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どの短編もそれなりに面白く、またリズムが良いので読みやすかったのだが、最後の話で涙腺崩壊した。わたし自身祖父を亡くしたばかりだと言うのがあるからかもだけど。
特にすきなのは十年目のバレンタインデー、今夜は一人で雛祭り、壊れた時計。基本的に皮肉な短編集。ラストだけが感動系。短編も東野圭吾は面白い。
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短編も、東野圭吾。規格外のベストセラー作家、死角なし。
登場する人物がどこか知人に似ていたり、あなた自身にも経験のあるトラブルだったり、つい思い浮かべてしまう妄想の具現化だったり、読み心地はさまざま。ぜひ、ゆっくり読んでください。豊饒で多彩な短編ミステリーが、日常の倦怠をほぐします。
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「素敵な日本人」
素敵という枕詞をどう捉えたらよいのだろう。
"寝る前に一編。夢中になってイッキ読み。寝不足必死のサスペンス。それも良いけど、読書は、もっと優雅なものでもあるのです"と言う言葉が、帯に並ぶ九編の短編集。
意外性に富んだ短編もあるが、素敵な、と題名に付けた意図が知りたいですね。ずうずうすぎて、素敵だと皮肉を込めたいものや、純粋に素敵だとなるもの、恋は盲目で大抵トラップだなと具体的な仕掛けに素敵だとなるもの。色々な意図を込めた素敵な短編があったかなと思いました。これが狙いなのか否か、単純に知りたい。
ずうずうすぎて素敵だ(呆れ)と思っちゃう「正月の決意」は、これぞあるあるを上手く表現した短編だと思いました。この人ら良くもまああそこ迄ずうずうすしくなれるなと呆れることは、一度は誰しもが思うこと。そんな腹立つことで、まさか命を救うことになるだなんて、まあこの人らは思ってないわけで。出だしの伏線の回収され方も好みでした。
「今夜は一人で雛祭り」は、父の娘への想い、母の父への想いが混ざり合った純な話。旦那の母から受ける嫌がらせに見える扱いに耐えた妻を想い、申し訳なく思う旦那。ただその思いは少し違っていた。妻の返しが見事な短編です。ただ、それと娘の未来は別だから、なんか不安なんだけどね。
さて「壊れた時計」は、どの意味で素敵な日本人なんだろうか。個人的には、時計を久しぶりに直せたと喜んだ店主の仕事心が素敵だと言うことだろうか。
落ち着いた読み応えある短編が揃ってます。
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ミステリあり、ユーモアあり、感動ありで、いずれも高水準なのは流石東野さん。特に「水晶の数珠」にはまんまと感動させられましたよ。
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1作目がバカミステイストで、いまいちだったので、その後にちょっと不安がよぎったのだけど、他の作品は、まずまず面白かった。
でも、書下ろしではなく、過去に読んだことのあるものが多かったのは残念。
「雛祭り」と「君の瞳に乾杯」が私好み。「レンタルベビー」の最後の一ひねりも、さすが東野さん。
書下ろしでなかったのがつくづく残念。今度はしっかり確認しなくては。
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短編集。
「素敵な日本人」という表題があっているのか、よくわからなかったけど
まずまず面白かった。
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短編小説ということで、気になったタイトルから拾い読みし始めたが、さすが東野圭吾氏。とまらなくなり一気に読了。
どこにでもある日常からスタート。でも何かが始まるその予感やドキドキ感が9回も味わえた。短編小説はあっさりして物足りないものと思っていたが、本書の短編ミステリーは十分に読み応えあり。
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ずっと読んでいたくなる短編集。このまま、短編集が途切れることなくずっと続けばいいのになと願わずにはいられなくなる。嗜む程度に読むために、というねらいで書かれたものらしいが、やはり没頭してしまい、一気呵成に完読。さすが、東野圭吾。
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東野圭吾さんの短編集。
1日が終わり、ベッドに入って寝る前に一編読む。というのが理想の重苦しくなく、軽めの短編が揃っている。
9編からなる短編集だが、
特に好きなのは最初の「正月の決意」と
最後の「水晶の数珠」。
すべて違った趣があって、すべて楽しめるし、
ミステリー会の最上位の地位に君臨する東野圭吾だからこその皮肉とシャレの聞いた内容が心を蠢かす。
特に最後の「水晶の数珠」は、ラストが分かっていても、彼の紡ぎ出すコトバと展開、感情の流れに持って行かれてしまい、ホントにいい作品だなぁって感想です。
やっぱり凄いな、直木賞作家は。
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9つの短編集
殺人事件ではない人間味のあるオムニバス
人間模様が描かれていて、最後まで読んでみて初めて結論がわかる
とても面白かった
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9編からなる短編集。この短いページの中でよくぞここまでと改めて東野さんに脱帽。どの話もよかったが最後の三篇が秀逸。「サファイアの奇跡」の猫との結びつきにほっこりし、「クリスマスミステリ」の思いもつかないトリックにうならされ、「水晶の数珠」の親の思いに感動した。「君の瞳に乾杯」「レンタルベビー」のオチもびっくりした。「十年目のバレンタインデー」は浅はかな男と執念の女という東野さんらしい人物描写。やっぱりどれもよくできていた。東野圭吾という作家はすごい。
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▶︎ほっこり心が癒される。本人にとっては波乱万丈な人生も、他人から見れば平々凡々な人生とも見える。だから神さんは全く平等に人生をお与えになっている。▶︎心地よい読後感。
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短編集。
今夜は一人で雛祭り
ミステリの内容というより、お雛様のうんちくに感心させられた。特に雛祭りの歌。お内裏様というのは天皇・皇后の二人を指し、お雛様も両名のことをさす。右大臣は実はただの武官。また左が右に比べて上位であるが、京都以外の地域では、右が男雛である。これは大正天皇の婚儀の形式を踏襲したためである。
サファイアの奇跡
これは面白かった。青い猫とは困難であろうが、こんなオチがあるとは楽しい。これが増えてしまうとどうなるのだろう。
レンタルベビー
東野さんのSFっぽいものはいまいち。結末もありきたり。
その他特に佳作は無いようだ。
特に素敵な日本人も登場してはいないし。
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東野圭吾の本を読んだのは初めてかもしれません。
ミステリーの短編集です。非常に読みやすくて面白いと
思いました。
それぞれ1年のなかでの季節が順々になってる9編の
短編です。個人的には第1編と最終の
『正月の決意』と『水晶の数珠』がよかったと思います。
本のタイトルの”素敵な日本人”というのは直接的には
あまり関連がないような気がしますが。読み終わってから
なんとなく日本の四季とそのなかでくらしている
我々の生活がみえてくるような感じがしました。
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【正月の決意】に出て来る登場人物達がみんな俗っぽくて笑えた。みんなスケベでいい加減な人達だけどそれほど憎めない。
【今夜は一人で雛祭り】の雛人形の薀蓄には感心しました。私も娘の為に毎年七段飾りを飾っているのですが、私の飾り方に間違いはありませんでした。
【10年目のバレンタインデー】と【君の瞳に乾杯】は短編でも斬れ味抜群ですね!
【壊れた時計】は思わず『止めときゃいいのに』と何度も言いたくなる。
【レンタルベビー】色んな含みをもたせた近未来ですね。
【サファイアの軌跡】東野さんの昔の長編に同じネタあり、但しオチは180度って感じです。
【クリスマスミステリ】またまた登場の魔王館殺人事件!!!
【水晶の数珠】ウチにも無いかなそういうの!
短い短編ですが後500ページぐらい続けば良いのになぁと思いました!