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紙の本
世界の七不思議をめぐって
2016/10/24 19:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
七不思議に導かれて最後に行きつくのはエデンの園だったという空想の話です。世界最古のアマゾーンの話もありロマンスも含めて楽しい作品になっていたと思います。但し、アマゾーンを操るのが誰なのか最後までわからないところが第二弾の続編に期待するところです。
紙の本
軍事研究の結果、驚くべき生物たちが生み出され、それらが集団として軍隊以上の戦闘能力を発揮する終盤へと怒涛の展開。
2017/07/25 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
期待を裏切らない一気読みの面白さでした。軍事研究の結果、驚くべき生物たちが生み出され、それらが暴れ回る前半から、それらが集団として軍隊以上の戦闘能力を発揮する終盤へと怒涛の展開である。更に、軍事機密を守るための傭兵軍団との戦いはまるで戦争さながらの激しさで、それだけでも活劇として十分に楽しめる。願わくばもう少し話を複雑にして、もう少し読み続けていたかったことかな。さて、シグマシリーズとは別作品であるが、本作に関しても巻末に「作者の覚書」として、作品中で記述された内容の真実と虚構とをしっかりと解説してくれているのが嬉しい。これを読むだけでも参考になるし実に面白いです。
<下巻>
<第2部;バビロン復活・承前>
まるで戦争のような激戦の中で、ローナは辛うじてオウム・サル・子ジャガーを逃がすことに成功するが、ローナ自身はダンカンに拉致され連れ去られてしまう。
<第3部;エデンの獣>
アイアンクリーク社の秘密研究施設であるロスト・エデン島に連れていかれたローナはそこで実験の全貌を知り嫌悪感を抱く。イラクが秘密裡に開発していたウイルスを使って、更に効率的な生物兵器(改造兵士)を創ろうとしていたのである。様々な異形の生物たちは、そのウイルスの副作用で「先祖返り」(生物進化における後退)を起こしていたのである。例えば、人間は類人猿に近い形に退化していたのである。ジャックは実験動物たちに付けられていたマイクロチップを逆用してロスト・エデン島を突き止めローナ奪還作戦を決行する。強力な速射機関砲まで装備した研究施設はまるで要塞であり、その戦いは戦争そのものである。しかし、長いこと様々な実験で痛めつけられてきた実験動物たちは、正星形のマグネタイトで集団が一つの意志を持った集団として行動できるという利点を生かして蜂起しジャックらと行動を共にする。ダンカンは万一に備えて島自体を消滅させる爆弾を設置しており、爆弾をセットして脱出を図るが、深い恨みを抱く実験動物によって惨殺されてしまう。ヘリで脱出しようとしたマリック博士も実験動物によってヘリもろとも爆死させられる。ジャック達は激戦の末、実験で生み出された子供たちを連れ間一髪で脱出に成功するが、その他の成熟個体たちは島に残り自ら死を選択する。唯一生き残ったブライス・ベネット社長はすっかり改心して全てを告白。多分、司法取引で監視下で自由を得たらしい。さて、生き残った実験動物や実験で新たに生まれた子供達はアンクル・ジョーのワニ飼育場跡地に新天地を得る。つうことで目出度しでした。
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