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またまた面白くなってきたー!
歴史わかんないからほぼキャラ読みですが…
それでも充分おもしろい!
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二巻と打って変わって、視点は村上海賊に戻る。村上海賊と泉州海賊が各々の思惑をなり巡らせた結果、睨み合い状態に。その事実を知った景が門徒を想って一点して戦いに。自分の家のために戦うとはどういうことなのか、しめも武吉も悩みながら幼き子や娘の真っ直ぐさに気付かされる。結局孫市を連れて戦いに出る景に奮い立たされ、村上海賊は泉州海賊との戦いを決める。
景や武吉、景親といった村上海賊側の葛藤と男らしい決心がうまく描写されている。現代社会においてもこのままではよくないと思いながらも社会や人間関係の流れから本来の気持ちとは異なる選択をするケースが多いがそこと各々のパーソナリティが一致し、共感する。形は違えど、今も昔も人は多くの葛藤の中で決心しているのだ。ただここにおいてはその決心がいかにも海賊らしい清々しさと華やかさを持っているため、共感しながらもなんだか憧れ、熱中してしまう。この辺の描き方のうまさが和田竜の凄さなんだと思う。
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木津砦の丘戦から、瀬戸内の海上戦へ。
村上海賊の真骨頂が!
毛利家の扱いが軽い。
さあ、いよいよ一向宗の門徒を救いに。
#読了
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景が引きこもってしまったが、
物語の展開は変わらず小気味いいペースで進む。
ただ、景がまた動き出すと一気に物語のペースが上がる。
完読した時に偶然、手元に4巻も持ってよかったと
思うほどに、次がすぐに読みたくなった。
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ぐるぐると引き回されているような急展開の巻。
ごくまっとうな、人間的な考え方であるはずのことを、青くさい、理想に過ぎないと否定され、やはり女である自分は戦に出るべきではなかったのかと打ちのめされる景の姿が痛々しい。
能島に帰り、太刀も矢も捨ててしおらしく縁組を進めてくれという景・・・。
しかしまだ3巻。これで終わりではない。
海上で、男たちの葛藤だらけのにらみ合いが続く中へ、激情にかられた景がやってくる。
そのモチベーションは、自家の存続という男の理由ではない。戦わなくてもいいはずの者が戦わされているという現実に憤りを感じた、人間的な理由からだ。禁じられているはずの、女の軍船乗り。何が起こるのか・・・。
景親がかなりいい役になってきた。
それにしても家の存続がなによりも優先という、戦国時代の常識の恐ろしさよ。人を斬りつけることにためらいのない、戦が日常にあった時代の感覚の恐ろしさよ。戦を題材にしながら女が戦いの場におどり出ることで、いっそう、そういう現代との違いが浮き彫りになっている気がする。
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2巻であまり動いていなかった主人公、景がまた中心になり、話も動きました。そうでなくちゃ!そしてもう話はこの戦だけというのがわかったので、主人公を中心に最終巻で動くのを楽しみに続きを読もうっと。
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景が父武吉のもとで大泣る場面、琴姫が振り返った瞬間景の着物姿を見て顔色が変わる場面、影親が叫び一瞬海が静まり返る場面。映画になれば、きっと印象深いシーンになるだろう。
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戦国時代に瀬戸内海で活躍した村上水軍の話。第3巻ではついに村上水軍と信長側との戦いが始まる。主人公の海賊の娘の心境の変化などは予想を超えた真実味がある。毛利の出方や大阪の侍の価値観など一筋縄ではいかないところは当時の空気をよく表していると思う。第4巻が楽しみ。
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織田方の軍勢は木津砦に襲い掛かった。雑賀党一千の銃口が轟然と火を吹き、その猛攻を食い止める。本願寺門徒の反転攻勢を打ち砕いたのは、京より急襲した信長だった。封鎖された難波海へ、ついに姿を現す毛利家と村上家の大船団。村上海賊には、毛利も知らぬ恐るべき秘策があった。自らの家を保つため、非情に徹し、死力を尽くして戦う男たち。景の咆哮が天に響く―。波瀾の第三巻。
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敵味方ともに登場人物が魅力的に描かれ、どちらにも肩入れしてしまう。盛り上がってきた。
次巻がとても楽しみになる展開。
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なかなか落ちない本願寺に業を煮やした信長出陣。難波海を封鎖して供給を断つ。毛利は救出に立つか。上杉加勢無く引き揚げにかかったところで、景は単独門徒救出を決意する。完璧なフィクション。城山三郎の「秀吉と武吉」を合わせて読むのもよい。2017.4.15
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男社会に飛び込む羨望と苦悩…現代女性にも通ずる…と思った自分を恥じた。そんな平凡な枠にはめれる女じゃないこの娘!例え映像化の話出てもこの娘を出来る演者いないと思うくらいのこの時代の意気地。天晴じゃ。3巻の終わり方ずるいわ~、最速で4巻に手に取る。★★★★★☆
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和田竜『村上海賊の娘(3)』2014年本屋大賞受賞作。サクサク読めるのに本願寺側と織田側の構図、思惑がすんなり理解できる。何より村上海賊の娘、景とその周りの人物が魅力的!次巻でついに景の活躍が見られるのか…?
前半の、現実と気落ちした景、後半の、そうだよこう来ないと…!という盛り上がりが良かった。
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物語も合戦に入り、異様な盛り上がりを見せている。それぞれの思惑、面子、覚悟がぶつかり合い、渦となっていく。
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自分の甘さに打ちひしがれ、失意の渦中にいた主人公:景は、それでも青臭さ・甘さなど顧みず一途な想いから再び立ち上がる物語の今巻。
最後に人を奮い立たせる理由は、純粋な想いや決意であることが描写されているのではと感じました。