投稿元:
レビューを見る
孤児院で育ったジュディの人生に、とびきりのチャンスと幸せが舞い込んできた。名を名乗らない裕福な紳士が、奨学金を出して彼女を大学に通わせてくれるという。ただし条件がひとつ。毎月、手紙を書いて送ること。ジュディは謎の紳士を「あしながおじさん」と呼び、持ち前のユーモアがあふれた手紙を書き続けるのだが―。最高に素敵なハッピーエンドが待ち受ける、エバーグリーンな名作。(e-honより)
投稿元:
レビューを見る
原作読んだ後に映画も観てみた。
ミュージカルになっているのはいいけど、あしながおじさんがジュディーを援助しようとした理由が微妙だった。小説家になる、とかもないし。なによりジャビーさんやあしながおじさんのイメージが全然違う!
もう一度原作読もう。
投稿元:
レビューを見る
本屋で手に取って、ぱらっと目を通すつもりが思わず真剣に読んでしまい、込み上げるものがあり、買いました。なにより訳が素晴らしい。小学校の図書室で初めて手に取った時のことを思い出した。入って左奥の窓辺の、埃が少し舞う日当たりの良い一角。
投稿元:
レビューを見る
小さいときに見たアニメのシーンが所々で思い出されて、子どもながらにドキドキしながら楽しみにしていた気持ちを思い出した。
ジュディの手紙で物語は綴られているが、その時々のジュディの気持ちや出来事、風景、匂い、音、様々なものが自分も疑似体験している錯覚に陥る。
ハッピーエンドのシンデレラストーリー。
投稿元:
レビューを見る
ジュディの無邪気でピュアな手紙がとても可愛らしくて、私も誰かと文通したくなった(笑) とても素敵で大切な言葉がたくさん散りばめられていた。自分が当たり前に自由に生活しているだけで幸せなんだと改めて感じさせてくれた。 あしながおじさんの正体はジャーヴィ坊っちゃまでとてもロマンチックだなあと思ったけど、個人的には二人は別人で、あしながおじさんはジュディの成長がわかる手紙を楽しみにしている病床の老紳士であった方が温まるなあと思った。
投稿元:
レビューを見る
有名な名作だけど読んだことなかったので読んだらとっても面白くてすぐに読み終わってしまった
シンデレラストーリーだ!
ジュディのお手紙が魅力的なので成立したハッピーエンド年の差とか関係なくてよいですね
最後の一文キュンとしました
投稿元:
レビューを見る
流石、名作!
ユーモアに溢れていてすらすら読み終えることができた!
最後のラブレターにぐっとくる台詞が詰まっていたなあ。
ずっと手元にとっておきたい本になった。
投稿元:
レビューを見る
有名すぎて読んでいなかった1冊。
この物語は、孤児院で育った主人公ジュディが、裕福な顔も名前も知らない親切な紳士に資金援助をしてもらい、大学へ通えることになるが、その条件は「毎月手紙を書くこと」だったため、ジュディは家族に送るような手紙を紳士に送っていくことで展開していく。
序章ではその経過を、本章ではジュディが親切な紳士に宛てたユーモア溢れる手紙が記載されている。
会話文はほとんどないが、ジュディが気の赴くままに書く手紙は飽きさせず、どんな楽しい事・辛い事・考える事があるのか読み取れ、大変面白かった。
もっと早く読んでいれば…と思う。
投稿元:
レビューを見る
可愛らしくて素直で素敵な女の子、変わっていくのが怖かった。
環境が変わればこれまで考えられなかった考えを持つのは普通のこと。
そういう意味でいろんな経験をするのは大切。
自分の大事にしていることを変えずに成長できたジュディは最高に素敵。
読み終わったときは、なるほど、素敵な物語、少し気持ち悪いと思った。
手紙形式ってのがわかりやすく面白い。
手紙の間の出来事を想像したくなる。
急な感情変化は女の子ならではなのか。
あしながおじさんはどういう気持ちで手紙を待って、ジュディに会っていたのだろう。
手紙のパターンの多さにはほんと驚く、ユーモア、ウィットに溢れた人ってこんなにすごいのか。
1900年代の社会ではこの作品はどういう読まれかたをされたのだろう。
投稿元:
レビューを見る
いつ読んでも明るい気持ちになれる一冊です。
主人公からあしながおじさんに向けて、手紙形式で綴られる物語。
手紙形式で書かれているためか主人公と、とても親しい関係の人間であるかのような錯覚を起こします。
また、主人公の明るく前向きな姿勢や、活発で突拍子のなさ、それでいて利発というキャラクター性がこの小説の魅力をぐんと上げています。
話自体は単純でありきたりかもしれませんが、老若男女問わず楽しめる小説ではないかと思います。
主人公の成長を、一番近くで見届けたい方は是非読んでみて下さい。
投稿元:
レビューを見る
文学者を夢見る少女。支援を申し出る足の長い男性。 孤児の少女の物語の3大傑作。アン、プリアンナのように表題に人名が入っていないところがみそ。ある意味、育芸。 英語の題は、daddy long legs。英語でも読んだ。
投稿元:
レビューを見る
ほぼ全編が手紙形式とは知らなかったので驚いた。
ジュディの書いたこと以外は読者の想像に任されているのがとても良かった。寝る前に読み、本を閉じてから空白の時間や描写されなかった細部を思い描く楽しみがあった。
また女性に選挙権がない時代であったことが度々記されていた。選挙権がない時代というと女性は完全に知的な活動から分離されていたイメージを勝手に持っていたが、そうではなかったことが(少なくとも、作者はそうは思っていなかったことが)わかり、興味深かった。
今を生きること、
小さなよろこびを大いに重んじること、
世界はしあわせにあふれていて、自分のほうに来たものを受け取る気持ちさえあれば、みんなにゆき渡るほどたっぷりあること…
ジュディの人生観のうち、特に響いたのが以上の三つだった。
ジュディが17歳〜22歳でジャービスはその14歳上だから、彼は31〜36歳ということになるが、年齢の割に自分勝手で、軽率で、思いやりに欠けたところがあるのではと思う。
ジャービスがどの時点からジュディに恋をしていたのか明らかでないので、酌量の余地は大いにあるが…。ジュディの休暇の予定を無理やり変更しようとし続けるところ、奨学金に反対するところなどは、もし彼が恋心からそのような行動に至ったのであれば随分と利己的で器が小さいと思う。
なので、私は個人的に、論理的で人道的で「若いジュディにはまだ分からない大人の理由」があったのだ、ということにしている。
投稿元:
レビューを見る
孤児院で暮らすジュディは、ある篤志家の支援を受けて女子大学に通えることになります。
支援者である「あしながおじさん」が課した条件は、手紙を送ることでした。
これは、彼女があしながおじさんに送り続けた手紙を通して4年間の大学生活を描いた書簡体小説です。
想像力が豊かで無邪気なジュディが送る手紙は、ユーモラスで情感に溢れたものであり、女の子ならではの視点や観察を伺わせてくれます。
内容以外で気がついた点として、孤児、想像力がある、作家を志す、幸運をきっかけに養われる、勉学に励み奨学金を得る、作品が発表された時代(1910年前後)、舞台(北米東部)など、『赤毛のアン』との共通点が少なくないのですが、偶然でしょうか。
好き嫌いはある程度別れそうですが、一気に読み通せる小説ですので、気になっている方やアンがお好きで未読の方はご一読を。
投稿元:
レビューを見る
好きな声優さんがこの話の舞台をするとのことで読んでみた。ジュディがあしながおじさんに対して送る手紙。ジュディの生活が彼女の独特な言葉で書かれ、時にはあしながおじさんに対して毒舌に。ジュディという少女がどのような人物なのか安易に想像できた。続編を読むのが楽しみだ。
投稿元:
レビューを見る
最高のハッピーエンド。
最初は受け身であったジュディが1人の自立した考えを持つ女性へと成長していく姿は微笑ましく誇らしい一方で、どこか寂しくもある。大人になって読むと、だんだんとジュディに反対し、自分の意見を押し付けるあしながおじさんの気持ちが理解できた。