紙の本
モラトリアムに
2017/09/16 19:07
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
新たな1歩を。
本書は主人公がほんとうに空を「見る」ところから
物語が始まる。
空に限らず、ひとはモノや景色を
ほとんど「見て」はいないように思う。
楽しいことや幸せなことが
近くにあっても気づかないのは、
きっとそういうことなんだと思う。
紙の本
タイムリミット
2017/08/07 16:10
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
義元は、何も考えずに「いいんじゃないですか」が口癖で大学3年を過ごしていた。ある日、「空がどうして青いか知ってるか」と友恵に聞かれる。空を見上げても考えたこともなく、気象予報士の資格を持つ友恵に影響され、次第に空に興味を持つように。
やがて、就職活動の時期になり、何者でもない自分に気が付く。
大学生にも、タイムリミットがある、という事。これまでの安藤さんの作品と少し印象が違って、路線変更か?とも思いましたが、いろんな顔を沢山見せてほしいとも思いました。
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大学生の城山義元は、空を見ていた。やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。
特別なことは起きない。それはだめなことなのか? 就職活動が始まる。何を話せばいいのか? 漠然と、好きなことをやりたいと思う。それは甘い考えなのか?
からっぽの冒頭から、忘れられないラストへ――この小説が、答えだ。
第一章 天女
第二章 空へいざなう
第三章 そら見やがれ
第四章 ゆきあいの空
第五章 長い夏
第六章 テキーラサンライズ
第七章 ライク・ア・シューティングスター
第八章 斜陽の輝き
第九章 天使の梯子
第十章 グリーンフラッシュ
エピローグ
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いいんじゃないですか。
大学生時代に誰もが思いそうな事ですが、終盤に向けていい感じな話になってます。
特にばばぁの存在感がよい。
しかし、気象予報士を受けてみようかと思ってしまったのはヤバかった。ま、受験料が高くて思いとどまったわけだが。
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彩雲、笠雲、吊るし雲、環天頂アーク、幻日、グリーンフラッシュ。とにもかくにも空を見上げたくなる一冊。
「いいんじゃないですか」が口癖で何事にも自己主張が薄い大学二年生の義元。空に心惹かれてやまない友恵との出会い、そして彼女の言葉が、彼に変化をもたらしていく。
人生は取捨選択の結果、だから今の自分に言い訳はできないはず。色々な出会いに恵まれ、自分たちが積み重ねてきた時間に、「これでいいのだ」と言おう。
大学生が読むといいかもしれない。
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空が青い理由なんて、自分自身も考えたことなかった。
でも、この小説を読んで空の魅力を少し知った気がした。
301ページ、涙の雨が降ると帯に書いてあったで期待をしてたのですが??って感じでそのページを過ぎてしまってた。
とりあえず、行き詰まったり、息詰まったり、ふとした時に空を見上げてみよう。
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学生のうちの一番の悩みであるこれからについて、未来について自分なりの答えを見つけるためになにをすればいいかをもがきながら模索している。胸を熱くする言葉が多く学生である自分も心を動かされました。
是非、今未来に不安を感じている方やりたい事に素直に進めない方に読んでもらいたい一冊です。
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大学生の城山義元は、空を見ていた。
やりたいこともなく、ただ友人とつるんで毎日を過ごす。
そこに現れたのは“天気オタク”の女の子だった。
空が、友人が、猫が、歌が、写真が、彼女と過ごした時間が、義元の上に降り積もる。
特別なことは起きない。
それはだめなことなのか?
就職活動が始まる。
何を話せばいいのか?
漠然と、好きなことをやりたいと思う。
それは甘い考えなのか?
(アマゾンより引用)
マリーさんがめっちゃ好きだわ