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自分の気の向くまま何処へでも行けるマイカーや、プライベート空間を保ったまま好きな所へ連れて行ってくれるタクシー、目的地まで直行の飛行機と異なり、電車は駅ごとに見知らぬ人がふらりと乗っては降りていく。その中で偶発的に隣り合った人たちが、奇跡的な物語を紡いでいく。
この手の話の代表格は今津線と言う1本の路線を軸にストーリーが進んでいく有川浩「阪急電車」だと思いますが、本作では運転を見合わせた電車に閉じ込められた乗客たちの人生模様が連作風味で語られていて、こんな切り口もあるのかと感心…
…という感想を綴ろうと思っていたのですが。第三話で停止の原因が人身事故から車両故障に変わって頭に「?」が浮かび、各話で微妙なつながりをほのめかされつつも時系列がおかしくまた「?」。登場人物の偏りも謎です。
これひょっとして全部伏線で、最終話で綺麗にまとめるつもりなのかと期待半分不安半分で最後まで読みましたが、結局全然回収されませんでした。うーん、少々モヤモヤが残ります。
個別のエピソードは素晴らしい出来だと思います。ボクシングの話の読後感はなんとも形容できないし、床屋さんの話は素直に泣けました。でも、各話を結ぶ「軸」がイマイチ見えません。登場人物がダイヤ乱れに遭遇しただけ、では共通項として弱いのではないでしょうか。登場する電車が全て同じ、ならば一貫性は出ますし、展開上それは可能だったと思います。
読み応えはあっただけに、画竜点睛を欠く、なんとも勿体なかったです。
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表紙と裏表紙の解説で手に取りました。
裏表紙の解説と中身が最後まで繋がらない感覚がここまで残った本は逆に珍しかったです。
好きな人は好きな本だと思います。
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よく電車のなかで読書をするのでお供にとジャケ買い。
電車にまつわる短編集で、電車に乗って読むとよりリアルな話に感じる。
短編に話のつながりはないんだろうけど、「前の話で見たことあるような?」な登場人物がたまにいる。日常生活のなかでも「どこかで見たような?」な人と電車で一緒になることがあるから、そんな感覚と似ているのかもしれない。
自分はこういう日常系の話が好きなのでサラッと読めた。他人の人生を垣間見るような感覚がよかった。
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最初の数話は、ふーん、だから?話を重ねるごとに、前話の登場人物が背景で描写されたりで、んっとなり、終話に向かってもう目が離せない。twistedな構成。どれもが愛おしいかけがいのない人生と思えてくるから不思議。
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終電の神様が登場するわけではないけれど、神様がいるなら、こういう粋な計らいをしてくるかも!(^^)という話♪各話に満員電車が運転見合わせになるという件が出てくるけれど、なんとなく無くても良いような気が…(--;)あっ!それじゃタイトル変えなきゃいけないのか(^^;)「閉じない鋏」「ホームドア」が感動した話だけれど、一番好きな話は「スポーツばか」(^^)d
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同じ終電の周囲で起る、様々な人達の様々なつかの間のドラマを描いた短編集。ほほー、そう締めるのかと感心。結構楽しませて頂きました。
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「閉じない鋏」は泣けた。ただ、他のはどうかな、少なくとも「感動のヒューマン・ミステリー」ではないな。。。
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夜の満員電車。
緊急停止した終電車に乗り合わせた人々のそれぞれの人生…それぞれのドラマ…それぞれの短編集。が、途中からなんか趣が変わってしまいまして。
ほとんど表題が意味を持たなくなる。
まとまりも、物語同士の絡みもなく、もはや普通の短編集なのだけど、それも中途半端な幕切れで続きはこちら側にお任せなの?てきな笑
ただそれぞれのエピソードは優しかったり切なかったり…憎めない…悪くない。
今年の14冊目
2018.08.11
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図書館で借りた。190人の予約の末に順番が回り、2時間で読了。よくある?連続短編風構造だった。ボクシングの部分は良かった。
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電車の緊急停止がキーになった短編集。
満員の通勤列車内の身動きの取れない様子、もう何年も忘れていましたが、リアルな描写に思い出しました。
その電車が人身事故などで止まってしまった時のどうしようもない気持ち、仕方ないこととはいえ、経験したくはないものです。
女装する男性が3回出てきましたが、何か大きな意味はあるのでしょうか?
今ひとつ読み取れませんでした。
床屋を営む両親を持つ息子の話「閉じない鋏」が一番良かったです。
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鉄道に関する短編集。家族のことや恋のこと、それぞれ色々な悩みを持っている人たちが描かれている。少しずつ短編同士が関係しているようだ。
2018/8/30
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終電をテーマに短編で成り立ってる。見えないだけで、人それぞれ様々な思いや背景を抱えているんだなと思い、ほっこりも切なくもなるステキな一冊。
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話題の本ということで手にし、片道4時間の電車内で読んでみた、7編の短編集。
気軽に読め、ほろっとする内容で、、映画のノベライズ本のような印象。
それぞれもう少し続きの話を読んでみたくなる。
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家族から借りた。軽く読めそうと思ってたら第5話くらいから「あっ」てなる。予想外に読みごたえがあった。
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読みやすい短編になっている本。
電車の人身事故にまつわる短編集。
一つずつの話がまとまっていていい終わり方で満足できる。