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紙の本
1975年の映画化を契機に日本に一大推理小説ブームを巻き起こした作品です!
2021/02/04 10:31
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、戦後の日本に推理小説ブームを巻き起こす仕掛け人となった横溝正史氏の代表作です。推理小説ブームは、1975年の同書の映画化がきっかけで、その翌年には『犬神家の一族』が映画化されたことで不動のブーム仕掛け人の地位を築かれました。同書は、江戸時代からの宿場本陣の旧家、一柳家を中心に展開される内容で、その婚礼の夜に響き渡った、ただならぬ人の悲鳴と琴の音によって。気づいてみると、離れ座敷では新郎新婦が血まみれになって、惨殺されていたという場面から物語が始まります。枕元には、家宝の名琴と三本指の血痕のついた金屏風が残され、一面に降り積もった雪は、離れ座敷を完全な密室にしていました。アメリカから帰国した主人公である探偵役・金田一耕助が初登場する作品です。
紙の本
中編だからこそ
2001/09/29 21:33
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
金田一耕助初登場、いかにも日本的な密室、で有名な作品です。また、戦後まもなく書かれ、紙が不自由だったための中編。長編だったらもっととんでもない傑作になっていただろうことはよく言われています。が、果たしてそうでしょうか? この作品は、中編だからこそ名作として今まで残ったんじゃないかな。密室のトリックは機械的で味気ないし、いかにもな姿の名探偵もちょっと鼻に付く。今だからこそ、そう思ってしまうのでしょうが。
ただ、恐さ・まがまがしさ・緊張感が最後の最後まで持続しているので、読んでいるとまさに手に汗握るといった感じ。これが何百枚という長編だったら、この緊迫感が最後まで続かなかったのではないでしょうか。「本陣殺人事件」は中編だからよかったという理由です。
戦争の終わりを境に、本格推理を書こうと心機一転した著者の意気込みと、紙の不足という戦後の混乱の中だからこそ生まれた、時代が書かせた傑作といえると思います。
紙の本
本陣殺人事件
2021/08/16 18:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:n - この投稿者のレビュー一覧を見る
「岡山もの」は見ていて面白い。東日本にはない異なる価値観と金田一たちの都会的な価値観が交錯する。山中では、些細な話があっという間に広まり......
電子書籍
日本刀を外へ運ぶ仕掛け
2019/10/20 11:21
3人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宮村みやこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
このストーリーはTVで見た時「それは上手くいかない」と思った。まず日本刀が人間の胸に突き刺さると刃物はかなり強く筋肉で締め付けられるので琴線が引っ張られていくうちに糸が切れると思う。横溝正史はまず実験してみるべきだった。まあ奇をてらったストーリーで特に考えなければ面白い。