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落ち込んでいても、新しい本を手にしたらちょっと笑えた。
そばにあるだけで少し元気が出る。
そんな本に出会える幸せを味わえる作品。
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【シリーズ累計115万部、大ヒット作待望の文庫化!】娘を殺された作家は、無罪になった犯人への復讐を計画していた。人間の生死を判定する?死神?の千葉は、彼と共に犯人を追うが――。
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死神の千葉は、自分が担当となった小説家の男と行動を共にする。
作家夫婦が娘の仇として復讐を誓う男には、香川と言う死神が担当なっている。
死神同士の血で血を洗う世にも恐ろしい恐怖の一週間が始まる!
わけもなく、伊坂ワールド展開の少し怖くて哀しくて、そんなお話です。
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「死神の精度」は短編でしたが、こちらは長編。
殺された娘の復讐という、かなり重い夫婦のもとに現れた死神の千葉さん。
前作で一度だけ「見送り」にしてたなと思い出し、更に今回は情報部から無理に「可」にしなくてもいいよ、と。
救われてほしいと思いつつ、サイコパスな人間への復讐が逆に追い詰められる。
そんな中でのちょっとズレた千葉さんの言動。かなりはまるし、重い事柄も軽く時に別の意味で胸にジンときていい味わいが出てます。
ラストは、あぁ、と。
こんな結末、伊坂さんだなって。
「シェリー」を聴きながら読み返すとちょっと泣ける。
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161107記
3日間かけて読み終わった。
「死神の精度」と同様に、同じ主人公で短編集みたいな感じかと思っていたら、まさかの長編。しかも530ページくらいある。
初めは読みきれるかどうか不安だったけど、読み始めると意外とスラスラ読めた。
伊坂幸太郎さんの小説は最後の展開が読みづらくてそこが好きなんだけど、今回も結末が面白かった。予想していたことは何一つ当たっていなくて、最後までワクワクさせてくれました。
ミステリー小説ではないから、先を読むっていうのはナンセンスかもしれませんが。
とにかく、読んで損はありませんでした。
あと、伊坂幸太郎さんの小説はいつも雑学というか知識が得られる感じで、読んでて為になるから好きです。
フィクションでも、現実とマッチしているというか、全てが作り物の世界というわけではないのがまたいいところ。勉強になります。
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世の中の25人に1人はサイコパス…
伊坂さんって、こんなお話書く人だったっけ?
もっと不可解と言うか。頭がぐんにゃりするような文章を書く人だと思っていたのだけど。
死神の千葉さんの淡々とした人柄が好き。
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死神・千葉の第2弾。今作は長編で、サイコパスに復讐しようとする話。
千葉のキャラは相変わらずでとても魅力的。胸くそ悪くなる描写が多いが、読むのがやめられない。読み終えてみると、復讐劇というよりも、親子愛、夫婦愛が描かれた作品に思える。
色々と考えさせられる作品だ。
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死神の精度を、最初は映画で知った気がする。だからずっと千葉さんのイメージは金城武。あの風貌で浮力での一連の行動を想像すると、思わず笑ってしまう。絶望から始まって、先の展開にも何の救いもないことばかりの中で、唯一千葉さんの存在だけが救いのように感じる。最近感じるのは、人にとって何が救いになるかは、本当に分からないということ。
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伊坂幸太郎の死神シリーズ第二弾、やっぱりこのシリーズは外さない。今作においても前作のいいところを引き継いでおり、千葉さんのユーモアに溢れた圧倒的なキャラクターに、話の内容は暗いんだけど、なんだかほっこりしてしまう。ネタバレになるかと思うが、サイコパスの最後はあんな感じになるとは思わなかった、どんな感じなんだろう(笑)
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死神の精度からの浮力
伊坂さん、ほんとに天才!今更ながら…ですが
久しぶりの一気読み
続きが気になって気になって寝る間も惜しんで子供のように読みふけってしまった。
千葉の好む音楽のように軽快で強弱があり、また所々巧妙な文章、かと思えば一文でクスリと笑わせる
伊坂幸太郎の、そのセンスが大好きである
ジェットコースターのような作品
「精度」は短編集だったけれども、短編さを感じさせなかった
「浮力」もそうかと読み進めたら、あら7日間が一冊に?そんなに?と思ったが、全く間延びもせず飽きる事もない
こんな厚みに7日間も?と思ったが、なにがなにが
実に巧い
「精度」の時同様、千葉はカッコいいのである
死神と言うと何やら怖いと、ビビリの私はこのシリーズに手を出すまでにだいぶかかった(笑)
病死でなければお目にかからないので、決して出会いたくはないが
とにかく、カッコいいのである
やはり「神」なのである
そう言われると困る…らしいがw
もう、読み進めていくとちょっと辛くて
最後に救いがあって欲しいと、終盤はそう願うしかなかった
ラストがどうなったかは…
読んでみてください!!
えっと、死神シリーズってもうないんだっけ
千葉ロスになってまうな。
どうしよ。
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面白かった!!
夢中になってる私を見て、本が得意じゃない旦那が「そんなに集中できるなんて、読む天才やな」とほめて(?)くれたけど、それを言うなら伊坂さんは「読ませる天才」だ!
死神・千葉さん。今回は娘さんを殺害した犯人に復讐しようとして返り討ちにあいそうな夫婦と一週間を共に。
スリリング!かつ、千葉さんの言動のチグハグさが絶妙で楽しい。
人間は千葉さんに色々な想いを寄せちゃうけど、千葉さんは手を抜かず仕事をすることと音楽のことしか考えてなかったりして、それがちょっと切ない。キャンペーンも使わないし。
だけど案外、以前かかわった人間のことは何かと覚えているあたり、千葉さん自身が思っているほどドライでもないのかも…と思うとちょっと微笑ましい。
情報部の上から目線や隠蔽体質にげんなりする時の千葉さんは、一番人間臭くてチャーミング。
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大好きな「死神の精度」の続編。
前回は短編集でテンポよかったけど、
今回のは長編になってて少しびっくり。
子どもを殺された山野辺夫婦が、
千葉さんとともに行動して
無罪になった犯人に復讐する話。
千葉さんが可にするか見送りにするか
ラストまでドキドキした。
そして、山野辺氏が語る
お父さんの最後の勇姿に感動した。
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相変わらず千葉の存在がステキです
お話は、最近伊坂幸太郎の小説にあるように、読んでいてつらい部分も多く
目の前の悲劇にさえ対応できずに 遠くの悲劇になど手が届くはずもなく
人間の、この根本的な事実について考えさせられて、そしてまた考えるのをやめてしまうんだろうな
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確か前作は短編集だったよなと思ってたけど、後で調べたらやっぱりそうでした。自分の場合、短編の記憶は特に残りにくいけど、何となく設定とかは良かったような覚えがあって、本作には期待が高かった。で、やっぱり伊坂作品は長編が好き!っていう、個人的趣向に違わず、本作も面白かったです。個人的に関心が高い、殺人に対する司法の在り方、更には復讐の是非あたりがテーマってこともあって、読みながら考えさせられることも多かった。諸手を挙げての賛成!っていうスタンスは取りづらいのもあると思うけど、やっぱり概ね、心情的には復讐も是としたい、ってのがあるんじゃないでしょうか。個人的にはそうだし、本作からもどちらかというとそっち寄りのニュアンスを嗅ぎ取った気がしました。難しい問題ではあるけど、身内(特に我が子)となると、そう簡単に気持ちの整理がつけられる訳ないですよね。
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死神の精度に続く続編。
テンポよく、それぞれがつながっていて最後のどんでん返しにはっとさせられ、静かな感動に襲われた前作と違い、ちょっと重苦しく前作とは雰囲気の違う作品でした。
そこまでの目に合わせなくても…と思ってしまったのは、私に子供がいないからでしょうか?
話としては勢いもあり相変わらず伏線もあり、よく練られてたと思うがサイコパスがマリアビートルの少年を思い出し二重に苦しくなったので-☆☆
最後の千葉さんは誰の調査に来たのかな…?やっぱり………。