電子書籍
☆怪人二十面相☆
2024/04/18 00:05
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実業界の大立者である羽柴壮太郎の家に、世間で噂の盗賊《怪人二十面相》からロマノフ王家に伝わる宝石を狙った予告状が届いた。一方で、家出をして南洋に渡った羽柴家の長男壮一が、10年以上の時を経て帰国した。しかし、ロマノフ王家の宝石は奪われてしまい、さらに、次男の壮二を誘拐されることに。二十面相は、次男の壮二と引換えに、安阿弥の作といわれる観世音像を要求してきた。羽柴壮太郎は、名探偵明智小五郎に依頼をしたが、明智が留守中のため、助手である小林少年が明智の代わりを務めることになったのだが・・・
上記の事件に小林少年の大活躍、そしてその後の駅のホテルで明智小五郎と怪人二十面相とが対峙し、明智誘拐事件、美術館美術品一層盗難事件と、次々と事件が動く。
はたして、2人の対決や如何に!?
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『怪人二十面相』は、月刊娯楽雑誌『少年倶楽部』に連載された、江戸川乱歩作の少年向け推理小説シリーズの第1話である。
話の展開がそれほど複雑ではなく、時折混ざる活動弁士のような語り口調が、読者を惹きつけるのだろう。
紙の本
☆怪人二十面相☆
2024/04/18 00:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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実業界の大立者である羽柴壮太郎の家に、世間で噂の盗賊《怪人二十面相》からロマノフ王家に伝わる宝石を狙った予告状が届いた。一方で、家出をして南洋に渡った羽柴家の長男壮一が、10年以上の時を経て帰国した。しかし、ロマノフ王家の宝石は奪われてしまい、さらに、次男の壮二を誘拐されることに。二十面相は、次男の壮二と引換えに、安阿弥の作といわれる観世音像を要求してきた。羽柴壮太郎は、名探偵明智小五郎に依頼をしたが、明智が留守中のため、助手である小林少年が明智の代わりを務めることになったのだが・・・
上記の事件に小林少年の大活躍、そしてその後の駅のホテルで明智小五郎と怪人二十面相とが対峙し、明智誘拐事件、美術館美術品一層盗難事件と、次々と事件が動く。
はたして、2人の対決や如何に!?
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『怪人二十面相』は、月刊娯楽雑誌『少年倶楽部』に連載された、江戸川乱歩作の少年向け推理小説シリーズの第1話である。
話の展開がそれほど複雑ではなく、時折混ざる活動弁士のような語り口調が、読者を惹きつけるのだろう。
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その名前はよく聞きますが実際に読んだことはなく、自分の中で謎に包まれていた『二十面相』ですが、ようやく巡り会えたという気持ちです。世間一般にイメージされる怪盗の原型と思うと、何だか感慨深いものです。
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古典なので細かな点は置いておくとしても、乱歩のミステリーの切り口としては非常にさっぱりとしていて、ホラー感も薄く、万人受けする内容になっている気がする。
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大物実業家・羽柴壮太郎に届いた一通の予告状。差出人の名は「二十面相」。羽柴の健闘もむなしく、家宝のダイヤモンドは思いもよらぬ華麗な手法で目の前から姿を消してしまう。勇敢な少年探偵、小林の活躍で何とか取り戻せたものの、肝心の二十面相はいまだ野放し。そのときまるで運命に導かれるように、一人の大探偵が東京駅に降り立った。劇的トリックの空中戦、ここに始まる!
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二十面相があまりにも格好いいので、思わず悪役を応援したくなります。文体もとても読みやすくするする読めるので、今まで読んだことがなかったという方にもぜひ読んでいただきたいです。
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今更ながら、こんな話だったのか!と。
名探偵明智小五郎と怪盗二十面相の、自信満々な言動のぶつかり合い。ふたりとも好きだなぁ。
もっと見ていたくなる戦いだったなぁ。
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なんて面白いんだ
という感想。
子ども染みてるが、単純にそう思いました。
明智小五郎の全能感。怪人二十面相の真っ当な悪人感。小林少年の活躍。
冒頭から物語に引き込まれて、小林少年と怪人二十面相の闘いには手に汗握り、明智小五郎の登場では心の中では「待っていました!」と叫んでしまう。
また期待通りの対決。
これがシリーズもので、まだまだ楽しめることも嬉しい限りです。
娘に是非読んで、小説にときめいてほしいな
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怪盗が盗みを働き、それを阻止しようとする勢力。という構図が複数回展開されるわけだが、その殆どが各章の冒頭3、4ページでオチの検討がついてしまう程にあっさりしたものだった。しかしこの現象は、それだけ推理作品が現代の世間一般に浸透したからこそ起こりうるものであり、およそ1世紀近く前の作品であるこのシリーズが、某人気アニメの元ネタになった他、あらゆる推理小説メタの原本的題材になっている(と予想)と考えると、 川の源流にたどり着いたような気がした。
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この本は怪盗である怪人二十面相があらゆる手を使い、盗みを行う話である。日本中に名を轟かせている怪人二十面相は幾度となく警察網をくぐり抜けてきた。それもそのはず、怪人二十面相の素顔は誰の知る所でもないからだ。彼の変装は近くで見ても決して粗がなく誰に変装しようと見破ることができない。予告状を出した血縁に変装し盗みを働く大胆さを持ち合わせる。
もちろん、盗まれると知り何も対策を打たない人は居るはずもなくこれまでに幾人もの人たちが対策をしてきた。ある人物は警察へと駆け込みある人物は名探偵の助手に手助けを求めた。しかしそんな修羅場すらも怪人二十面相はくぐり抜けてしまう。
この本で見逃すことができないのが怪人二十面相と名探偵と称される明智小五郎との頭脳対決である。常人には繰り広げることのできない一進一退の攻防。天才と天才の戦いには明智小五郎だけではなく怪人二十面相にもエールを送ってしまう。
怪人二十面相とは何者なのか。天才と天才の戦いはどのように終止符が打たれるのか。その点に着目し読み進めてほしい。
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たぶん小学生時代に一度読んでいる 当時江戸川乱歩ものはかなり図書室で借りた記憶がある 図書カードなどの証拠はないけど 子供心にワクワクドキドキして次から次へと読み漁っていた 文章も平易だし子供向け しかしかなりの当て字が出てくるから間違えて覚える恐れあり 二十面相が捕まって終わるハッピーエンドだけど 'ここで終わり?'と思わず突っ込んでしまった 捕まってしまったら小説は終わってしまうよね
変装によって人を騙す手口がたくさん出てくる 裏を返せば どれほど人はうわべだけで人を判断するかという証拠だと思う
人前に登場し名を名乗っても本当に正しいのかまず疑う癖がついた
未だに後を絶たない特殊詐欺 被害者にも 少し見習ってほしいものだ
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江戸川乱歩は読みたいと思いつつも手に取りずらかった作家。ジャケ買いだったけど、中身も面白くて買って正解だった◎
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私がだいすきだったシリーズ!!
小学生のころ、怪人二十面相が怖くてかっこよくて、でもやっぱり怖くて、図書館で端から読んだなあ。
この装丁は現代の小中学生にすすめやすいかなと。
辻村深月さんの解説がとてもよいです。
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ミステリよりもストーリー重視な傾向。
江戸川乱歩にも怪人二十面相にも馴染みがないから、感情移入することなく読了。
子供の頃に読んでたら素直に面白いと思えたかも?
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巧みな変装や計画でなんでも盗み出す二十面相、数々の事件を解決してきた私立探偵明智小五郎の対決。
刑事のマヌケさには少々疲れるのが、それも古典の良さでもある。
読みやすく、軽い気持ちで読める。