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爽やかな湊かなえ作品があまり想像できなかったけど、内容紹介の
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真面目に、正直に、懸命に生きてきた。私の人生はこんなはずではなかったのに……
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というキャッチコピーに惹かれて読んでみた。
色々な立場や事情の女性が主人公になる連作短編集。当然共感できる人もいれば、「この人絶対気が合わないな」と思う人もいる。私は「金時山」の主人公・舞子がいちばん自分に近いな、と思った。
人生が思い通りにいってる人なんて、いるはずはないんだけど。それでも「自分はもうちょっと報われていいんじゃないの⁇」と思う瞬間はある。そういう時期に読むと、ハマりそう(笑)
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登山をする人間です。
とても面白かった、その一言に尽きる本でした。
それぞれの話の題名になっている山にはほとんど登ってきましたが、出てくる自然の描写が自分が歩いたルートを思い出させるものばかりで描写通りの景色が思い浮かびます。
自然の気持ちよさを感じさせてくれるような描写と、「山で何かを見つけてくる」というストーリーは同じなのに全ての話が面白く読むのが止まらなくなってしまうのは、流石湊かなえ作品だなあと思います。
山で食べるご飯とコーヒーの美味しさを思い出し、また行きたくなりました。
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登山をする女性が主人公の小説。別々の女性が絡み合っているが、それぞれの人生の中での抱える日常の悩みなどが、山という特別な舞台の上であぶりだされ、解放されていく清々しさがある。こちらも登山をしたくなるような気持になり、著者の中ではあまりないパターンで楽しく読める。
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ハッピーエンドではないけれど、なぜかほっこりしてしまう短編集。
それぞれの話はそれぞれどこかで繋がっている。金時山の話が一番好きでした。
湊かなえさんのミステリーではない小説を初めて読んだかも。
#読書 #読書記録 #読書倶楽部
#山女日記
#湊かなえ
#2016年83冊目
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登山をする女性たち。
同僚と恋人と家族と…または一人で。
悩みや思い出、抱えて登るものは人それぞれ。
昔登った山からの景色を思い出した。
2016.9.28
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子供と一緒に山を登るシーンがとてもよく、僕も同じようにしたいなぁと思いましたが、
娘に言うと「しんどいから嫌だ」との事でした・・・。
短編毎の繋がりが楽しく、一気に読み終えました。
読んだら山に登りたくなる。
そんな作品です。
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湊かなえの本だったのでもっとイヤーな感じの話ばっかりかなぁと思って読んだけど、どれもスッキリした読後感のある話だった。短編集なんだけれど、登場人物が微妙にリンクしたりしてて「あ、この人は職場の先輩でって出てきてた人だ」とか繋がりを確認しながら読む楽しさもあった。短編のタイトルがどれも山の名前になっていて、何らかの悩みなり不安なりを抱えた山女達が山を登るという話。どれもこれも読んでいるうちに山に登りたくなってくる。山登りの魅力を伝えてくれるいい本だった。
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短編集ですが登場人物が違う章にひょっこり出ていて繋がりがあったりします。
だから興味深く読めました。
最後の帽子屋さんの話はその後を読みたくなりました。
あと山の清々しい空気や景色、それに花々が読んでいるだけで感じられるのも良かったです。
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短編集。ほんとに湊かなえ?!って思ったほど、ほっこりするし読後感がよかった。
山に登りたくなりました。自分のことながらまたまた影響を受けやすいなぁ
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いろんな環境のなか、悩みを持ったりそれぞれの想いを持って女性達が山登りする話です。
章ごとに主人公が変わる短編ですが、主人公同士の微妙な繋がりがあり、楽しめる構成でした。
湊かなえさんのいつものドキドキした緊張感はない、読んだあとに山に登りたくなる気持ちにさせられるストーリーでした。
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湊さんにしては殺人事件も起きません。毒気がないです。
いろいろなことに思いを巡らせながら山に登るオンナたちの連作短編集。
本格的な山登りはしたことがないのでわからないのだけど、迷いや不安、そういった悩みについて考えるのに山が適しているようで、頂上まで登ったところに明確な答えがあるわけではないけど、気持ちに踏ん切りのようなものがつくような、そんな感じなのかもしれません。
山登りって面白そうだな~と多くの女性に思わせる本だと思います。
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失意にくれ悩みを抱えながらも山に登ることになった人々を描く連作集。著者の作品としては珍しく犯罪も事故も起こらず、登山を通して変化していく登場人物の心情に素直に共感できる。山登りにはまったく興味がない人にでもハイキングぐらいしてみるかと思わせる作品。
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20161001 昔山に登っていた頃を、思い出して買ってみた。各編の主人公の思いが女心なのだと思うが男との絡みなので男の自分でも共感して読めてしまう。作者の他の本のイメージで陰鬱な顛末なのかと思っていたがどの話もスッキリとした落ちになっていて良かった。
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山に登る女性たちに関する短編集。それぞれの人物が少しずつ関連している。
どの女性もなにかに悩んでいて、答えが見つかるかはわからないけれど、山に登りながら自分自身と向き合っている。
後書きまで読んで、また山に登りたくなった。
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湊さん作品を初めて読んだ。想像してたよりずっと爽やか。群馬には日帰りで行けるいい山がたくさんあるから、今度週末に行ってみようかな。