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今後の参考に。
「職に就くことは自己実現のためでも夢をかなえるためのものでもない。」
という一言には、なるほど。とちょっとカタルシスでした。
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中高生ではないが読んだ。
白井聡さんが書かれていたが、もう今の私たち大人はダメなので、若い人たちに頑張って欲しい。
この本をどれだけの中高生が読んでくれるのか、自分の中高時代を考えると疑問だが、私たちが読んで、若い人にできるだけ伝えるということはできるかも。
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2016年夏は執筆活動に大忙しだったらしいウチダ先生が解き放つ憂国のオムニバス。『街場の憂国会議』『日本の反知性主義』に続く第三弾。中でも、岡田憲治の「空気」に関する一筆は必読。あるのにない、とはこういうことか。
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これからを生きていく人へ贈るメッセージ。
日本の現状に危機感を抱いた内田樹が,中高生へとメッセージを送るために様々な人へ文章を書いてくれるよう依頼をした。統一感はあるような,ないような。しかし,皆,日本の現状に(というか,現政権に)危機感を覚えている人たちである。出版されたのは2016年7月なので,書かれたのはその少し前とすると,その後,イギリスEU離脱が国民投票で決まり,トランプ大統領が誕生し,また日本は重要法案を急いで通そうとしている。危機は加速しているのでは。
戦後の,戦後すぐの平和主義がそろそろ機能しなくなっている,そう感じる。軍隊を持たない,平和を守る国でありたい,でも,他国に攻められたらどうするの? 尊い理念は尊い。でも,現実は。もっと話し合いをしたいと思う。相手の理論を叩きつぶすのではなく,全否定するのでもなく,落とし所を探る。それには時間がかかるけど。
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もうこういった言説にほとんど共感を感じなくなってしまったなー。「現状は危機的だ」「政府はこんなにあくどい」みたいなのって、「ほんとにそうなの?それを示す証拠は?」とまず思ってしまう。
まあ内田センセイの七色のロジックを楽しめるという点では面白い。
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これはティーンが自分で読むにはちょい難しいけど、子どもと関わる大人は読んでおいた方がいい本……。
大人が知ってなきゃ、子どもは困るでしょ。
2017/09/26 更新
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最高だった。
愛国心についての文章は何だか疑問に感じていたその言葉に対する、その違和感に対する明快な説明のような気がしておおーとなったことを覚えている。読んだのが大分前だから他はあまり覚えていないけれど全体的にすごく気に入ったということは覚えている。もう一度読みたい。
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『日本の反知性主義』の続編。うんうんうん、と頷きながら読んでました。そしてしみじみ、今は時代の転換期なんだなぁと思いました。
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このレベルの本が一番わかりやすい。厭世的な世の中で、誰も意思決定をしない状態が続いている。日本を正常な形に戻すべきだね。その方法論は今国会で審議されている改憲論ではないことだけはわかってる。頑張れるかな、戦争も安保も知らない世代が。問われてるね。この世代の役割が。
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中高生に『ミライの授業』と併せ読んで欲しい。
本書は、大人が読んでも考えさせらえるものである。
「転換期を若い人が生き延びるための知恵と技術」について、親子で一緒に考えてみてはどうだろうか?
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中学生、あるいは高校生ぐらいの読者を対象にしているシリーズの一冊。ほかの出版社の、ぼくは気に入っている「よりみちパンセ」のシリーズより少し年上の読者が想定読者か?
内容は、あれこれあるのだけれど、高橋源一郎の、アメリカの大統領だった、オバマの広島訪問演説に対する解説(?)が俊逸、さすが「ゲンちゃん」という内容で、記憶に残った。
内田樹の編集方針も悪くない。学校の先生方も通勤電車で、一つずつお読みになればいいのではないでしょうか。ここで、さまざまに指摘されている社会の変化の中で、教育が、それはあかんやろ、という方向を支えていることに、ギョッとなさるかもしれない。
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結構難しい本。これを読む中高生はすごい。
いじめはあるけど、いじめはない。
本当に何でもそうなんだ。ちゃんと見ないと、
何にも見えない。
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中高生にとって必読の書であるのはもちろん、私たち大人も読んでおくべき1冊。
以下、印象に残ったフレーズを。
「この世に『最低の学校』というのがあるとすれば、それは教員全員が同じ教育理念を信じ、同じ教育方法で、同じ教育目標のために授業をしている学校だと思います(独裁者が支配している国の学校はたぶんそういうものになるでしょう)。でも、そういう学校からは『よきもの』は何も生まれません。これは断言できます。」(p10:内田樹)
「疑うというのは『排除する』とか『無視する』ということとは違います。『頭から信じる』でもなく、『頭から信じない』でもなく、信憑性をとりあえず『かっこに入れて』、ひとつひとつの言葉を吟味するということです。そうすればおそらくみなさんは『なんとなく、身にしみ入る言葉』と『なんとなく、違和感がする言葉』を識別できるはずです。それくらいの判断力は生物である限りは備わっています。」(p14:内田樹)
「『わかった』というのはあまりいいことじゃないんです。人間同士では、『わかると、コミュニケーションが終わる』ということになっている。」(p38:内田樹)
「物理を専門にしておられて、科学についてすばらしい本を何冊も書いておられる山本義隆さんは、何のために勉強するのですかと尋ねられて『自分の頭で考え、自分の言葉で自分の意見を言う。ただそのためだけに勉強するのです』と答えられました。これは、勉強だけでなく、科学という言葉にも、ぴったりとあてはまります。」(P184:仲野徹)
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内田樹氏がまとめた、「破綻寸前」の社会を生きる、中高生に向けたメッセージをまとめた一冊です。著名な論者が中高生にもわかりやすい言葉でつづってくれていますが、「破綻寸前」がイマイチはっきりしていない、中高生の肌感覚として伝わるのかな?という点が曖昧でした。いろいろな視点から社会を見るということで、参考になると思います。
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内田樹さんが声をかけて著者を集めて編集した本。いろんな考えの人が,いろんな方法で中高生に呼びかけています。ま,中学生では無理だろうなという文章もあります。総じて,軟らかい文章が集まっています。
憲法の話あり,原発の話あり,科学の話あり,あってもないという話あり…。こういうのを高校時代に読める子どもたちはいいなあ。がしかし,図書館の中高生向けの棚から借りてきたこの本,とっても新品でした。わたしが初めて借りたのかな。もったいない!