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投稿者:何時まで読んでるの - この投稿者のレビュー一覧を見る
蔵人介の相番が大坂へ。相番桜木兵庫の縁談騒ぎから端を発した騒動は無事治まったが、相番は役目替えとなり大坂へ転出した。騒動から救われた恩義を蔵人介に感じた兵庫が今度は何時千代田城へ戻ってくるのか楽しみである。今回の3話の中で一番面白かったのは「大御所死す」。
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鬼役の相番を務める桜木兵庫の娘に縁談が、、、
しかし、上役の美濃部播磨守よりの勧めで、乙山弥左衛門の息子 弥一郎。
でも、その弥一郎は悪評が、、、
油漆奉行の公金着服の罪を、志村清三郎は着せられ、残虐な死を、、、それを手紙に託し持っていた母親から、手にした蔵人介の剣の裁き。
そして相番の桜木は、娘を思い上役からの縁談を断る。
母の日に読んだのだが、、、正義を正そうとする者が、殺害され、残された母親の思いは、、、と、小説なのに、、、無念に思う。
そして、大御所の家斉公の奇行によって、死に追いやられた文吾の父 狭間三郎兵衛を、蔵人介は、戦わなければならない。
そして、最後は、介錯迄、、、、
何と、悲惨な事・・・
もし、狭間氏の敵が、家斉公で、なかったら、、、死ぬことは無かったのに、、、と、考えてしまった。
そして蔵人介も、斬らねばならない理由も聞かされないで、相手の素姓もわからないまま、ただ感心であることを信じるのみで、暗殺御用を引き受けなければならないことの葛藤。
そして、無念腹であった山田周一郎の子 周平も、、、水野忠邦を敵として、討たれてしまう。
残った周平の祖母 およしへ、上様より下賜の陣羽織を蔵人介よりもたされるが、、、
孫が、生きていれば、悲しさも、喜びへと変わると思うのに、武士社会の非情さが、、、、なにか切ない。
未だ22巻を読むべきか、、、と、思いながら、、、きっと、数日後には、22巻を読んでいる事だろう。
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まさかまさかの21巻で桜木兵庫の良さが分かった。
いつも読んでてダメなおっさんよな~と思ってたけど
娘思いのいいお父さんじゃないか!となんだか泣ける。
あと妻・幸恵の叔父を殺さなくてはいけない、何とも言えない心境
もうどうしょうもない家斉をいよいよ殺るのかというタイミングで
まさかの死去とは何とも言えない虚しい気持ち…
はぁ~鬼役面白い!!!