紙の本
『ひいな』
2017/02/09 20:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
母の出張中、祖父母にあずけられることになった4年生の由良
いなかの駅舎に飾られていたふしぎな雛人形に出会う
「女の子のすこやかなる成長を見守り、
それをはばむものあらば、その災厄を引き受け、身代わりとなる」
そう言ってハエに憑依して由良のまわりを飛ぶ濃姫という女雛
ふるさとの町のひな祭りをモチーフに
由良のこころがひらかれ家族をとりもどしていく物語
投稿元:
レビューを見る
うちのお雛様はどうしてるだろうか。
ここ何年も外に出してない。
たまに勝手にオルゴールが鳴るのですよね。
明るいところに出たがっているのだろうか。
女の子をお雛様が守ってくれるなら、男の子は何が守ってくれるのかなあ…。
投稿元:
レビューを見る
少女とお雛様の不思議な物語
今の季節にちょうどいい読み物
<幼い頃はどの女の子もお雛さんと話をしてるのです>
という部分に共感を覚える
私の家はガラスケースに入れたまま飾られていたけど
人形の威圧感は半端なかった(笑)
今は全部処分してしまい何も残ってないけれど
昔の思い出が蘇ってきます
投稿元:
レビューを見る
お雛様は女の子にとってうれしい行事。
私は次女なので自分専用のお雛様はなくて、姉が随分うらやましかったのを覚えている。
自分に娘が生まれた時に、小さい自分専用のものを買って毎年飾ったなぁ。
お雛様とお話しできるなんて羨ましい限り。
投稿元:
レビューを見る
わがままなお雛様といさめる官女、頼りない殿など、お雛様たちの会話がとてもおもしろい。
そしてそのお雛様、濃姫と由良の成長ぶりにホロッ。
わが家は3姉妹で一つの雛飾りだったけれど、毎年父と飾るのが楽しみでした。
五人囃子がいなかったのが残念で、娘のためには七段飾りを買ってもらったものの、一戸建てからマンションに引っ越し、押し入れの場所を取ること、寝る場所を犠牲にして飾らないといけないことから年々億劫になり、出しても数日だけというようになってきていました。
今年は思いを込めて飾りたい。
そして、町中に飾られるようになったお雛様の顔も、一つ一つ丁寧に見て回りたいなあと思いました。
田舎には何もない、のではなく
「あるものがちがうだけだ」
親が、子どもが決めたことに反対することがあるのは
「親が思う幸せにはなれないと思う」
からなのか、と気づきました。