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内容についてはそれなりに面白かった。知らない世界のことであるので、階級の話などはよく分かった。また、警察人の考え方の傾向も分かりやすく面白かった。
ただ、好みの問題だが、書き方というか文体がなんとも読みにくく感じた。この人の小説を読んだことがないので、新書にしてはずいぶんくだけた感じだと思ったが成功しているとは言い難い。
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警察内部ネタ本。
警察のことを知りたい方はぜひ。
新書にしては分量も多いが、軽快な語り口でそれを感じさせない。
おすすめ。
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元警察官僚による警察組織や警察官についての一般向けの解説といったところ。本人によれば、警察庁採用のキャリア官僚の割には現場経験が多いとのことで、いわゆる警察というか、自治体警察やそこの警官の習性や文化に至るまで書かれていて、実際のところは分からないが、警察ドラマとは違う事実が語られていて、それなりにリアリティがある。現在は小説家ということだが、小説家になるために修行した成果らしい文章でもある。ちょっと癖があるが。
ノンフィクションの読み物としては、そこそこ面白い。
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警察の仕組みがよく分かりました。
そして警察のええところが沢山書いてあります。正義感とか責任感とか…
でも、仕事柄その正義感が間違った方向に進んでしまった警察官も多く見てきましたし、実際、違法捜査や冤罪、私生活上の不祥事も報道レベルで多く目にします。
その辺りも深く掘り下げて欲しかったですね。
#読書 #読書記録 #読書倶楽部
#警察手帳 #警察
#古野まほろ
#2017年18冊目
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中から見た者でなければ分からない、警察組織のリアルを解説する。
基本的には平易で分かりやすいが、著者の趣味か、軍事用語で喩えようとしすぎてかえって分かりにくくなっているのが気になった。
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キャリア視点で現場経験もあるので、組織の実情をよく伝えていると思います。
しかし、例え方が微妙で、ちょくちょくまとめようとしている構成が、読みづらいです。
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ミステリ作家が自分の古巣の警察について,その組織や実態がどんなものかをざっくばらんに語る本。分かりやすくぶっちゃけて書いていすぎて,表現的にも何だか下品で信頼性に乏しい感あるのはいかがなものかと…。逆効果,でもないのかな。
あと思ったのは,こういうメンタリティだとそりゃあ冤罪も尽きないよねぇと。
“逮捕状が下りなかった、ケッチン喰らったなんてのは、怒鳴り殺されるくらいのスキャンダルで、大コケ。事件によっては警察庁から即時、罵詈雑言の電話が架かってくるかも”p.112
“無辜を犯人に仕立て上げよう、などと考える刑事は、日本に1人もいません…故意の冤罪というものは、日本では絶対にありません…無罪事件なり誤認逮捕は、すべて過失です(もちろん、許されない過失です)”p.125
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警察内部の仕組みを、分かりやすい例え、本音と建て前で解説しています。
身近であるが謎の組織という印象の警察ですが、やっぱり人間の集まりなんだな、という感想を持ちました。
階級の話は普通の会社組織でもある話なので想像がつきましたが、専務の話は初耳でしたね。
読んで損のない本だと思いますね。
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■予断:先入観を持たずに,そのモノの声を聴くこと。疑問があれば徹底的に解消し,誰にでも説明できるようにすること。刑事,警察官とはいっても,社会人の仕事の基本はやはり変わりません。
■内務省三訓:人を愛し,土地を愛し,仕事を愛する。
・気持ちよく仕事をしてもらう。士気を上げる。話し合う。自分でもプランを出す。お互い納得する。そうすることで組織は回ってゆく。
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警察ほどおもしろい組織はない。三十万人もの警察職員はどのような仕事をしているのか?刑事とはどんな人か?警察手帳の中身は?ドラマとの違いは何?そもそも警察官になるには?待遇や昇進の条件は?警察庁とは何か?キャリアとノンキャリアの関係は?警察キャリア出身の作家だからこそここまで書けた、徹底的にリアルな巨大組織の掟と人間学。(2017年刊)
・序 章 警察手帳と私
・第1章 警察官への道
・第2章 刑事の生きざま
・第3章 警察組織の掟
・第4章 三〇万警察職員の人間学
・あとがき
個人的には、独特の文体が読みにくい。インストールとかタスクだとか、横文字を多用するのが、今のはやりだろうか。
知識の面からすると、帯にある「警察キャリア出身の作家だから書けた」というのは少し大げさに感じた。リアルであるという事は言える。同じ事柄であっても、外部の人が書いたものと、内部にいた人が書いたものでは、裏書きされている分、重みが違う。反面、身内に甘くなるきらいはどうしてもあるが、元キャリアが本を書いたということは重要であり、意義のあることである。
残念なのは、あとがきによると、オーダー枚数を、大幅に超過してしまい、著者稿の二〇%ないし三三%をダイエットで削ぎ落としたという事である。元原稿を読んでみたい気がする。
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ミステリ小説を読むのに、警察のことを知っておいた方が良かろうと思い、読んでみた。堅い説明なのかと思ったが、期待を裏切る面白さだ。民間の会社組織と対比させながら、警察組織について、面白おかしく語っている。本書を読むことで、警察の軍隊のような特殊性と民間会社と変わらない人間関係や仕事の遂行方法などが分かる。それにしても、警察の人の育て方や組織運営については民間も参考にした方がいいかもしれない。結構、実力主義であるし、指揮系統のブレのなさなどを知ると、「ウチの会社はなあ」などとため息混じりにぼやきたくなる。警察組織も合理的な経営判断?があって今の体制になっているのだけども。とにかく想像以上に楽しく読めた。
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まほろたん、すげー経歴のひとだったのな。
まほろたんまほろたん呼んでたけど、気軽にまほろたん呼びしていいひとじゃなかった。いやまあ、正直にいいましてこのひとの小説は文体が合わないのであんまり読めないんです。天帝は読んだよちゃんと。面白いとは思わなかった。
やっぱりなー、フィクションじゃなくても文体がだめっぽい。書き方がどうにも合わない。おんなじこと何回も何回も繰り返し書いてるんだもん。そんで、これは警察の階級、役職?の呼び方がヤヤコシイせいだと思うんだけど、すっごい分かりづらい。課長補佐だけど課長で? 警部が課長補佐で? 分かりづらい。
なんか、一枚の図にしてほしいって思いました。
でも、警察庁と警視庁の違いをこの本で初めて知れました。警視庁って要するに東京の警察本部のことだったんだね。警察署は警察本部の課の一つ、と。並びとしては捜査一課とかと同じ列らしい。知らんかったことはいっぱい知れました。その点はとても有益。ミステリ読みは読んで損ないと思う。
でもやっぱりわかりづらいので、誰か図にして説明してくれ。
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公安委員会が設けられている理由や、実行型組織におけるジェネラリスト所属長(=署長)とギルドのボス(=本部課長)の関係など、かなり深いところを解説しており、ほほう、警察という「会社」も同じだな、という確認を得る。
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警察の組織について語る。
内容自体は面白いのだが。
この人、元警察官で、それもペーペーでなく、充分なキャリアを積んだ上で今作家らしい。
そのせいか、うざい。
文体というか。
なんで会社とか軍隊、海軍に例えなきゃいけないんだ。それが判りやすいと思ってんのか。
ま、作家としてのこの人のファンもいるんだろうから好き嫌いだが、気持ち悪くって、本としては評価下げ。
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元警察のキャリア(自称)視点で、警察組織のリアルな実情を説明したもの
ある程度網羅的に書いてあるけど、交通とか所属したことがないとろこは知らないと正直に書かれてあるので、より一層の信憑性がある
交通以外にも、公安とか他にも知りたいところだけど、その辺が知りたかったら他の人のを読めということですかね
まぁ、今まで知ってた事がほとんどで、特に意外な事実はなかった
ただ、警察庁と各都道府県警の法的な建前と現状、その関係性はわかりやすかった
ってか、僕は警察関連の知識をどこで知ったかと考えたら、やはり小説だったんだよね
乃南アサの「ボクの町」とか大沢在昌の「新宿鮫」とか、他にも何人かの作家さんのを読んで「ドラマの警察よりはこっちの方が本当っぽいんだろうなぁ」と漠然と思ってた
それがこれを読んである程度の確からしさに変わったのはよかった
今後読む警察ものの理解度が深まるな
でも、僕はあんまり警察もの読まないからなぁw
あと、警察に学閥はないとかって部分で思い出したけど、出身大学による偏見は持ってるよね?
北大の推理研の批評に対して「本人の前で言え」とか主張する覆面作家ってあたりにユーモアを感じるものの
「蝦夷地」というのは言い過ぎかなぁ~と
この本を読む限り、優秀で人とのやり取りも上手そうに感じたのに、古野さんの地雷ポイントと沸点がわからねぇ