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好きな作家のひとり。
この本は、大人である北さんが、子供の目から見た大人を、そして他者からみた自分を書いた作品です。他者の気持ち/立場を思いやる想像力を北さんが持っていることがよくわかる、ほのぼのとしたお話です。ほのぼの。
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やや、本当の小学生が書いた作文かと思ったぞ。これが文才ってやつですね。おじさんのぐだぐだを笑って読んだけど、小学生の作文をこんなに読むのは辛かった。「ははあ、そういうものかな、とぼくは思った」雪男くんのおおらかさ。
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小学生の作文風で素晴らしかった。でも、なんだか深いよ。ダメな大人のお手本みたいなおじさんだけど、こんな人に私、なりたい(´・_・`)
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映画化するというので読んだ。
奇しくも甥っ子たちが家に居座っている時期で、漫画とかアニメとかゲームとか遊び道具がたくさん置いてあるおばさんってえのは、このおじさんとまるで同じでないの…。
それでも生きていかざるをえない!
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映画化をきっかけに書店に並んでいたのを購入。北杜夫の作品は随分と昔に読んだことがある。芥川賞を取るような純文学作品とは対極の作品で、これはこれで面白い。タイトルになっている「ぼくのおじさん」でハワイに旅行をする様子は今とは様子が異なるところもあるが、それも含めて面白かった。また他の作品も児童作品なのだけれど、大人が読んでも面白いので、子供と一緒に読めたらいいだろうなと思った。
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児童向けらしく、すぐに読み終わりました。小学生の作文みたいな文体で、主人公と育った時代は違えど何となく懐かしい感じです。
変わっているけど憎めないおじさんに対する主人公の感情が、飾り気のない表現で綴られています。
ただあまりにも飾り気がなさ過ぎて、どこが心に残った?とか何を学んだ?と言われるとちょっと困りますねさーせんって感じ。
ただ僕もこのままだとこのおじさんみたいになるんじゃ…うっ頭痛が…。
他の短編集も全部平仮名で書かれていたり文節ごとに区切られていたりして、小学生時代の教科書を思い出しました。
著者は医者でもあったようで、彼の生い立ちとか他の作品も読んでみたいです。
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本は何度も読む方がいい。それも、若いとき、歳をとってから、いろいろな世代で読み返した方が、そのときには読み取ることのできなかったことに気付くことができたりする。
この歳になってもう一度読んでみると、すつと読み流して記憶にすら残らなかった「むすめよ」が、しみじみと染み入る。
「おじさん」のおかしさ、ちょっと混じる哀しさも、優しく受け止めることができる。
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ぼくのおじさんのダメっぷりが半端ない。なぜぼくの両親はハワイへのおじさんの同行を許可したんだろう。どの短編もほのぼのしていて読みやすかった。
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北杜夫をモチーフにした「おじさん」を「ぼく」視点で書いた表題作等9編の短編集。
おじさんはぐうたらで、居候で、屁理屈コネまくって…端から見ていればちょっと変な人で笑えるが、一緒に生活するとなると大変かも。それでもなぜか憎めないのは愛嬌ゆえか。
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初めて北杜夫さんの本を読みました。
初めて読むのに、この本を手に取ったのはなぜだったのか…?記憶がないですが、読み終わって文庫のカバーを外した時に表紙の絵に思わず笑みが漏れました。この絵に惹かれて手に取ったのではなかったかと思います。
そして、この絵のままのお話でしてた。
少し時代が古く感じますが、私はちょうど雪男君と同年代のようなので、懐かしいような思いもありました。
子供向けのお話なので、解説を読み始めた時に、不思議な感覚になりました。というのも、久しぶりに本を読んでいる(文章を読んでいる)という感覚とでもいうのか、実はこの本を子供向けだと知らずに読み始めていた私は、何となく文章がまどろっこしいなあと感じながらの読了だったのです。
そもそも、北杜夫さんのことを全く知らなかったので、一冊くらい読んでもいいかと手に取ったのがこの本でした。解説を読んで、楡家の人々やどくとるマンボウシリーズなどにもがぜん興味がわいてきているところです。
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北杜夫の作品だから、期待もしてたし、童話だから舐めてかかってたことも事実。
大切なことがたくさんたくさん書いてあった。
北朝鮮に読ませてやりたい。けど、この感覚わかんないよな。
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1ドルが固定で360円だった時代。海外旅行は夢の時代だったから、この物語にあるように、海外旅行が当たる懸賞は非常に人気があった。この頃は子どももどんどん生まれている上、大卒は少なかったので、おじさんのような呑気な大学な大学の先生もいなかったとは言えない。今のポスドクの苦労など考えると隔世の感がある。
まあ、正直に言えばちょっと古くさく、今の小学生に面白いかどうかはよくわからない。60代くらいの人なら懐かしく読めるだろう。
一番良かったのは「むすめよ…」。こういう文章を父に書いてもらえた子どもは幸せだ。大抵の親はこう思うだろうが、文章にはしない人がほとんど。書いて残しておくべきだな、と。自分がどれだけ愛されていたかわかれば、生きる力になる。もし自分の親がこんな文章を残してくれていたら、どんなに嬉しく、幸せだろう。たとえ他の面でいい親とは言えない人だったとしても。
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BN01501608
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夏の暑い最中に読むにはぴったり。表題作もgoodだが『むすめよ・・・』も良いかも、娘のいない当方に推されてもどうもないでしょうが。
しかし松田龍平じゃないな、人を集められるのかもしれませんが。
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まちがえないように。
確認をして、判子を押して、提出して。
まちがっていました。
私はダメな大人です。
大人になってしまいました。