サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

秋萩の散る みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー10件

みんなの評価3.6

評価内訳

10 件中 1 件~ 10 件を表示

紙の本

数少ない奈良の物語

2017/05/31 21:28

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

奈良時代を舞台にした物語。遣唐使船に乗っていた鑑真と、遣唐使の正使と副使の争いを見た藤原仲麻呂の息子。
2回の遣唐使を務めた吉備真備の目を通した南国の風景。
学生から見た政争。
などなど。歴史の隙間に埋もれてしまいそうなエピソードをふくらませて、短篇に仕立ててくれている。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

古代の時代小説をもっと読んでみたい

2018/11/19 09:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

澤田の時代小説短編集である。全5作品であるが、最初の3作品が澤田が以前著した奈良時代を舞台とした作品である『孤鷹の天』の零れ話的なものである。すなわち、孤鷹の天は聖武帝から孝謙、称徳帝として皇位にあった阿倍皇女の御代で、主人公は大学寮の学生であった。その学生は藤原清河家の世話になっていた。

 このストーリーは、清河が遣唐使として渡唐し、帰日する際の出来事を描いている。また、もう一つの作品では、やはり遣唐使として渡唐した吉備真備が主人公である。さらに3作目では大学寮を巡る様々な人物像とときの為政者である女帝、藤原仲麻呂との関係を描く。

 4作目は、ときの参議、石上宅嗣が主人公である。この宅嗣にとんでもない話がもたらされた。それまで音信がなかった従姉が聖武天皇の子を産み落としたというのである。その扱いに困惑する宅嗣を描いている。

  最終話は、孝謙女帝が崩御後、それまで寵愛を受けて法王にまで上り詰めた弓削道鏡が主人公である。寵愛を受けている道鏡を描いた作品は少なくないが、下野薬師寺への転任を命ぜられた道鏡を描く作品は初めて読んだ。

  いずれの話も大変興味深かった。時代が聖武帝の直後で一致しており、通常ならば帝位の行方を描く作品が多いところ、帝位の動きに呼応した脇役の心を描く作品は珍しい。この時代は帝位が女帝を絡めて変遷が著しいし、皇統の乱れもあって安定した時代とは言えない。しかし、世情が安定しない時代の人心がどのようであったかは是非知りたいところではある。今後も是非、長編、短編を含めて作品が少ない時代の小説を書き続けてもらいたいものだ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2016/11/15 05:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2016/12/30 21:47

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/02/24 17:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/04/09 07:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/06/18 01:57

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/09/26 07:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/07/09 21:16

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2019/07/31 21:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

10 件中 1 件~ 10 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。