紙の本
『ぼくたちのリアル』
2016/08/31 20:50
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんでもできて友だちからの信頼も厚い人気者の秋山璃在(リアル)
わけあって転校してきた色白で“美人”の川上サジ
平凡で地味キャラ、リアルの幼なじみの飛鳥井渡(あすかい わたる=アスカ)
5年生男子3人の友情物語をアスカの視点で描く
わけありげな名前が伏線に効いている
第56回(2015年)講談社児童文学新人賞受賞作
佐藤真紀子の挿絵が3人のキャラクターにぴったり
紙の本
人気者の幼なじみ
2016/08/11 14:45
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
みんなの人気者リアル、幼なじみのアスカ、転校生のサジ。3人の友情もの。
スーパーくんと比べられるのはいやかしら。
サジの想い人はたしかにバレバレ…というか隠す気あったの、この子?
紙の本
異色かも。
2017/05/23 19:56
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投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
完全無欠に見えるキャラクターを設定しておいて、じつは……とやるのはよくある物語の作り方だが、それにからむキャラクターにセクシュアルマイノリティを配置するというのは、日本の児童文学の中にはこれまでなかった構成。
作者の今後の作品も注目したい。
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ぼくの幼なじみのリアル。かっこよくて、正義感もあって、みんなの人気者。リアルが「アスカ」って、目立たないぼくのことをよぶと「なんで?」って顔をみんなする。5年生になってリアルと同じクラスになり、複雑な気持ちになっていたアスカ。そこに、きれいな顔をした少年、転校生サジが現れその関係に微妙な変化が現れる…。リアルの過去、サジの秘密、それぞれの抱える悩みを知ったときアスカは…。少年の心の成長をえがいた物語です。
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リアルはオンリーワンでナンバーワン。サッカーも勉強もそのほかなんでも得意なうえに、顔もスタイルもいい。しかも性格もいいときているが、おさななじみのぼくはそんなリアルが苦手だった。5年生ではじめて同じクラスになった時、嬉しそうなリアルとは反対にぼくは憂鬱だった。そこへ、サジという名の転校生がやってきて、ぼくとリアルの関係に変化が訪れる。
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何でもできるリアル。その幼馴染みのアスカ。転校生のサジ。三人の一学期が描かれている。アスカの言葉でようやく泣けたリアルやサジの叶わぬ想いやら、なかなかハードな小学生達だった。
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「11月のマーブル」が良かったので、娘のリクエストで読了
子供達の今の切り取り方と心理描写が上手い…平成女版重松清って感じ⁈
久しぶりに改めて聴いてみた♪Your Song はやっぱり名曲でした
ストーリーに繋がりはないけれど、リアル→マーブルと読んだ方がオススメですσ(^_^;)
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高学年課題図書!めっちゃ良かったーーー!!クラスの人気者だけどいろいろ思うところがあったりとか、地味だと自分では思ってるけど周りからは信頼されてるとか、ぐっとくる場面がたくさんありました。子どもは子どもらしく無理に大人として振舞わなくてもいいんだよって思った。
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第56回講談社児童文学新人賞受賞作。
よかった。酷評も多いですがわたしは素直に感動してしまった。涙が止まらなかった。ストーリーとしては最近多いLGBTがテーマに組み込まれており、そのほかに身近な死、自己肯定感など。
やたらキラキラネームばかりでそこはちょっとついていけなかったし、アスカがサジの同性恋愛のことをアテンドするあの感じはちょっと好きじゃなかったかな。サジがいなくなってからリアルのサジからの恋を揶揄う感じも。
それでもトータルでいい話だったなとわたしは思いました。
出版社より
そいつの名前は秋山璃在(リアル)。
スポーツ万能。性格良好。顔がかっこよくて、気もきくから女の子にももてる。勉強も絵も書き初めも、カラオケだって、何をやらせても誰よりもできてしまう学年イチの人気者。幼なじみの渡(わたる)は、平凡な自分と比べて、そんな璃在(リアル)に昔からコンプレックスを感じていた。
しかし、小学5年生の新学期、美しい転校生の来訪によって、運命の日がやってきたのだった。
人気子役との恋がこじれた合唱祭、リアルの家族の悲しい過去、サジへのいじめ……。それぞれ助けあいながら、三人は次第に友情を深めていく。
出席番号一番、秋山璃在。二番、飛鳥井渡。三番、川上サジ。三人ですごした五年生の春と夏の思い出。ぼくたちは、少しずつちがう。だから支え合える。三人の少年の忘れられない夏の友情物語。
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5年生の男の子たちの物語
「ぼく」飛鳥井渡 アスカ
リアル
サジ
2017課題図書
2020年国語の教科書(光村)巻末で紹介
誰もが認める人気者リアルと、幼馴染の「ぼく」
リアルを認めているけど、嫉妬もする
幼馴染というポジションも微妙
だから一緒のクラスになりたくなんてなかった
でも...
リアルは悲しい事情を背負っていて
リアルが不安定になったとき
気づいてあげられたのはアスカで...
リアルは救われていく
アスカがいてくれてよかった
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身近な存在に対する゛嫌い”とは違う苦手意識や、死に対する想い、いじめやLGBT、などなど思った以上にいろいろなものが盛り込まれていました。すっかり解決した、とは言えないけれど、明るい希望が見える終わり方でした。
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いやこういうの弱い。最後はこういう形になるだろうなと思っていたそのままになったけど、やはり感動してしまう。
で、そういった定型とはまたちょっと違った角度をつけるキャラクターもいるのがよい。
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なんか、いいなあ。
子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。
道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。
友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。
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秋山璃在(りある)は、学年1の人気者。サッカーも得意、勉強も出来る、誰にも分け隔てなく話し、明るい。リアルがいるとクラスは楽しいものになる。・・・そんなリアルと、ぼく(飛鳥井渡・あすかいわたる)の家は隣同士。登校班も一緒だけど、性格は反対。ぼくは地味キャラ。リアルのまわりにはいつもクラスの中心になるような華やかなやつらが集まる。
五年になって、はじめて同じクラスになった、ぼくとリアル。ぼくの心は複雑だ。リアルは、そんなぼくの心とは裏腹に、普通に話しかけてくる。
ぼくら秋山・飛鳥井の出席番号の次に、転校生がやってきた。
川上サジ。大人しそうだけど、お父さんがフィンランド人で、目を引くほど綺麗な顔立ちをしている。
サジがやってきて、ぼくらは、クラスでもよくしゃべるようになった。
いつも明るいリアルだけど、悲しい過去が、リアルをずっと苦しめてきていた。リアルだから乗り越えてきたんだと思っていたぼくは、リアルと、そして親たちの本当の思いを知る・・・。
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平成29年度読書感想文課題図書高学年の部
スポーツも勉強もできて、学年一の人気者'璃在'リアルと同じクラスになってしまった5年生'渡'ワタルは、目立つことが苦手で地味なタイプ。家が隣で幼稚園の頃はよく遊んだリアルと比べられると思い、一緒に居たくないが、リアルは小さい頃のあだ名で呼び、なにかとちょっかいを出してくる。転校生のサジと出席番号が並んでいて仲良くなった3人が、夏休みの林間学校までの間にそれぞれの悩みを打ち明け、向き合っていく物語。全体的に悪くはない。描こうとしている内容が良いだけに少し残念な作品。死についての恐怖を打ち明ける場面や、LGBTの解決の仕方がはっきり言って雑というか、納得感が低いように感じた。細部の設定も細かく描かれているだけに学校のルールや行事の違いが、読者に違和感を感じさせるかもしれない。例えば、渡やリアル、サジの父親たちが信頼のおける雰囲気で描かれているのは良いが、青い目のお父さんをパパと呼んだりすることが「べつにへんじゃない」とあったりする。青い目だから、どっちかというとお父さんよりもパパ。となっているが、私の周りの子どもは、パパママで呼ぶ子は多いので。キーの一つにもなっている先生の人物像も、私には今ひとつくっきりとは捉えられなかった。