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何度も読んだけど、また手に取ってしまった。大好きな作品。
書下ろしの「かまどに小枝を」は、まいのおばあちゃんのお話しです。
読んだことがない作品が2本も入っていたので大満足の1冊。なかでも、まいのママがこどものころに飼っていた犬の「ブラッキーの話」は泣けた。小学六年生の教科書に収録されているんですね、泣いちゃうな。。。
西の魔女が死んだほど、こどもも大人も泣ける愛される本をいまだにわたしは知りません。
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初読みの「西の魔女が死んだ」だった。
評価が高かったのは知ってたし、いつか読みたいと思っていた本作。
シンプルな装丁なのに、なぜか心惹かれ、愛蔵版ということで購入。
とても良かった。
忘れていた気持ちが蘇り、読んで本当に良かったと思える一冊だった。
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愛蔵版。
今の私に必要な物語。まいとおばあちゃん、それぞれの短編も織り込まれている。
まいのおばあちゃんのように、大きな愛情をかけられるような大人になりたい。
じわじわと心の中に温かいものがしみこんでくる。
ゆっくりじっくり何度でも読み返そう。
この生きずらい社会で生き抜いていかなくてはいけない小さな人たちのエールになったらいい。
そして!装丁と帯がとても素敵!ずっと手元に置いておきたい1冊。
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生きていきにくい質、ということを言われたことがある。普通の人が普通にできることができない。大多数の人が感じるのと同じようには、感じない。まいよりは遥かにおばあちゃんに近い年齢なのに、自分の生きづらさにばかり目が行ってしまった。
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装丁がシンプルでとても素敵。
西の魔女が死んだは以前も読んだことありましたが、未読の短編がのっててうれしかった。どの話もじゆわり沁みる。
文庫版に乗ってる分も、あわせてはいっててほしかったなぁ。
アイ・ノウ、て言ってほしい。
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西の魔女の言葉は最後まで「狎れ」は発生しなかった。
そして彼女の言葉には言霊が宿っていると思う。
一度口から出た言葉を戻す事は出来ない。
言葉も、生活も、周りの人も大切に丁寧にしていきたい。
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自分で本を買うことができるようになり、自宅の本棚に人生にとって大切だった本をさしておきたいと思うようになった。文庫は持っているのだけれど、できればハードカバーも、と思っているうちにこの本が発売された。私はたぶん梨木さんとは違う資質の女だけれど、それでもこういう本が必要になるときがありますよ、と伝えたい。知床で銀龍草を見つけて、おじいちゃんの花だ!と気づいたときの喜びを思い出す。
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梨木香歩を読む人ならば、おそらく最初のうちに読んだであろう作品を今読む。
むずかしい時期の女の子にとって、母親よりも理解してくれそうな、あるいは余計な詮索をせずに愛情だけを注いでくれる存在…それが祖母だろう。
一世代置くことによって、「育児の直接的な責任」を問われないからお互いに気が楽な面があるのだ。
学校が苦痛を生み出す場所でしかなくなってしまった「まい」は、祖母のもとで過ごすこととなる。
祖母は英国人で、ナチュラリスト。
日本人独特の慣習にとらわれない考え方と、自然に寄り添う暮らしを教えてくれる。
この流れは、それほど珍しいものではないかもしれないが、舞台が外国のファンタジー世界であるかのような描写が美しい。
そこに一点のシミのような下世話な存在「ゲンジさん」が、これがおとぎ話の世界ではないことを思い起こさせる。
まいとおばあちゃんのお話ではあるが、「ママ」の存在も、考える余地がある。
まいの年齢では何かコメントできることもなく、ただ、「あったこと」「聞いた会話」として書かれているが、ママは、おばあちゃんの娘として、母親に対する生の感情があるのだ。
まいには見せない、「娘としての」母親への反発や生き方への方向性の違い。
特に、ママは日本人と英国人のハーフだ。
まい以上に生き辛い少女時代を送ったのではないか。
おばあちゃんも、国を捨てるようにして、日本人のお祖父ちゃんと結婚した。
親に反対されたわけではないけれど、新婚旅行と、両親が亡くなった時しか帰国しなかったというのは相当な覚悟があったに違いない。
おばあちゃんにとっては、異国の地で頼りになるのはお祖父ちゃんだけだったのだろう。
単なる愛情以上の、哀惜の念を見るにつけ、そう思う。
まだまだ読みどころのある作品なのだと思う。
『西の魔女が死んだ』
『ブラッキーの話』
まいやママを守ってくれた、おばあちゃんのところで飼っていた大きな黒い犬。
ブラッキーを穏やかに死なせてあげられなかったママの後悔と、解放。
『冬の午後』
まい、小学校六年生のとき。
「眠れる森の美女」の二人の魔女。
呪いを掛ける魔女と、それを解かないけれど希望を与える魔女。
『かまどに小枝を』
まいが去ったあとの、おばあちゃんの静かな日々。
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中学生時、からくりからくさやりかさんの後に読んでいたため、あまりそこまで自分に響かなかった作品なのですが。
今読むと...おばあさんの素敵加減に感服です。生活力...大事。とりあえず皿拭き専用のふきんがほしくなりました。
なんであまり響かなかったのかといえば、当時は素敵な英国生活がまーったく想像できなかったためで、あ、ちょっとは成長したのかな、と思わせてくれました。
以前の短編集と同じく、とても素敵な、単行本でもほしくなる装丁。もしかしてからくり~やりかさんも出てるのか!と思ったら、この二冊だけのよう。残念。
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すごくうつくしい装丁で、西の魔女がまたよみがえったね。
その後のモノローグも、まいの視点ですすむ短いお話も、最後の、
魔女のお話も、自分にとってとても大事なもの。
すごくたいせつな一冊ができた。
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全体的に童話の世界観に引き込まれた物語であった。表題作は、まいの思春期特有の友人付き合いに苦悩していたり、その悩みを祖母に相談したら、祖母は長年の知恵などから、まいへアドバイスをし、まいが前向きになったのが良かった。その他の作品も、淡々も静かに語られる文章と、自然の風景、童話の世界の雰囲気を出しながらも祖母と孫との愛情で結ばれた、絆の深さ、思いやりを感じるもので良かった。魔女の存在、心が弱りそうになった時に、そっと手を差し伸べ、その人へ対し、強い自分になれるよう支援して上げ、強い心を持つと感じる。
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遠方のおばあちゃんとすごした日々のはなし。
西の魔女は、なんど読んでも落ち着く。
サイドストーリーがあったのか、よめてうれしい。
C0093
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ある理由から学校に行けなくなってしまった、中学一年生のまいが、
イギリス人のおばあちゃんの家で暮らした、かけがえのない日々と約束の物語───。
ずっと読みたかった本でした。
憧れのターシャを彷彿とさせる 素敵なおばあちゃん。
おばあちゃんが作ってくれたエプロンを付け「魔女修行」に励むまい。
朝早く起き、庭に出て草木を眺め、その変化を楽しむ。それは新しい一日の始まり。
庭のハーブを摘んで入れたお茶。
ハムや炒り卵、レタスやキンレンカをはさんだサンドイッチ。
たらいで足踏みをして洗った、ラベンダーの移り香のあるシーツ。
庭で摘んだ野いちごを煮て作ったジャム。
「毎日を大切に丁寧に暮す」憧れです。
人生に一日とて同じ日はない。
わかっているつもりでも、なんと無駄な時間をすごしていることか…
「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。」
「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かないのだから。」
まいが子供だからといってあなどることなく、
慎重にことばを選び、語りかけてくれるおばあちゃんの一言、一言がとても胸に響く。
「こんなことで、自分がだめになることはない、決して。」
すぐへこたれてしまう自分の心の”おまじない”にしたい。
#ブラッキーの話
ママが忘れることのできなかった後悔と、
心配でずっと寄り添ってくれていた”影” …
これはもう…泣けた。
他にも、まいが去り、またひとりになったおばあちゃんの暮らしが書かれた#かまどに小枝を
小学生のまいのお話#冬の午後
そして、執筆から25年を経て、再びこの物語を送リ出す梨木さんの想いが書かれたあとがき。
シンプルで上品な装丁。
すべてが好きです。
大切な一冊になりました。
何が幸せかということは、その人によってちがう。
私は私。
そう胸を張れる生き方ができたらいいなぁ…。
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タイトルだけ聞いたことがあって、図書館の新刊コーナーにおいてあったこの本に出会った。
シンプルな装丁とタイトルにひっかかりで読む気持ちになった。
小中学生くらいのころ、誰もが抱える悩みを、
自分だけじゃなくみんな感じているんだよ、と
教えてくれるような内容に感じた。
大人になっても人生はなおつらく、
そんな自分に、私は絶対に大丈夫といいたい。
そんな気持ちにさせてもらえた。
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愛蔵版
2008年6月映画公開時、映画を観た後に原作をぜひ読みたいと思って、映画館の売店で買った文庫本版以来の再読
10年も過ぎている~...( = =) トオイメ
西の魔女のようなおばあちゃんがいてほしかったな・・・と10年前にも思ったと思う。
【覚書】
自分“を”生き抜く力
魂の本質
「魂は身体をもつことによってしか物事を体験できないし、体験によってしか、魂は成長できないんですよ。ですから、この世に生を受けるっていうのは魂にとっては願ってもないビッグチャンスというわけです。成長の機会が与えられたわけですから」
魂は成長したがっている。それが魂の本質
身体をもつことによって楽しいことも体験できる
魂の本質・・・んーそうなんかなぁと思う、今だからよりそう思えるというか、実体験として納得できるというか・・・
魂の本質と“身体をもつことによって楽しいことも体験できる”っていうことと修行だと思ったら、嫌なことに対する考え方も違って考えられるかな・・・修行修行
チ───(´-ω-`)───ン
『ブラッキーの話』
ママの実家で飼っていた、ブラック・ラブラドールと日本犬の雑種で、ママやまいの幼児期を寄り添い見守っていた賢いブラッキーのお話し
『冬の午後』
まい12歳の冬休みにおばあちゃん家を訪ねた時のお話し
まいの生き難い性質を理解し、それに対処するおまじないを教えてくれるおばあちゃんの絶対的な愛情
「おばあちゃん、大好き」、「アイ・ノウ」というやり取りに本当に愛情というものを感じる(羨・・・切涙)
『かまどに小枝を』
『西の魔女が死んだ』の後日談(おじいちゃんが作ってくれた内かまどに初秋はじめて火入れをした日)
おばあちゃんのモノローグ
ママとの想い出話やおばあちゃんの「生活ノート」の話、マイ・サンクチュアリに季節毎に何かしら心弾むものができるようにと庭仕事をするおばあちゃんの話し