電子書籍
マリーアントワネットの生涯
2024/01/06 17:34
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投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
マリーアントワネットの生涯についてわかりやすくまとまっており読みやすい。王妃に関する絵画などもカラーで載っているのも良い。
紙の本
フランス王妃として
2017/01/15 19:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アリッサ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大体歴史上の人物を辿るとき
必ずといっていいほど載っているのは絵画ですが、
この本では絵画とそれ以外の美術品が載っていて新鮮でした。
アントワネットが日本と関わりがあったのが意外でした。
紙の本
京子先生
2016/10/24 19:58
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投稿者:トクちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
京子先生の文章は、辛口の中にも愛があると思う。
マリーアントワネットの趣味の良さを美術品で教えてくれる。
関連の展覧会が関西の来ないのが残念。
紙の本
50代女子にはたまりません!
2016/10/04 23:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヨンデリーヌ - この投稿者のレビュー一覧を見る
刷り込まれてますからね、ベルばら。
そこがベースにあっての、リアル図版がいっぱいで、
その上、中野京子さんのキレッキレの解説です、いやー、心震えるわー
そしてなんと、森アーツセンターでアントワネット展とは!
その先触れとしての先行出版、こりゃもう、ベルばらエイジに仕掛けてきてるねー
紙の本
悲劇の王妃
2016/09/18 10:31
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
アントワネットの人生を、絵画や調度品を交えて紹介されていますので、私のような世界史嫌いにも優しい本でした。
また本書は10月から開催される「マリー・アントワネット展」の出展作品を題材に、その生涯に迫るという、いわゆる美術展とのタイアップ新書です。私は、まんまと引っ掛かる形となりましたが、この美術展にも足を伸ばそうと思います。
アントワネットの自業自得な側面よりも、封建制度の崩壊という歴史の転換点において、時代の生け贄となった悲劇的な王妃という印象の方が強く残りました。もしルイ16世が愚鈍でなければ、マリアテレジアが長生きしていれば、フランス王妃となるはずだった姉が夭折しなければ等々、数え切れない分岐点の存在が、アントワネットの人生を顕わしています。そして処刑により、激動の時代の象徴として歴史に刻まれることになったのです。
それにしても、息子の酷い死(獄死)やフェルゼンの最期(民衆による撲殺)、ランバル侯爵婦人の惨殺等、アントワネットに関わった人たちの悲劇は知りませんでしたが、民衆が暴徒化した時の残虐性は凄いものがあります。
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10/25から開催されるマリーアントワネット展の予習として。
とはいえ、ツヴァイク始め、中野京子さんのマリーアントワネット関連本は全て読破しているためおさらいという感じでもあり。
でも、マリーアントワネット、フランス革命、ハプスブルク家好きとしては中野京子さんの作品は何度読んでも面白いし、好きだなぁ。
今回は美術品の写真もたくさん載っていて新鮮味もあった。
マリーアントワネット展、楽しみ!
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アントワネットの生涯を通じながら美術品を見ていくという本。やっぱり、アントワネットってわがままだったんだなという印象。それとルイ16世も意外と立派だったという再評価をされつつあるもとっとと脱出しなきゃならんのにのんびりと物見遊山した結果バレて逮捕されてしまうというように頼りない。二人共誇張された悪い印象が持たれているが、そう思われても仕方がないほどダメダメな部分があったのは確かだったんだなと改めて思った。
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マリーアントワネットの生涯
読了:2016/10/29
あまり「美術品でたどる」感じはしなかった(各章の最後にちょこっと説明されるくらい)が、相変わらずの筆力で本を置く間も無くあっという間に読み切らされた。
アントワネットの平凡で煌びやかな前半生と、憎まれ裏切られ運命に翻弄される後半生のコントラストもすごいが、今の自分に重ね合わせたのはルイ16世の不決断さであった。
p. 132 「群衆が完全に宮殿を取り巻くまでまだしばし時間があった。廷臣らは王家の一時避難を検討し、庭には大型馬車も用意された。ところが軍によるパリ制圧案が持ち出されると、不決断の王はフリーズしてしまう。頭脳先行の人間にはしばしば見られるが、どちらの言い分にも一理あると考え結論を控えるのだ。」
「結局ヴェルサイユの庭も道も全て貧民に埋め尽くされ、身動き不能になる。すると王は、皆パンが欲しいだけだから渡せば消えると楽観論へ傾き、わずかの近衛兵を残し、軍による厳重警備を断ってしまう。」
p. 148「半ば成功。しかしこの安堵が躓きの石となる。ルイはフェルゼンにこの先は一人でベルギーへ行けと命じた。」
「フェルゼンが追いやられたことが、逃亡劇失敗の主因だと言い切れる。ルイは楽観主義に陥り、のんびり行楽気分で幾度も休憩をとりつつ、兵の待つ約束地点へ着いた。五時間も遅れて!」
自分が面倒なことをしなければならなくなるのが嫌だから、楽観主義により「やらなくていい」理由を見つける。そして決断を先送りにする。そして事態は悪化してから再び己が身に降りかかる。
あぁ、今のプロジェクト、そして今の自分…。
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六本木で開催されているマリーアントワネット展と併せて楽しめる。知っている事実がほとんどだが、分かりやすくまとまっている。
改めて、数奇な人生を歩んだ人だなと。
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読みやすい文章でマリー・アントワネットの生涯を振り返ることができる。
著書はルイ十六世とマリー・アントワネットに同情した調子で筆を進めているが、限られた時間だったとはいえ享楽にふけり贅沢三昧を楽しんだ王妃と、ナチス高官の子供を生んだからという理由でフランス市民から袋叩きにあった女性を同列に語るのは私にはちょっと疑問が残った。庶民の感情論に流されず、「善悪を超え、忘れ得ぬ王妃」であることを念頭に置かねばいけないのだろうけれど。
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カメラのない時代、記念写真代わりになるのは「絵」だが、誰でも描かれるものじゃない。相当な財力と描かれるのにふさわしい家柄が必要だ。
そんな条件を満たしていたのが、マリー・アントワネット。父親は神聖ローマ皇帝フランツ1世、夫はフランス国王ルイ16世。文句なしの家柄と財力を背景に、幼少から死の直前までのアントワネットには多くの絵画が残されている。
本書はアントワネットが描かれた絵画を歴史順に並べ、彼女の生涯を追いかける。彼女の偉人伝だ。ヴェルサイユ宮殿での絶頂期からフランス革命を支持する大衆による監禁、そしてギロチン処刑と、空前絶後な波乱の一生を送ったアントワネットだが、その行動は常に受け身だ。姉の急死によりフランス王妃となり、ルイ16世の優柔不断と親国王派の人材が次々と亡くなったことが彼女を追い詰める。自らの意思なく、運命に弄ばれた不幸な一生だった。それゆえにフランス革命を象徴するアイコンにふさわしい。
夫ルイ16世が処刑され、次の処刑に自分が選ばれることは間違いのない状況で、喪服を着た彼女の肖像画が一番印象的だ。まだ30代なのに、苦労と恐怖で白髪になったマリー・アントワネットにかつての威厳も気品もない。そんな自信のない表情こそが本当の彼女だったのだろう。
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最近読んだ本の影響で、急に絵画や宮殿が見たくなり…。今すぐ旅行も難しいのでとりあえず、本を…。
タイトル通りの内容でした。写真は少な目。
フランス行きたいなあ…。
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簡単にアントワネットの生涯いを辿ることができる。蒔絵の小物入れやら、陶器やら日本製のものが現存していて美しい
どうせなら、腕時計の写真も欲しいところだが、ま、いろいろレヴュー書かれていますが、やはりギロチンは同情してしまう いくら浪費化でもフランスがあの時点イギリスに負けた賠償を支払っていたこと貴族政における領主不在の政治のあり方が問題では、しみじみルイ15世は政治手腕が無い。残念な家族ですね。
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マリー・アントワネットの生涯が分かりやすかったよー!!
ベルバラ読みたくなったー笑
マリー・アントワネットが、本当はルイ16世と結婚
する予定ではなかったこと、
最期の最期まで、誇り高く生きてたことなどが
分かりやすくまとめてありましたー。
ロココの薔薇と呼ばれてたくらいで、
チューリップの香りを手袋につけてたとか、
オシャレすぎー!!
サクッと読めて歴史の勉強にもなるなんてイイネ!!
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「美術品でたどる」というほどには掲載されていないのが、ちょっと残念。
しかしマリー・アントワネットの波乱の生涯が簡潔にまとまっていて読みやすかった。
同じ著者の「ヴァレンヌ逃亡」を今度読んでみようと思う。