サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

みすず書房旧社屋 みんなのレビュー

写真集

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー7件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (3件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本

街角にふと

2017/04/05 09:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

みすず書房といえば、フランクルの『夜と霧』を思い浮かべる人も多いと思う。
 良きにつけ悪しきにつけ、少し固めの出版社という印象はある。
 またその装幀は白を基調して、本としての美しさには定評がある。
 歴史をさかのぼれば、終戦間もない昭和21年3月に創業された、戦後の出版社である。
 この本はそんな出版社の社屋を写した写真集ということになるが、ここに記録された本郷3丁目には昭和23年秋に移転している。
 設計したのは芦原義信。最初は平屋立ての建物だった。
 その後、何度かの増築を行い、2階も作られていく。

 しかし、写真で見るかぎりでは、どこから見ても古色蒼然としたアパートにしか見えない。
 失礼な言い方にはなるが、こんなところでベストセラーや話題作が生み出されていたのかと、うっとりとする。
 屋内に入れば、さらに魔界が広がる。
 編集部の机、あるいは倉庫、いたるところに本や資料が氾濫している。
 雑然という言葉がかわいく感じるほどである。
 そんな場所で人が集い、議論する。
 躍動というのはこういうことをいうのだろうか。
 カメラは記録するための道具でありながら、ここに納められた写真は記憶の情感ともいえる。

 時代というより、人がまずあった。
 そう思わせる写真ばかりだ。
 ひとつの出版社の社屋の写真でありながら、どこまでもドラマティックであり、感情がわきあがる気分である。

 その社屋も平成8年解体された。
 解体現場には8月の空が広がっていた。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2017/03/26 18:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/10/14 16:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2017/04/14 18:39

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/05/14 20:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2018/10/09 19:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2022/03/11 16:02

投稿元:ブクログ

レビューを見る

7 件中 1 件~ 7 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。