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首折り男のための協奏曲
読み終わって響くこのタイトル
大須賀めぐみのWaltzリスペクトだと勝手に思ってる
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再読。連作短編集?なのかな。つながってる面白さも、つながってない面白さも両方味わえる。登場人物たちの微妙にかみ合わない会話もクスクス笑える。「天網恢恢疎にして、そこそこ漏らす」。重いテーマを軽やかな筆致で描く伊坂さんの真髄を表していると思います。
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帯から、ラッシュライフ的な感じを期待していたので、ちょっとがっかりしました。話は面白かったので、それが残念…
最近、どうにもこうにも許せない敵が出てきて、それがあまりに許せない奴でちょっと疲れますね。
黒澤さんはステキでした。
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裏表紙のあらすじから、長編集だと思っていた。どこで話が交錯するのだろうと期待しつつ、なかなか進展しないなと思いつつ、流しながら読んでいた。
短編集とわかっていれば、それぞれの物語の関連性がより楽しめたのではないかと思う。
裏表紙の「絡み、繋がり、やがて驚きへと至る!」は誤解を招くのでは。結末を期待していた分、拍子抜けでした。
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後ろの解説を見て長編なんだなぁと思って読んでたらそこまで絡んでこないし。でもうっすら絡んでるし。って、短編じゃん!長編だと思い込んで読んじゃったから変な読後感になってしまった。
やっぱり黒澤はいいわぁ。安心安定の黒澤。
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各章はなかなか良かったけれど、最終的にきれいにひとつの物語を作り出すのかと思って読んだので、ちょっと期待はずれだった。
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短編集と知ってから読むべきだった。
伊坂さんのどの作品にも共通して、「不条理な世の中だけど、正義が救われてほしい」という願いが込められていると感じる。
今回の一冊は、その根底にあるものをハッキリ示してくれていたと思う。
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これはまた伊坂さんならではと思わせてくれる、面白い展開。短編小説でありながら、全体として長編小説になっている・・という感じでしょうか。「首折り男」ときいて、『マリアビートル』の七尾かと思ったが、別人物らしいです。
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ちょこっとずつ繋がる、珍しい短編集で、面白く読めた。繋がるかと思ったら繋がらなかったり、協奏曲というタイトルが秀逸だと思った。
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7話の短編集。首を折る殺人者で一応つながってはいるが、雑誌に載せた短編を7つ集めただけらしいので、そこまでの関連性はない。別々の話と思って読む方がいいかも。頻繁に時間や人の視点を替えて書かれてることが多く、読むのにちょっと疲れる。ちょいちょい面白い話があって、1話と7話がすき。
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首折男や探偵兼泥棒の黒澤が出てくる伊坂ワールド全開の物語。 短編集だが伊坂さんらしく各話が微妙に繋がっていたり、かといって繋がりすぎてなくて。 クスッとする会話やオッと驚くオチがある。
人間らしく:虐められる少年の話とクワガタを飼う男の話が交互に続く。 これにも最後に小さなどんでん返しがあり、短編なのによくこんなトリックを使えるなあと感心させられる。「神様は時々、見ている」
月曜日から逃げろ: 泥棒の黒澤さんvsテレビマン久喜山。時系列を使った少しこんがらがりそうなトリックだが、伊坂さんらしくて面白い! 仕掛けを知った上でもう1度読みたくなるタイプのお話。
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私も短編集とは知らず、短編同士が繋がって最後に大きな結末を残す……のを期待してたので、ラストの合コンの話があっさりと終わってしまったことにはちょっと拍子抜けした。
ひとつひとつの短編自体は、さすが伊坂さんなので申し分なく面白い。
首折り男の死因は結局わからず。死んだと見せかけて実はまったく違う姿になって生きていたってのを想像してたのになぁ。
読後にどことなく爽快感があります。
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初の伊坂幸太郎帯に書いてあったような、思わず「あっ」と声が出ることはなかったけど、普通におもしろいとは思った。
伊坂ワールド、私はあまり好みではないかもなー…
とはいえ、1冊で決めつけるのは良くないので、また機会があったら、他の作品も読んでみます。
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2017/1/1読了。
短編集でありながらなんとなく話が繋がっている感じ。
いずれもふわっと、不思議な爽快感を感じて終わった。気持ちい。
若林夫婦のケーキがモンブランだった話と、合コンの話が爽やかでかつ上手いこと伏線も拾えててお気に入りです。
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いろんな雑誌に書かれた物語を一冊にまとめた、連作風短編集です。
〝連作風〟としたのは、必ずしもすべてのお話が繋がっているとはいえないからです。でも、読む側としては、ここに散りばめられた伏線が、いつかすべて繋がるのではないかという期待を持ちながら、頭の中で物語を再構成しつつ読み進めるという、変な楽しみ方ができてしまう作品集です。伊坂ファンならご理解いただけますよネ。
それにしても、この世界はなんて生き辛いのでしょう。世界中のどこかで、いつも戦争や飢えや病気が蔓延しているのを知っていながら、素知らぬふりをして日々暮らしていくなんて、何か間違っているような気がします。もっと身近なところにも、不幸や苦しみはいくらだって見受けられます。そんな事いちいち気にしていたら、生きてはいけないのでしょう。だから、たとえどこかの誰かが大変な目にあっていたとしても、いま目の前にある出来事に一喜一憂しながら生きていくしかないのでしょう。でも、それでいいのかなという気がします。伊坂作品を読むと、ときどき神の沈黙という言葉を思い浮かべてしまいます。伊坂氏も、神の沈黙に切ない思いをされているひとりなのではないでしょうか?
べそかきアルルカンの詩的日常
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べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
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