グレー世界の人たちへのインタビュー
2016/08/11 17:37
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投稿者:Freiheit - この投稿者のレビュー一覧を見る
グレーな世界で財産を築いている人へのインタビュー。グレーな世界から表の世界に移った人、表はまともな商売で裏はグレーな商売をしている人、肝心なところはインタビューに応じていないのは分かるが、限りなくクロに近いグレーな商売をしているのに税務署も警察署も介入できていない点が気になる。
堅気に近い人からヤクザまで
2023/06/24 22:24
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投稿者:ひでくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
悪人度はそれぞれ違っていて、デリヘル経営者のほぼ合法の人から、振り込み詐欺の元締め(これが一番悪人)
まで色々な人の商売の仕方が描かれています。興味本位で見る自分の様な小市民から、悪どく儲けようとする人の参考書的読み方まで、幅広く捉える事が出来ます。
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グレーと黒の境界は往々にして曖昧である。出てくる人物はほとんどが黒に近いが、異常なまでに慎重だったり準備が入念だったりする。ビジネスというか金稼ぎのために必要なマインドセットはこの人達が持っているようなものがひとつの形なのかもしれない。それにしてもよくこれ取材して本にできたなぁ。
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「まず朝早く起きて、やりたくないと思った仕事から始める。」
覚醒剤の購入場所を知りたければ、裁判所に行けばよい。
ポスティングチラシに5円をつける。
きわどいラインのビジネスだからこそ慎重に。
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グレービジネスのトップを走るそれこそ怪物達と言われる人々の紹介。直接彼らに取材をされた筆者の凄さも感じてほしい。共通して言えるのはみんながみんなクロにはならない、いやシロに向かって行く姿であろうか。成功者の殆どはグレーゾーンから攻めて結果大当たりし、いつかグレーを抜け出しシロになる。某USENだって最初は無断で電柱利用してケーブル引いてたし…
彼らの頭脳と言うか商才と言うか、なんなんでしょうか、デリヘル王の年商はグループ会社を含めて10億、出会い系サイトの帝王さんの月の利益は2,250万円、元ヤクザのFXの帝王さんは一週間で3億稼ぎ、それでも捕まらない、税務署入ってもお土産無し(やっぱり警察と税務署が1番怖いらしいw)との事。計算尽くされたグレービジネス、私は無理です、コツコツ頑張りますわよ。
因みに『六本木の帝王と関東連合』の章の多田達也さん(仮名)は関東連合を拡大させ朝青龍さんに殴らた方として有名です。本名は調べたら直ぐ出てくるので今更仮名って、多田さん!
多田(仮名)さんの話によるとネットでの多田さん伝説は盛りすぎらしく、現在の多田さん(仮名)は不真面目に生きてた分、この先は毎日真面目に生きて行くのがモットーだとのこと、うむ、素晴らしい。それでも稼ぐ川奈さん、天才です。
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題名に興味をひかれ購入しました。
様々なグレービジネスの裏側を経済的に知ることが出来ましたので
なかなか興味深く読むことが出来ました。
いろいろなグレービジネスがありますが、
やはりそこで成功されている人というのは、
実際の表のビジネスを手がけても
同様に成功は出来るのだろうなと感じます。
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グレーと書いていますがブラックです。
お金を稼ぐのは大変なことで、成功している人たちにはやはり何かしらの才能や運があります。たとえそのビジネスがクロであってもこの原則は変わらず、本書に登場する人たちにはある種の才能があることが分かります。
その才能を他で活かせばいいのにと思う方もいれば、クロだからこそ成功できた方も区々です。
知らない世界を知るという好奇心は満せますが、逆にこういうビジネスはなくならないんだろうなと寂しくなりました。
#読書 #読書倶楽部 #読書記録
#闇経済の怪物たち
#溝口敦
#2016年51冊目
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6月は、夏のボーナスが支給され、懐があたたまる時期。けれども、給料2ヶ月分なんていう額面は夢のまた夢。雀の涙ほどのボーナスの支給金額を見て「どこかにおいしい仕事はないだろうか……」と溜息をつく人も少なくないだろう。
ヤクザを中心に裏社会を描いてきたノンフィクション作家・溝口敦の新著『闇経済の怪物たち グレービジネスでボロ儲けする人々』(光文社新書)は、適法すれすれで金を稼ぐグレービジネスの「勝者」たちに迫った著作だ。ホワイトでもなく、ブラックでもなく、「グレー」というすき間で金を得る人々の姿から、いったいなにが見えてくるのだろうか? 本書の内容を見てみよう。
出会い系サイトの主宰者P氏は、オモテの稼業として広告代理店を営んでいる。社員100人のオフィスを構え、それなりに利益をあげているP氏はホワイトな世界でも成功を収めている人物。しかし、P氏が「ウラ」として営む出会い系サイトは、数あるサイトの中でも1、2を争う収益をあげているのだ。
そもそも、彼は出会い系サイトを手掛けるつもりは全く無かった。オモテの元社員が開発した出会い系サイト専用のシステムを「退職祝い」として偶然購入したP氏。このシステムは、サクラを雇い荒稼ぎをする出会い系サイトのビジネスモデルとは一線を隠し、システムによる自動書き込み、自動配信だけでユーザーとやり取りを行うものだった。このシステムの導入し、サイトを立ち上げると、目論見通り人件費がほとんどかからずにサイトの運営に成功。今では、月に1億5000億円もの売上を獲得し、利益は2000万円以上。そのすべてが懐に入るようになっている。
だが、P氏の「グレー」たるゆえんはそれだけでない。
P氏の運営する出会い系サイトでは、税金を一円も支払っていない。警察や税務署に睨まれないように、ダミー会社を仕立て、別会社として法人登記。さらに、会社所在地とは別のところに事務所を構えたり、従業員への給与も手渡しと、会社経営の流れを不透明にすることによって、当局からその姿を徹底的に隠しているのだ。かつて、出会い系サイト運営という疑いから、調査に入られたことはあったものの、税務署側は疑惑を立証することができず10万円程度の「お土産」で帰ってもらったという。
「性格的にビビリ屋だから、それが税務署対策、警察対策に役立った」というP氏。念には念を入れた対策によって、グレービジネスは成功を収めたのだ。
また、2014年まで「日本の危険ドラッグ業界の半ばを仕切っている男」と評されていたK氏は、酒もタバコも、覚せい剤にも興味がなく、風体も普通の人物。しかし、サブカルチャー的な興味からハッキングに手を出し、続いて独学で薬学の知識を身に付けることで、危険ドラッグ界の最重要人物にまでのし上がった。
2010年に流行した脱法ハーブ「スパイス」をきっかけにして、その世界のおもしろさにのめり込んだK氏。独自の研究の結果、「スパイス」の中心物質が「JWH-108」であることを突き詰めた彼は、この物質の製造を中国の工場に発注し、通信販売を始めた。最初の一ヶ月こそさっぱり売れなかったものの、その「効果」の高さが口コミで広がり、飛��ように売れていった。
それまで、危険ドラッグの業者にはヤミ金出身者が多く、薬学についての知識は誰も持っていなかった。一方、猛勉強によって「化学式を見ただけで、これはドラッグとして人体にどう働くか、おおよそ見当がつく」までに知識を蓄えたK氏のつくるドラッグは圧倒的なクオリティを誇った。「危険ドラッグに愛を感じていた」という彼のつくった会社は、最盛期には月商一億円を売上げたが、金よりも自分の作った商品が業界を席巻するほうが快感だったという。
しかし、2013年ごろから徐々に危険ドラッグに対する締め付けが厳しくなっていく。K氏はニュージーランドをモデルにした検査認証機関の設立、自主検査の徹底による危険ドラッグ業界存続を厚労省に働きかけたものの、残念ながらそれが奏功することはなかった。そして、社会の厳しい目から、ますますブラック化していく危険ドラッグ業界に見切りをつけ、あっさりとその業界から引退してしまった。彼にとって危険ドラッグの魅力は金や反社会的なスリルではなく、単純な「おもしろさ」だった。その証拠に、税務署に財務資料を提出を求められたところ、K氏のつくった完璧な財務資料に「これほどキッチリした財務資料を作ったのは業界でも初めてだ」と驚かれたという。
危険ドラッグから足を洗った今、K氏は他の「おもしろいこと」を探している。
上記の他にデリヘル、闇カジノディーラー、情報サイトの主宰者など数々の人々を取り上げた本書を読めば、グレービジネスといっても、濡れ手に粟の楽な商売ではないことがわかるだろう。むしろ、ホワイトな業界以上に真摯に、丁寧に仕事に取り組んでおり、その経営者本人は「ブラック」な人ではないこともしばしばだ。「オモテもグレーも同じように経営努力しているのであり、職種は違うものの、両者の間にさほど隔たりがあるとは思えない。ましてグレーは新規ビジネスに対する着眼と企画の点でオモテの発想と限界を超えている」と溝口はグレービジネスの実態を語る。
グレーかオモテかにかぎらず、どんな世界でも目の前の仕事に懸命取り組まなければ「成功」の二文字は見えてこないようだ。
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犯罪ではないが、スレスレでビジネスを展開している人たちのノンフィクション。
色んなビジネスがあるが、ここに登場する人たちは地頭がいいという特徴をもつ。そして、行動力がある。
ファーストペンギンであるため、儲かる。手口を公開しているということは、すでに別のシノギを見つけているのだろう。
ここまでいくとアートの世界だ。どんどん洗練されていく。すごい世界もあるものだ。
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出会い系サイト用のシステム さくらでなく自動応答 女は夢を見ている間はいくらでも突っ込む
株の世界で知られる歌
人の行く 裏に道あり 花の山 いづれを行くも 散らぬ間にいけ
仮想コイン ビットコイン 2番手はリップル
価格固定コイン、価格変動コイン
金は非課税が主流 日本、韓国、インドだけ消費税
金の価格は世界一定 香港で買って日本で売ると消費税分儲かる
金の持ち出しに問題のない国 香港、ドバイ、シンガポール
シンガポール 大華銀行 UOB 地下が金の売買
200万以上の取引には身分証明
犯罪性資金 土地も株も債権も買えず、預金できず、
遊興三昧とタンス預金
一億円 みかん箱一つ
金置き用 専用マンション
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ほとんど黒に近いグレーなビジネスをやって儲けている人たちに取材し、どのようにそのビジネスにたどり着いて運営しているかを聞いてまとめたものである。したがって裏が取れてるものではないので、これでも都合の悪いことは省略され、おもしろく脚色されているおそれは十分にある。
それでも、こんなに儲かっているのか、と驚いてしまう。いずれにも共通していると思ったのは、素早い行動力と決断力というか思い切りの良さ、そして集中して(徹底的に)取り組み、状況が悪化したら思い切って撤退する、ことである。
真っ白なビジネスでも勝ち組になれる人たちばかりである。新書で9人も紹介しているから、一人ひとりの内容が薄いように感じるが、それでもいろいろと知恵を絞っているこんな人たちもこの社会にいることを改めて知れたのは良かったと思う。
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私も、私の周りの人も(知ってる限りでは)グレービジネスの人はいないので、すごい興味深い内容!溝口さんの文章の力もあってか、さくさく読み進めてあっというまに読了。
グレービジネスといえども、本人たちの仕事のしかたや工夫はホワイトの人たちと変わらない部分もとても多い。朝早くおきたら、やりたくない仕事からやるというのはとても納得した。笑。ヤング・ヤクザみるべきか…
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金額やビジネス内容は食いつきの良さそうなものであるが、あくまでも雑な雑誌に寄稿されてそうなものばかりだった。美味しそうな匂いはしたが、食べてみたら味のしないガムのようでした。
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裏情報サイトの先駆者、出会い系サイト運営者、デリヘル運営者、危険ドラッグの製造、販売者、イカサマ・カジノディーラー、等々、完全ブラックとまではいかないがホワイトでもない「グレー」ビジネスで成功した人たちへのインタビュー集。中には完全ブラックビジネスと思われる事例もあるが、世の中らの裏事情が覗けて非常に面白かった。
個人的には「運が良くなる財布」の話が「あ~、やっぱりね~」という感じで妙に納得した。
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魑魅魍魎が跋扈するグレーゾーンの生き様。とまぁそういう感じ。いろんなカラクリがあるもんだなと思った。