紙の本
樋口有介氏による沖縄那覇市の一人の高校生の夏休みに起こった事件の物語です!
2020/09/07 08:53
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『ぼくと、ぼくらの夏』(サントリーミステリー大賞読者賞)をはじめ、『風少女』、『彼女はたぶん魔法を使う』、『夏の口紅』、『ピース』などの傑作を発表してこられた樋口有介氏の作品です。同書は、那覇市大道の栄町にある売春宿の息子・香太郎を主人公とした物語です。香太郎は、高校最後の夏休みに近所のゲストハウスでバイトをします。悠々自適なマスター、個性的な美女たちに囲まれ、それなりに充実した毎日を過ごしていたのですが、そんな中、栄町界隈で殺人事件が発生します。当初、金の絡む単純な構図に思えた事件は、18年前のある秘密が引き起こした悲劇だったことが徐々に分かってきます。一体、その秘密とは何なのでしょうか?この事件はどうなるのでしょうか?続きは、ぜひ、同書をお読みください。
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ラグジュアリー
2019/03/08 00:14
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の立ち位置。
ストーリーとの関係性。
環境と状況。
すべてが樋口さんの文体と合っていて、
とても贅沢な読書空間だった。
エンディングも秀逸さー。
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高校生最後の夏休み。香太郎は次々と出会う美女たちに翻弄されながらも、悲しい事件の結末を風景として見つめつづける――。
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那覇市大道の栄町、表向きはスナックである売春宿の息子・香太郎は、高校最後の夏休みにゲストハウス「アミーゴ」でバイトをする。悠々自適なマスター、個性的な美女たちに囲まれ、それなりに充実した夏休みを過ごしていた。そんな中、栄町界隈で2つの殺人事件が起こる。
幼なじみから「野良犬」と言われた香太郎だが、野良犬だからこそ見えるものがある。
ストーリーもさることながら、沖縄の暮らし、沖縄の人々の県民性や心情などが興味深かった。
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色々と暮らしが違い過ぎる世界での話だけど、わりとすんなりと読める。
一応はミステリ的な話になるのだけど、結末は世の中的にはうやむやで、一部の人達ちだけが知っている、という割に暗さはない。
コウちゃんが、上京すればその後の活躍?話があっても面白そう。
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主人公の会話がやけにウケを狙っているように感じられて合わなかった。
事件の内容も興味惹かれないものだった
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那覇市大道の栄町にある売春宿の息子・香太郎は、高校最後の夏休みに近所のゲストハウスでバイトをする。悠々自適なマスター、個性的な美女たちに囲まれ、それなりに充実した毎日を過ごしていた。そんな中、栄町界隈で殺人事件が発生。当初、金の絡む単純な構図に思えた事件は、十八年前のある秘密が引き起こした悲劇だった―。
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舞台が沖縄の売春宿でも、シニカルさと真っ直ぐさを兼ね備えた少年が周囲にいる個性的な美女たちに振り回されながらも、肝心なところでは勘の良さと勇気をもって事件を解決していくという構成はやはり樋口作品です。
どこまでをハッキリさせ、どこまでを曖昧に濁しておくかという線の引き方も毎回興味深く注目しています。
まあ、こんな贅沢な境遇になることは想像もできないので、何の参考にもなりませんけどね。
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舞台は沖縄。
主人公は、高校3年生。
夏休み。
も、これだけで暑い。
飲み屋の女主人が殺され、続けて、アルバイトの女の子が殺される。無関係かと思われた事件は…。
沖縄の閉塞感が通奏低音のようにあって、なんかだるい感じ。
とはいえ、タイトルの意味がわかった時の、苦さはインパクトある。
主人公は完全なる傍観者なのだけど、まだ傍観者がいることで救われているように思えるやるせなさ。
うん。
やるせない話なんだろうな。
だからこそ、なんくるないさー、って流れに身を任せるしかないのかもしれない。
にしても、食べ物がやたら美味そうだったww
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夏、沖縄、青春、そして殺人…。高校生最後の夏休み、香太郎は次々と出会う美女たちに翻弄されながらも、事件の結末を風景として見つめつづける。熱い街で起きた殺人事件を描く青春長編ミステリー。
なんとなく遠い国のどこかで起きた事件という気がする。主人公たちの無気力感や雑踏のない街の空気が、そういう気持ちにさせるのだろうか。沖縄の東と西の読み方など勉強になった。
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沖縄って本州と全く違う生活が出来てるのに驚き。
そして興味をもった。
登場人物がしっかりしてるけど最後まで犯人は分からなかったなぁ。
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沖縄で高校3年生の男の夏の物語
家が売春宿だったり、いろんな女が登場したり
2件の殺人事件が起こったりもう・・・
でも物語に引き込まれました
沖縄ってなんか本州と比べて違うなと感じたり
沖縄にちょっと触れてみたいなとも思ったり
楽しめました