紙の本
楽しいです。
2022/06/12 08:58
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投稿者:くまのみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編なので隙間時間に楽しんでいます。一人の作家じゃなくて、複数の作家で構成されているので、まだ読んだことのない作家さんの作品に触れられて、新たに興味を持つことができました。
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伊坂さん読みたさで買った本
2017/09/13 09:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はらお - この投稿者のレビュー一覧を見る
伊坂さん読みたさで買った本。少年を題材にした作品が詰まっています。 子供らしい作品からだんだん大人っぽい作品にうまいこと並んでおり、最後まで読むと違った印象の本になってしまいました。壇蜜さんの解説も色っぽくて良かったです。
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学生に戻りたくなる
2017/08/27 19:39
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投稿者:いけみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
■購入動機
夏なので青春時代を思い出せるような本が読みたくなった
■感想
異なる作者の話が入った短編小説なので、ちょっとした空き時間に読みやすい。
壇密さんのあおりの通り、読んでいると、ああ、こういう少年いるだろうなーと思える話。
主人公たちと同じ年齢だったころの自分と重ねながら読んでいた。
まったく同じ経験をしたというわけではないが、何となくその頃の自分の感情、周囲との関係性、置かれた環境を思い起こしながら懐かしむことができた。
冬よりも夏の方が昔を思って情緒的になってしまうので、この時期にこの本を読めて良かった。
紙の本
伊坂幸太郎さん
2020/02/26 22:49
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投稿者:4mh - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代、なぜかどうしても読み切ることができず、勝手に合わないと思っていた伊坂幸太郎さんの作品を読むことができました。一番印象に残っています。大好きです。
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どの話もすごくおもしろかったのだけど、なかでも好きだったのは
山崎ナオコーラさんの「正直な子ども」と小川糸さんの「僕の太陽」
前者はこうも子どもというか、人間の卑しさを正直に書くかと感嘆したほど。後者は涙があふれた。喪失と再生、そしてやはり小川糸さんが描くベルリンは魅力的。
あとどこかで読んだ気がするけど伊坂幸太郎さんの「逆ソクラテス」これはオチがすき。あのヒーローの安斎の描かれなかった苦悩。
再読だったけど朝井リョウくんの「ひらかない蛍」は何度読んでも泣ける。
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「短編少年」
少年をテーマにした短編9編を収録したアンソロジー。
伊坂幸太郎。あさのあつこ。佐川光晴。朝井リョウ。柳広司。奥田英朗。山崎ナオコーラ。小川糸。石田衣良。それぞれがそれぞれの視点で少年を切り取ってます。佐川光晴は、初めてであり、柳広司の少年ものは読んだことが無かったので、良かったなと。
▪️逆ソクラテス
個々のキャラクターから滲み出てる伊坂幸太郎風は変わらず。彼らは、大人と子供が共存する中で、どちらに傾く訳ではない絶妙なバランスの下、ふらふらと揺れている。また、伊坂幸太郎は、必ずと言って良いほどこれぞというキャラクターを用意しています。今回は、安斎。物語をリードし、最後はさっと悲しみと不思議さを残すやつ。
▪️下野原光一くんについて
バッテリーのあさのあつこ。小学校から高校にあがるまで煙突と呼ばれていた円藤が、密かに見つめてきた光一くん。少年がテーマに見えて、女子視点のラブストーリー。青春らしい甘酸っぱく最後はかなしいやつ。
▪️四本のラケット
佐川光晴という作家さんを初めて知りました。太二の中学テニス部では、昼休みにコートをぶらしがけする作業があり、それを伝統のグーパーじゃんけんの少ない方がやる。そんな作業でとある不穏な空気が(ま、普通に考えられる)。それを解決する太二に、父親の影響が出てほっこり。少年がテーマなアンソロジーなはずなんだけど、父親にぐっときました。
▪️正直なこども
城之内栄。小学二年生。ぽっちゃり。今苦手なマラソン中だ。山咲王次郎。今朝転校してきた小柄な男子。開口一番の挨拶でAKBに入ることが夢という、くねくね女子見たく振る舞う。マラソン一位。出だしからすると友情を育むのかなと思いきや、何か後味がぞっとしました。本作の中で一番の味。
と前半3篇と一番印象に残ったコーラさんのを書いてみました。小川糸さんのやつも、心がじーんときます。
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逆ソクラテス:伊坂 幸太郎
下野原光一くんについて:あさの あつこ
四本のラケット:佐川 光晴
ひからない蛍:朝井 リョウ
すーぱー・すたじあむ:柳 広司
夏のアルバム:奥田 英朗
正直な子ども:山崎 ナオコーラ
僕の太陽:小川 糸
跳ぶ少年:石田 衣良
九人の少年。ちょっと??なところも有るけれど、男の子だねぇみんなそれぞれに ウン。
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デジャヴかと思ったら、昔のアンソロジーの再編集だったようだ。
甘酸っぱかったり、ほろ苦かったり、etc…
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今人気の作家さんが少年をテーマにした
短編作品のアンソロジーということで、
どれもそれぞれに個性が出ていて、
少年をあらゆる角度から描かれていて楽しめました。
どの作品に共通していえることだと思うのですが、
少年はどれも青春の甘酸っぱさが出ていて清々しく思えました。
女性は幼い頃から既に独特な世界があるので、
余計に少年の方が爽やかさが残ったのが印象的でした。
特に印象的だった作品は「逆ソクラテス」、
「四本のラケット」、「夏のアルバム」、「僕の太陽」でした。
少年をまるでその側で見ているかのような心境になったり、
心が揺らいでくじけそうになっている時には
思わず励ましたくなったりと学生時代にタイムスリップしたみたいに
きゅんとした心にもなれました。
「夏のアルバム」ではストーリーが少し深刻だった
ということもありますが、少年だけでなく、
一緒にいる子ども達がとてもいじらしい気持ちが
繊細に描かれていたので読み終えた時には涙がこぼれそうな切なく
悲しい気持ちで一杯になりました。
この夏の出来事がきっとこの少年は一生忘れられないのだろうかとも思えました。
クラスに一人はいそうな男子、少年に出会えた気がして
様々な気持ちにさせられました。
また懐かしい幼い記憶と並行しながら読めるので、
楽しく青春の一ページをめくったような思いにもなれたので
こうゆう短編集も良いなと思います。
読んだことのない作家の作品もここで読めたので、
これをきっかけに他の作品も読んでみたくなりました。
どの作品も読みやすいので男女問わず、世代を問わずに読めると思います。
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この前読んだ「短編少女」がなかなか良かったので、先月出たこの本も買ってみた。
こちらもなかなか豪華なラインアップ。
伊坂…この作者らしい言葉の力や言葉の遊びが溢れる。けど、まあ普通。
あさの…これは少年の話か?光一くんの存在は無視できないけど、どちらかと言えば、主人公は少女のほうだよな。
佐川…初読みの作家。巧みな運びで印象良い。
朝井…悪い話じゃないが、ちょっと辛気臭いなぁ。
柳…この人、こんな感じの話も書くんだ。これまで読んだものとはテイストが違いちょっと意外。
奥田…これも辛気臭いし。この人、こんな感じだっけ?
山崎…どう反応して良いか、ちょっと感性が違います。
小川…これもまた別の意味で、母の感覚、息子の感性、理解しづらく。
石田…最後にこれか。う~ん、むむむ。
全般的になんだかスカッとしない話が多く、少年とはウジウジして斯くも分かり難い生き物なのかと嘆息を誘われる。
今回はラインアップの割にはちょっと残念だったかも。
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話の数だけ少年たちが居て、背景も性格も年齢も違う。けれど全話に共通して、少年時代特有の純粋さや不安定さ、それぞれの出来事をきっかけに彼らが成長していく様が楽しめた。
短編ではあるが、一話一話に心が動かされた。
軽い気持ちで手に取った一冊であったが、しばらく、ふとした時に内容を思い出してしまいそう。
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逆ソクラテス: ピグマリオン効果、俗に言う教師期待効果の話。 教師に期待されない草壁くんと、転校生の安斎くんと、そのことを思い出しながら語る主人公の話。 短編なだけあって大きな事件が起きるわけではないが、伊坂さんらしい物語運びに感動。 自分も教師として子どもに期待したいし、見下す雰囲気を作りたくはないなと感じた。 きっとこんな子はリアルにいないだろうけど、そんなのは関係ない。 短編で伝えたいことがしっかり、しかも面白く伝わってくるのはいいね。「ぼくはそうは思わないな」 使っていきたいね。 心の中でもいいから、受け入れちゃダメなことは受け入れないんだ。
下野原光一くんについて:どこから来たのか。不思議な光一くんのお話。
四本のラケット:中学生男子のテニス部の話。グーパーじゃんけん。 短いけどすっきり。
正直な子ども:小学2年生のデブの栄と転校生の話。両親が教師で学校ではオネエキャラで変なことをしちゃう転校生。 家庭のねじれが学校で出るねって話??
飛ぶ少年: ケガでバスケを挫折して心を閉ざした高校生のお話。(きっとイケメン!そしてそこはかとなくエロい) 短いし、根底には仄暗さがあるのに、絶妙なエロさと少年の歯痒さがまぜこぜになって、読みながら硬くなるようなステキな読書体験でした。
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【収録作品】「逆ソクラテス」 伊坂幸太郎/「下野原光一くんについて」 あさのあつこ/「四本のラケット」 佐川光晴/「ひからない蛍」 朝井リョウ/「すーぱー・すたじあむ」 柳広司/「夏のアルバム」 奥田英朗/「正直な子ども」 山崎ナオコーラ/「僕の太陽」 小川糸/「跳ぶ少年」 石田衣良
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少年をテーマにしたアンソロジー。好きな作家さんが多くて嬉しい。私は女なので、少年というと雑で優しくて危うくてアホで可愛い…という一般的な印象で捉えがちですが、男性が読んだら感傷的な気持ちになるのでしょう。女は生まれたときから女だ、というのはよく引用される言葉ですが、少年期は獣から哲学者へと変動していく。女性より成長の変化の大きい男という生き物を、物語として興味深く観察させていただきました。どれも面白かったです。手元に「短編少女」があります。さて私も感傷的になってみるか。
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タイトル通り、いろんな作家さんの、少年絡みの話を集めた短編集です。
なんかこうスタンドバイミー的なジュブな気持ちになれたら良いな、と思って手に取ってみた次第ですが、やっぱ、一番面白かったのは伊坂さんの ”逆ソクラテス” ですかね。
朝井さんの ”ひからない蛍”は、いろいろあって養護施設で暮らすことになった少年の話で、”桐島~” 以来ご無沙汰だった朝井さんでしたが、やっぱり良い感じだったので、他の作品も読んでみようか、と密かに思いました。
他は、名前は知ってるけど読んだことない作家さんでしたが、柳広司さんの ”すーぱーすたじあむ” が良かったですかね。
まぁ、高校野球は反則だよーとも思いましたが、いよいよ満を持して、噂の ”ジョーカーゲーム” を読むときが来たか、と思いました。