猛烈社員無頼控」や「ここに恐竜あり」などおもしろく読んだ。
それぞれのひとがいろいろな感覚で、楽しめる本ではないかと思う。
紙の本
昔のPTA
2021/10/05 17:13
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在のPTA問題ではなく、ひと昔前(昭和)のPTA問題について書かれたものだった。
青少年健全育成を訴える/管理を強いる=子どもの敵、のような。
いまのPTA問題は、共働き世帯が増えているのにも関わらず、「子どものため」との呪文で、保護者に不必要と思われる負担を強いたりするもので、時代の流れを感じてしまった。
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エロティックな短編が多かったように思います。誰かが心の中で思っているだろう事を包み隠さず書いてみたといったような作品が目立ちました。私自身率直に言ってしまいがちなことも書かれていたりして、共感できる話が多々ありました。
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全24編!?
詰め込み過ぎっすよ。
でもそれらひとつひとつがいちいち面白いから困る。
ショート故の読み方ってのがあると思う。
時間つぶしには最適だが、あまりのおもしろさに自分の時間を潰されちゃう可能性大。
気をつけろ!
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彼の特徴である風刺やブラックユーモアが見られるSF短編集。
個人的にはもっといい短編集が他にあると思いますが、好みの問題でしょうか。
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「秘密兵器」「遊歩道」「癌」「美女」「狸」「酔いどれの帰宅」「歓待」「いずこも愛は……」「落語・伝票あらそい」「弾頭軌跡」「2001年公害の旅」「モーツァルト伝」「ナポレオン対チャイコフスキー世紀の決戦」「カラス」「かゆみの限界」「ここに恐竜あり」「蜜のような宇宙」「猛烈社員無頼控」「最後のクリスマス」「女権国家の繁栄と崩壊」「くたばれPTA」「レモンのような二人」「20000トンの精液」「モケケ=バラリバラ戦記」
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古本屋で感動的な出会いをしました。
「かゆみの限界」「20000トンの精液」といった話が印象に残っています。
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ショート・ショート24編。
お風呂でちまちま読んでいた。
公害問題あり、アンチ「フェミニズム」あり、多元的宇宙あり…。
>モケケ・バラリバラ戦記
モケケっていう語感がいいなぁ。
オチがかなしい。
>ここに恐竜あり
「話せばわかる!」「話し合いで解決しよう」という話し合い万能主義(?)をおちょくっている。
中島義道っぽくて面白いな〜〜。
>モーツァルト伝
「馬から落ちて落馬した」のような変な文章。
わたしはこういうの好きだけど、人によって好き嫌いわかれるかもw
>レモンのような兄弟
「人類を平等に愛する」ことの行きつく先は、乱交パーティー???
シュールだ・・・
ちなみに「くたばれPTA」「女権国家」にもみられるけど、この人が女性をバカにしたような話を書くのは、
通っていた高校が元女子高で、肩身が狭かったからだそうな。
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2011.5.10(火)¥136。
2011.5.14(土)。
ショート・ショート全24編。 秘密兵器、遊歩道、癌、美女、狸、酔いどれの帰宅、歓待、いずこも愛は、落語・伝票あらそい、弾道軌跡、2001年公害の旅、モーツァルト伝、ナポレオン対チャイコフスキー世紀の決戦、カラス、かゆみの限界、ここに恐竜あり、蜜のような宇宙、猛烈社員無頼控、最後のクリスマス、女権国家の繁栄と崩壊、くたばれPTA、レモンのような二人、20000トンの精液、モケケ=バラリバラ戦記。
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ショート・ショート全24編。ほとんどの作品がS40年代発表。愛、憎悪、復讐、男女、性、戦争、公害、音楽、宇宙。さまざまなテーマに富んだ先鋭的作品集。最後の三作「レモンのような二人」「20000トンの精液」「モケケ=バラリバラ戦記」は個人的に至極印象的。
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「Parent-Teacher Associationに告ぐ」
あれがダメだとか
これがダメだとか
よくまー考えつくもんだ
常識きどって
ふんぞり返んな
とっとと くたばれ PTA
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短編集。
ブラックユーモアな世界観を堪能できる一冊。
【鹿児島大学】ペンネーム:墨子(すみこ)
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筒井ワールド全開すぎて一気に読んでしまった。24篇収録されているが「猛烈社員無頼控」とかのゴリ押しのボケが楽しいものや、表題作「くたばれPTA」を筆頭に「女権国家の反映と崩壊」「落語・伝票あらそい」などの女性を皮肉った作品も最高に面白い。恐らくこの時期から筒井さん自身もそういったヒステリックなファン・アンチに悩まされていたのだと思う。そういう言う意味では「20000トンの精液」のルナティックが常識を失したファンなのだろう。いやまぁとにかく面白い短編集でした。
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(1992.08.23読了)(拝借)
(「BOOK」データベースより)amazon
マスコミ、主婦連、PTAから極悪非道の大悪人と烙印を押されたSFマンガ家のとる道は?「くたばれPTA」。一卵性双生児の弟が、自分の恋人を奪った兄に奇想天外な方法で復讐する「かゆみの限界」。夜ごと10億の男たちと交わる処女「20000トンの精液」。ほかに「ナポレオン対チャイコフスキー世紀の決戦」「女権国家の繁栄と崩壊」など、文庫初収録の短編、ショート・ショート全24編。
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筒井ワールド、という言葉はなるほどなーと納得させられる。この人の作品の世界観はもはや固有名詞なのだ。解釈や理解なんて通り越して、この人の作品は望遠鏡を通して今まで見たことのない星を眺めるように見られればそれでいいんじゃないのかなー。なぜ物語がそう終わるのか。結末に理由はないんだよね。筒井氏が描いた世界観がそこにあるのみ。一枚の絵画のようだ。