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紙の本
逢坂剛氏によるウエスタン・ハードボイルドの傑作シリーズが開幕です！
2020/09/05 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、「百舌」シリーズ、「岡坂神策」シリーズ、「御茶ノ水警察署」シリーズ、「イベリア」シリーズ、「禿鷹」シリーズ、「世間師」シリーズなどの話題作を次々に発表されている逢坂剛氏の作品です。同書は、1875年、アメリカ合衆国アリゾナを舞台にした物語です。人の命が、銃弾一発より軽い世界において、幼い頃に両親が虐殺され、養父に虐待されながらも生きてきた少女が主人公としてストーリーが展開されます。射撃の名手にして賞金稼ぎを生業とする男、記憶を失い、ハコダテから流れ着いたサムライなど、偶然出会った３人が賞金稼ぎのチームを組み、凶悪な「お尋ね者」を追う旅に出ていきます。ウエスタン・ハードボイルドの傑作シリーズがここに開幕します。
紙の本
軽快な読み心地良さに一気読みでした。そもそも西部劇と聞いた途端にワクワクして爆走モードでしたが。
2018/05/18 07:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽快な読み心地良さに一気読みでした。そもそも西部劇と聞いた途端にワクワクして爆走モードでしたが。語り部的存在の少女：ジェニファ・チペンデイルの能力は一度見聞したものを完全に記憶することらしいがまだその威力は十分に発揮されてないのが残念。本作品の時代は、箱館戦争（1869年）の６年後の１８７５年であり、ベテラン賞金稼ぎ：トム・B・ストーンと、記憶喪失で渡米した“土方歳三”＝サグワロの取り合わせも面白い。川原正敏の漫画『修羅の刻 アメリカ西部編』（１９９２年）を思い出した。
※＜蛇足・注＞ 『修羅の刻』は、架空の古武術・陸奥圓明流の継承者である陸奥九十九（むつ つくも）を主人公とした『修羅の門』（1987年5月号から1996年12月号、一時長期休載後、2010年11月号より2015年7月号を以て完結した。）の亜流篇。
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