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ホモ・サピエンス種?の歴史をとてもうまくまとめてあった。ある程度情報量が多くなるとその人の思考に沿った歴史となるが、とてもよかった。知識量が膨大なので疲れたけど、おもしろかった。未来についても書いてあったのでよかった。
これだけの情報量でも、人類史のほんの少し。生物が生まれてから考えてもほんの少し。地球が生まれてから、また宇宙が生まれてからもほんの少し。そして、そのほんの少しの時代の1人の日本人。でもそれぞれが意思をもって生きてる。すごいことだなと思った。人生やりたい事をやっていくべきだと再認識。でも今だけで生きてたら大きな失敗もした。危ない失敗を。だからやっぱり自分が一番自分を尊敬して、自分に責任をもって、みんなが自信もって生きていくことが大切なんだと思った。 人生楽しくなった。答えなんてないし、真理なんてものもない。考え続けること。でも考えてばっかでも進まない。答えなんてない。有限だから良い。愛する心とか楽しい気持ちが大切。一瞬一瞬は奇跡。より良い世界にはなってる。より良いために考え続け、行動し続けよう。
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宗教と資本主義の項は少し読みにくかった。それでも上巻同様読みやすく明解で断定的なペースは変わらない。
面白かった。
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経済学から宗教、物理学、そして進化論。私の学術的興味を充分に満足させ、さらなる理解を深めてくれた。これだけの内容を網羅的に学ぶとしたら何冊もの学術書を膨大な時間をかけて読み込まなければならない。私のブルーバックスに端を発した50年以上にわたる学術書籍の読書経験の集大成とも言える内容である。素晴らしすぎる。
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近現代に話が移ってきた下巻。
人類は今までどう進化してきたのか?
そもそも進化なのか?
事実としての歴史ではなく、背景や裏側からその事実を紐解いていく。
さらに後半は未来に向かっての展望となり面白い。
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ホモ・サピエンスは最強なのは、絶対的な時間軸の上では、ほんの一瞬のこと。
想像豊かな能力が未来のどこに向かうのか…
まだ間に合うのだろうか?
最強でいられる時間は、どのくらい残されているのだろう?
消えてしまう、時間を越えられない、
最後のとき、信じるもの。
今はあると力強く言える。十分。。。
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上巻で深堀した道徳的な側面を受けて、経済的側面に踏み込みつつ、幸福論や人生目的論に再び繋げている。経済面において、科学と資本主義の関係、戦争と文明の変遷など、目を見張る論理展開が引き続き展開されている一方で、再び道徳に落とすにあたってはやはりこういった論理展開になるのか。人類が何を望みたいのかわからないように、我々が落としどころを綺麗に消化できないのも、いわば同一視すべき問題なのかもしれない。
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読書会の課題本ということで読んでみた。前半の宗教やイデオロギーについては、粗雑で強引な論理展開が多く、ほとんど共感できなかった。全体の結論にあたるだろう最後の二章では、あまりにも虚無的なブラックジョークとしか思えない議論が多く、ちょっとどうか?と思う部分も多かった。正直、騒がれすぎだと思う。
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面白い
宗教、資本主義、帝国主義、貨幣、信用と社会の構造を述べるだけでなく、ギルガメッシュプロジェクトなど未来の予想までも書かれている
歴史、経済、政治、社会という学問を網羅している
新しい形で社会を知るためにいい
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読書記録です。
ひとことで言うと「コワイ本」です。
ラストはそこに持っていくのか~
歴史は繰り返される。有史以来、人間の求めるものや築くもの、壊すものや再生するもの。
歴史から見ればモブにもならない私の人生は、小っさ過ぎて笑える。でも、その小っさいモブの自分勝手な幸福への追求が歴史を動かしていく。
そんなに多くのことを求めていないつもりなんだけど。
強く願ってるのは「痛いのはイヤ」「一汁二菜で充分」「こどもたちに迷惑かけたくないな」ぐらいなんだけど。
ささやかな願いでも叶えようとしたら、人体実験が必要だし、搾取したモノを口にするんだろうし、代わりに世話をしてくれる他人に迷惑をかけることになるんだろうな…
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致し方なくラベルを「世界史」にしてあるが正確には「人類史」である。恐ろしく抽象度の高い視点で人類の歴史を振り返っても見通せる未来は短い。科学革命~産業革命を経て情報革命に至ると技術進化の速度は限界に近づく。シンギュラリティ(技術的特異点/※想定では2045年)を超えればヒトは主役の座から引きずり降ろされるに違いない。
http://sessendo.blogspot.jp/2017/04/blog-post_10.html
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近代科学と従来の知識の伝統の違い(pp.58-59)
・進んで無知を認める意志。
・観察と数学の中心性。
・新しい力の獲得。(説だけでなく、新しいテクノロジーの開発を目指す)
自由市場資本主義は、利益が公正な方法で得られることも、公正な方法で分配されることも保証できない。それどころか、人々は利益と生産を増やすことに取り憑かれ、その邪魔になりそうなものは目に入らなくなる。成長が至高の善となり、それ以外の倫理的な考慮というたがが外れると、いとも簡単に大惨事につながりうる。(p.159)
歴史的視点に立つと、私たちがこうして楽観できることこそが、素晴らしいのだ。人々が戦争を想像することすらできないほどに平和が広まった例は、これまでに一度もなかったからだ。(p.209)
何にも増して重要な発見は、幸福は客観的な条件、すなわち富や健康、さらにはコミュニティにさえも、それほど左右されないということだ。幸福はむしろ、客観的条件と主観的な期待との相関関係によって決まる。(p.222)
私たちは直感的に、銀行家のほうが農民よりもずっと幸せだろうと考える。だが、泥壁の小屋やベントハウス、シャンゼリゼ通りが私たちの気分を本当に決めることはない。セロトニンが決めるのだ。中世の農民が泥壁の小屋を建て終えたとき、脳内のニューロンがセロトニンを分泌させ、その濃度をXにまで上昇させた。(中略)肝心なのは、セロトニンの濃度が現在Xであるという事実だけだ。そのため、銀行家の幸福感は、はるか昔の祖先である中世の貧しい農民の幸福感を微塵も上回らないだろう。(p.230)
人々が自分の人生に認める意義は、いかなるものも単なる妄想にすぎない。(中略)幸福は人生の意義についての個人的な妄想を、その時々の支配的な集団的妄想に一致させることなのかもしれない。私個人のナラティブが周囲の人々のナラティブに沿うものであるかぎり、私は自分の人生には意義があると確信し、その確信に幸せを見出すことができるというわけだ。(p.234)
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世界48か国で翻訳され,オバマ前大統領やビル・ゲイツ氏,FBのザッカーバーグ氏らも感嘆した本書は,日本においても出版されるやベストセラーとなりました。各界の著名人が推薦する注目の一冊!内容も頁数もボリュームがあるが,説得力のある論理展開に引き込まれ,グイグイ読めます!
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上下巻でかなり読み応えあり。「話題沸騰!・大反響!」に、ついていくのも大変だ。次は脳細胞も肩も凝らない小説にしよう!!
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人類とは人間とはどうやって成長してきたかを3つの革命(農業、認知、科学革命)を通じて述べている壮大な1冊だ。その中で資本主義や自然科学の功罪を考えることで人間とは何か、将来を見渡す視野が与えられた。ブッダとは悟りを開いた人、科学と帝国の隆盛の裏には資本主義がある、人間の能力と幸福は反比例、幸せかどうかは心の中で何を感じるかによってのみ決まる、ヒューマンブレインプロジェクト:完全な人間の脳の再現、シンギュラリティ、私たちは何を望みたいのか十分考えられていない。人間の本質を鋭くえぐる本だ。著者の筆力に脱帽だ。
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最初の宗教に関する章が目から鱗の連続。
宗教とは「人間の規範と価値観の制度」と定義して、一神教崇拝から多神教へ、キリスト教からアジア・オセアニア圏の宗教へとそれぞれの特徴を上手く説明している。
宗教の定義を「人間の規範と価値観の制度」だとすると資本主義も一種の宗教だと筆者は言っているのを読んで、
世の中を見る視点がまた一つ増えるような面白さがあった。