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表裏一体の「烏に単は似合わない」「烏は主を選ばない」を経て世に出た八咫烏シリーズ第三弾。
今回はお家騒動から離れて金烏や山内を掘り下げる回。
そして正体不明の敵の登場。
次々と明らかになるこの世界のことが大変興味深くて面白くてぐいぐい引き込まれていく。
前作までと同様に仕掛けもしてあって、そういうミステリっぽいところもまた良し。
外の世界とか、まだまだ世界は広がっていくようなので今後も楽しみ。
しかし小梅ちゃん、やっと誤解とけたと思ったら雪哉が中央行っちゃうんだもんな……また出てくるかな……。
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緻密な世界観。まだ見ぬ奥行きの深さ。どれをとっても一級品。そしてシリーズ三作目にして物語の方向性も見えてきた感じ。次巻が出れば必ず読みます!!
あらすじ(背表紙より)
人間の代わりに「八咫烏」の一族が住まう世界「山内」で、仙人蓋と呼ばれる危険な薬の被害が報告された。その行方を追って旅に出た日嗣の御子たる若宮と、彼に仕える雪哉は、最北の地で村人たちを襲い、喰らい尽くした大猿を発見する。生存者は、小梅と名乗る少女ただ一人―。八咫烏シリーズの第三弾。
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頭からしっぽまでどこをとってもおいしいー!
前回、故郷に帰ってしまった雪哉と若宮の関係に
新に現れた敵
初めて訪れた地下街の迷路と、新キャラの朔王
事件の真相
金烏の正体
という様々なスパイスが、魅力的なキャラに絡まって
最後まで興奮の収まらない出来ばえになっている。
加えて、男に取り入る女を見事にぶった切るあの爽快感をまた味わえるのではないかという期待!
自作も早く文庫になってほしいー!
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またか!私はまた読み違えたか!!
前回の轍を踏むまいとかなり気合を入れて読みましたが、最後の最後まで「どっちか」判別つきませんでした。
ある程度の筋は合っていたので、まあ、よし。
文句無しに面白かったです。
金烏とは何ぞやという解が得られ、不知火とは何ぞやとが語られ、私としてはただただ唸るばかりです。
そーかー…そーなのか……
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シリーズ3作目。
電車内の広告に掲載されるようになりました。
シリーズとしても3作目ではあるけど,著者の作品自体がこのシリーズしかなく,デビューから5年くらいなのかな?(年1冊ペースで単行本は5冊出てるから)と考えると,急速に人気になりつつある注目作家です。
今作は1作目と同じく,プロローグで「なんとなく○○だろうな」と読者に先入観を与えた後,最後で「あれ?違った」と思わせるパターン。
プロローグがどう話に絡んでくるのかなって,先が気になって気になって。今回もさらさらと読んでしまいました。
金烏の存在意義なども見えてきた今作。終わり方が続きを期待させるものだったので,早く文庫化してほしい。なんで年1冊ペースなんだよぅ!
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既刊2巻が面白すぎ、今回は期待しすぎたかもしれない。
でも4巻目をもっと面白くするための巻と思えばいい。
八咫烏シリーズをどこまでも追いかけたい!!
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明日仕事なのに…
一気読みしてしまいました。
この世界に入る為の1作目
物話を始める2作目
更に掘り下げた3作目…といった印象でしょうか。
話を紐解く鍵は、1作目から散りばめられていて、それに気づきながら話が進んで行くのがちょっとした快感でした。
続巻もある…という話なので、楽しみにしています。
それにしても、このシリーズ、終着点はあるのかなぁ…
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文庫判、待ってした!前回朝廷を去ってしまった雪哉が出てきて嬉しい!そして、若宮に関するあれこれを知り大きな決意をする雪哉。物語の筋的には、こうやってメインに加わることがあって当然なのだろうけど、それでもやっぱり嬉しい。最後のシーンは涙が出ました。
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感想はブログでどうぞ
http://takotakora.at.webry.info/201607/article_4.html
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八咫烏シリーズ3作目。
前作、前々作にひねり(謎・トリック)が多かったせいで、今回も構えて読んだが、この作品に関しては素直に読んでいった方が良いです。
あまり疑心暗鬼になりすぎて読んじゃうとそっちに気を取られて物語の面白さが減るかも。
登場人物の誰をとっても魅力的ですね。それぞれに見せ場や文言があったりしていい感じです。
世界観もキャラも立ってるので、粛々と広がりある長い物語になるといいなぁ。
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いつのまにか「八咫烏」というシリーズ名が冠された三作目。今回は伝奇ものっぽさとスリリングな雰囲気を強く感じます。
前作まではまだ世界観的に未知な部分があって、良い意味でミステリアス・神秘的で、それに対する好奇心が読むモチベーションになっていました。
本作では八咫烏界の主要人物が出そろった上、八咫烏の外敵の存在と我々の住む現実世界との関わりが明らかに。またその結果、世界観的により「十二国記」に寄った感があり、オリジナリティーが少し減退した印象を受けました。
そのことで先の神秘性が薄れたことに加え、新しい魅力手的な登場人物登場が無かったことが、幾分か前二作より「薄味」になったように感じられた要因かもしれません。
単行本では既に4作目が出ていますが、文庫化まで待とうかなと思います。
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垂氷郷
少女
藤の矢
深層
涸れ井戸
不知火
著者:阿部智里(1991-、群馬県、小説家)
解説:吉田伸子(1961-、青森県、書評家)
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いっやー!!やられたね!叙述トリックは第一作よりも秀作だったように思う。加えて、世界設定や金の烏に関する情報がどんどん明らかになっていくことで、この物語がどう収束するのかがとても気になる。この作者についてはシリーズが終わっても追いかけたい。
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最初の巻ほどインパクトはありませんでしたが、終始タブーを突きつけられてる気持ち悪さがありました。
「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」
まさに。
今「烏に単衣は似合わない」のレビュー見直したら書いてありませんでした。リアルで書いておけばよかったと反省しております。
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相変わらず雪哉がかわいそうな扱いなんですけど(笑。
でも大きく歴史の歯車が動き出した感。
山内の外側ってそうなのかー!とか、新たなる脅威とか読み応えあったな~。