紙の本
協調学習を効果的に行うノウハウ、ヒントを提供してくれます!
2019/05/26 14:36
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、今、注目のアクティブラーニングに欠かせない協調学習を効果的に行う方法について丁寧に解説された画期的な一冊です。協調学習とは、単に児童生徒が一緒に話し合っているというだけではなく、各人が問題意識を明確にし、それについてお互いに意見を戦わせながら、その議論の中で新しい思考が生み出されるという学習にならないといけないと著者はいいます。それだけに協調学習はなかなか難しいのですが、同書はそれを非常に分かりやすく、誰にでも実践できるように丁寧に説明してくれています。
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やっと出ました,「知識構成型ジグソー法」を詳しく扱った本が。
これまでは,「知識構成型ジグソー法」の紹介は,ネット上の論文だったり,いくつかの実践方法の紹介本の一部に入っていたりしたのですが,本書は,まさに,「知識構成型ジグソー法」に特化した内容となっています。
しかし,特化したと言っても,単に「知識構成型ジグソー法」の指導の仕方やマニュアルを紹介しただけの本ではありません。
「知識構成型ジグシー法」を中心にして授業研究することで見えてくるものは,〈人間の思考過程〉そのものであり,そういう人間の頭の働かせ方が分かることは,他の授業パターンを考えるときにも,効力を発揮します。
「知識構成型ジグソー法」の研究を牽引してくれていた三宅なおみさんは,残念ながら,昨年,急逝してしまいました。そこで,本書の内容も,三宅さんが書いた文章などを引用しながら,論が進められています。ご冥福を祈るとともに,今求められてきているアクティブ・ラーニングが,この本の中にずっしりと詰められていることも確認したいと思います。
本書は,主に高校の教員向けに書かれたということで,実践例は高校からのものですが,小中の教師が読んでも,十分な内容が詰まっていますよ。
「話型」から入りがちな小学校の先生達にこそ,読んで欲しいとも思います。子どもの思考って,話型から入っていたのでは,深まらないよ…って言いたいなあ。
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http://www.kitaohji.com/books/2932_1.html
http://coref.u-tokyo.ac.jp/
http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/5661
http://coref.u-tokyo.ac.jp/archives/14883
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ジグソー方のことがわかりやすく説明されています。実践があるのでより理解が深まる!
実践されている先生方の感想がとても具体的で、実際にやってみるときの参考になりそうです。
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知識構成型ジグソー学習についての本であり、タイトルの協調学習やサブタイトルのアクティブラーニングの内容や実践の本ではない。したがって、アロンソンのジグソー学習についての理論を日本に応用させるために次に読むべき本である。
実践事例集であるが、教科について理解度の事前事後調査、理論、学習の生徒個人の詳細な記述、指導案やシート、教師の事後の感想などとても丁寧に記載しているので、教師にとっても役に立つを思われる。