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毎度お馴染み、内田樹先生の本
適切なメッセージのやりとりをすることを「仕事をする」という。コミュニュケーションが適切にできない人に仕事がテキパキとこなせるはずがない。仕事の90%くらいは他者とのコミュニュケーション。「耳を塞いでいる人」にはこれができない。頼んでいないことをやって、頼んだことをやってくれない。だからそういう生き方をしていると、どんどん「仕事ができないやつ」という評価が確定していく。すると職場はますます居心地の悪いところになる。大事なのはコミュニュケーション感度。
共同生活を営む上で1番大切なことは「機嫌がよいこと」高い目標を設定していると、みすぼらしい現場との落差を思い知らされてイライラしたり、絶望的な気分になる。そんな時に人間のパフォーマンスが向上することは決してない。目標に到達したければ取り敢えずの目標を低めに設定。毎日目標に向かってジリジリにじり寄っていることが実感される。「頑張っている甲斐があるなぁ」と思えると機嫌が良くなり、パフォーマンス上がる。目標に近づく。という好循環を作る。「ピースミール」というやり方。一気に全てを実現する、一撃で世界に正義と構成をもたらすと考えると人間はろくなことをしないという歴史経験則に基く考え方。
結婚とは自分が落ち目の時に身銭を切って支えてくれる人を手元に確保するための制度。
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んーそうは思わないなぁってこともあったけど、そうも考えられるんだぁって言うこともいっぱあって読んでよかった。
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◾️友達が勧めてたので図書館で問い合わせしてかりてみた。最初はいい!そうかそうか、たしかに、ってなるんだけど出会いとか始まりでなくてパートナーがいるひとたちに対して書いてる内容なので途中から今じゃないなぁってなって読んでました。
結婚したいひとが出てきたからお互いに教訓としたいことがたくさん、読みやすく載っていた本。
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2019年1月1日
年末にあれやこれや読もうと思ってた本より、
実家の勉強机に置いてあった本をとってそれを先に読了する。
2018年大きい失恋があったから、今になってできなかった後悔が巡って、まさか泣きながら読むとは思わなんだ。
つ、つらい。
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内田先生の大ファンです。彼の本は、読みやすい中にも哲学や信念があり、また言葉に愛があります。数ある先生の本の中でも、特にこの本は読みやすいです。結婚していもしていなくても一読の価値ありです。
I'm a big fan of this author. He is a thinker and philosopher. His words have passion, belief and love. This book is easy to read. It's worth reading for people who are married or not.
(coco さん)
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よし、結婚しようという気持ちになる。相手おらんけど。
相手のことがよくわからないと結婚できないって思ってたらいつまでも踏ん切りつかないもんなんですね、まさに勢いとタイミング。
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するわけではないが、結婚式について調べていて目に入ったので。
結婚は結局、公に宣言することが目的ってのは同意。
その上で、自分がなぜ結婚したいのか(なぜあえて事実婚とかではなく、契約までしたいのか?という意味で)を考えると、説明コストを無くしたいってのは大きいかなーと思った。
田舎出身だと、20代中盤にもなると「結婚はまだか?」だの「相手はおるんか」だのの会話が多くなって疲れるからなあ。
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めっちゃ面白かった!基本的な考え方にはとても共感できたし、励まされた。
内田さんは、「街場の教育論」は個人的にはいまいちで、その後友達に借りた教育系の本が面白く、今回もハマった。
そして彼の終始一貫した道理が、最近の私の気づきでもあった。
「彼と結婚していることが世界平和への道だと本気で思っている」この私の最近の口癖が、まさに政治と結婚について論じているところとつながった。
いまとなりにいるひとと、いかに婚姻関係を続けていくかということが多分、私の人生にも多くの示唆を与えてくれるのだろう。
わけわからん、理解できない夫と、理解できないまま暮らしていくか。
結婚生活、少し前向きになれました(笑)
結婚とは…以下メモ。
幸福になろうとするのでなく、今より不幸にならないように結婚する
病めるとき、貧しきときの「危機耐性」
だからつまり、公的に宣言することが大事。
式や仲人は必要か。
公にするか中古車と、新車の違い。覚悟。
→円満にするか、していくか、否か
エコロジカル・ニッチ
「病人の生き方を肯定する」
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・
内田樹さんが書く結婚論。
あの年齢で、あの性別で、あのお顔で
夫婦とは?を論じると、こうなるんだろうなという内容。
・
これ、すごく大切なことがたくさん書いてるんだけど、独身で大恋愛中の女の子が読んでも、さっぱり頭に入っていかないだろうな。
(若い頃のわたしがそうだった…)
・
そしてこれを読んだ今も、
大恋愛中の女の子たちには、内容は教えたくないなとも思う。
身を持って体感するのが、結婚だと思うから。
・
読んで良かった一冊です。
共感も納得も反省もしました。
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心に響くフレーズ!!
「結婚生活にかぎらず他者との共同生活を適切に営む上で一番大切なことは、「機嫌がよい」ということです」
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内田樹は育ちのいい人なんだなあと初めて感じました。本当にひねくれたところのない、当たり前のことを当たり前に言える稀有な人。
結婚について、前向きに考えることができる良い本だと思います。読みやすいし。
もう結婚してる人にはもちろん、結婚していない人にもおすすめ。していない人だと、実感は伴わないのかもしれないけど。
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最初は面白い本だなと思っていましたが、読んでいる途中でむかむかしてきました。
なんだか全体的に「男ばっかりで結婚を語る」みたいになっている。雰囲気が良くなかったです。
読んでみた印象として、著者は男性で、しかも苦労をあまりしていないように感じました。
日本社会は「体の丈夫なおじさん」のために存在しているのであり、そういうおじさんに結婚を語らせるとこうなるのだな、という感じ。
ときどき、論点が居酒屋で愚痴を言っているおじさんのようにズレてしまっていて、特に「姓を変えるのが女性であるということに悩んでいる。不公平じゃないか」という問いに対して、「帯刀をしている時代は~」とか「僧の呼び名の由来は~」とか言ったって、そういうことじゃないのになぁ、と思いました。
この方は恐らく、女性のみが姓を変更しなければならない煩雑さについてイマイチ分かっておられないのでしょうね。
「籍を入れる入れない」で言うなら入れるに賛成ですし、夫婦別姓は推進していませんが、女性がしなければならない手続きはどんなものかとか、核家族化でただでさえ人間関係の希薄な現代において、慣れ親しんだ家族と同じ姓を捨てるという気持ちに女性が至るということに想像が届かないんだな、と。
「姓にどうするべきという定説なんてないし、そんなものはいいじゃないか」と言ってみるのは簡単ですが、論点はそこじゃないでしょ? と突っ込みを入れたくなりました。
また、p,134からの家庭のボスの話では、自分が世話になって養ってもらっていた元妻に対して、自分が彼女より稼ぐようになってからは、彼女の指示にカチンと来て従えなくなった、とありました。
それはこの方が「稼ぐお金=権力、パワーバランスの主軸」と思っていることに直結しているんですよね。
あくまでも沢山お金を稼げる人が偉くて、そうじゃない人は蔑んでいいんだ、それが当然だ、と言わんばかり。
いくら恩があっても、奥さんが稼げなくなったら稼げるほう(自分)に意見を言わないことが普通、と思っているんですね。仮にも自分はかつて、彼女に養われていたにも関わらず。
結婚生活は一人で暮らして絶滅しないためのリスクヘッジだ、と言い切るだけのことはあります。
夫婦の家事分担の話になると、今度は「きっちり線引きしすぎるとグレーゾーンのものは誰もしなくなって家が殺伐とするからどちらかが気づいたらする、でいいのだ」と言っていますが、そんなの普通では……?
離婚された奥さんとの間では家事分担で議論をして、それがもとで疲れた、離婚して二人の娘と暮らし始めたら、全部自分がやるから揉めなくなって気鬱なネゴシエーションをしなくて良くなった、らしいですが、それって奥様から言われたことひとつひとつに「俺に命令するんじゃない!」ってイライラしてたってことなんでしょうか。
極めつけは「今の奥さんは年がずっと下ですし、人の上に立ってあれこれ言うタイプじゃないので、家庭内権力闘争というのはないですね」と。結局上に立って、自分が命令したいだけと捉えられても仕方がないように思いました。
「本当にやりたいと思えば留学も旅行もどうにでもなる」という考えも、パートナーの協力があってこそ、と考えるのではなく、あくまでも「自分の気の持ちよう」「本当にやりたいことは抑えられない」といった論調なのが、とても(悪い意味で)男らしい。
「自分の機嫌は自分で取れ」といいながら、女性には「風邪の予兆を察知して事前にアイスクリームを買っておいたら良い」と言うその考え。果たしてご自分は出来るのでしょうか? と問いたいですし、大切なのはそこではないですよね? 他人や奥さんを機械か何かだと思っているのでしょうか。
しかし、男性なので仕方がないですね。だって(著者曰く)「性化された状態で生まれてきた」結果でしょうから。本人にはどうにもならないんでしょう。
アナーキズムの話や哲学の話、勉強や教養といったことに対してはかなりのレベルのものを持ちながら、最終的には恋愛、結婚の話となると一気に「居酒屋のおじさん」と化してしまう。
恋愛とか人の情動とかって永遠の課題であるわけですね。
そしてこういう考えの方が「社会的地位」において上のほうにいるからこそ、「女性が活躍する社会」と謳いながらも活躍できない、子育ても難しい、離婚が増加の一途を辿る……そういった社会になるのではないかと思えてなりませんでした。
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結婚が『助けても言えないくらい弱ったときのためのリスクヘッジである』という意見は新鮮。
でも男性優位な視点が見え隠れしたし、女性が結婚生活で感じる闇を理解しているようには思えなかった。
下記は面白かった視点の一部。
こういう視点を持っているのに、どうして夫婦関係とか女性の生き方の話になると古い男性目線になってしまうのか。もったいない・・・。
大半は面白いとしても、イラっとする部分がどうにも合わないので、仕事で必要な時以外はこの著者は読まないと思う。
■「アナーキー」は中枢的な統御機関がなくても、自律的にみんなが相互的に助け合い、支援し合う仕組みのこと。市民たちが成熟していて、善意の人で、公正であることによって成り立つ社会
■一家団欒は家族全員がわいわいとおしゃべりをしてわらいさざめいているというようなことではない。それぞれが勝手なことをしながらお互いの邪魔をしないようにし、ぼんやり無為な時間を過ごしている、それで一家団欒は成就している。
■7つのあいさつ(おはよう、いただきます、ごちそうさま、いってきます、いってらっしゃい、おかえりなさい、おやすみなさい)ができれば「合格」
■病人は、わがままを言い、文句を言い、生産的なことをなにもせず、みんなに迷惑をかけることができることによって治癒する。そういう権利を病人に無条件で付与するのも看病の一部。
病人に対してそれをするなというのは看病ではなく「余計なお世話」
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2019.12.15
【感想】
なるほど、そんな考え方があるのかあ、となる本
結婚に対して「キラキラしたもの」「憧れ」という認識があったのだけれど、
「今よりも不幸にならないように結婚する」
「結婚は社会契約である」
の言葉たちが少し冷静にさせてくれた
そして自分がパートナーに多くを求めすぎていると反省
「よくわからない人」と共に生活していることは感動的なのかそうかそうか…
【印象に残った言葉】
目の前にいる人よりもっとましな相手がいるんじゃないか(略)というのは「自分はこの程度の人間じゃない」という自負の裏返しです。(P24)
→耳を塞ぎたくなる人多そうだなあ(笑)
配偶者が変われば、あなたは別の人になる(P35)
→たしかに彼が本当のわたしを引き出す!なんてありえないよな、ぜんぶ本当のわたしかあ
人間というのは、自分の判断の正しさを証明するためなら自分が不幸になっても別に構わないと思う、(P117)
→そうなのかもしれない、変な備えと変なプライドは捨てたい
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結婚前の不安、結婚後の不満に対してQ&Aで著者の意見が書かれている本。どこからでも読めるので、読みやすい