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「100分de名著」名作セレクション みんなのレビュー
- NHK「100分de名著」制作班 (編)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:文藝春秋
- 発売日:2016/11/10
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紙の本
名著のはしっこだけでも
2017/03/22 07:55
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKEテレの人気番組「100分 de 名著」が始まったのは、2011年3月30日。
記念すべき最初の名著はニーチェの『ツァラトゥストラ』(なんとも言い難いタイトルである。最初に読んだ? のは半世紀前だが、いまだにちゃんと言えない)。
25分の番組で一か月4回、合計100分で、古今東西の名著を読み解くというのだから画期的であった。
私がこの番組を知ったのは2014年8月放送の『アンネの日記』から。
以来、すでに2年以上経つことになる。
番組では指南役として大学教授や作家たちが解説する一方、名著やその執筆者の略歴などをアニメーションや朗読、あるいは寸劇で見せていく。
もちろんテキストも毎月出ている。
テキストを読んで番組を視聴すれば万全ともいいたいが、やはり原典を読むべきであろう。まあ、それができないから、こういう番組が出来たともいえるのだが。
この本は今まで放映されて名作の中から選りすぐりの32点が紹介されている。
先ほどの2点の名著をはじめ、『幸福論』『こころ』『斜陽』『歎異抄』『茶の本』『ハムレット』『罪と罰』と、確かに名著ばかりだ。
その中にアドラーの『人生の意味の心理学』もあるが、この本がはたして名著であるかわからないが、少なくとも放映された時期にはアドラー心理学は評判になっていて、それを丁寧に解説したという点では、この放映の意味は大きかったのではないだろうか。
この時の指南役はもちろん岸見一郎先生だった。
今まで放映されたものを一から振り返るのは難しいだろうが、こういう本があれば番組のエキスはわかってもらえるだろう。
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