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取ってつけたような構成。JITの具体的プロセスは非常に勉強になる。ただしおそらく良い事しか書いていないで荒く事は差し引く必要があると思うけれども。
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事業の将来を考えた時に、オーガニックには届かない目標があるならM&Aが必要になり、M&Aは単に買収するだけで終わりでなくそこからいかに上手く統合して、支払ったプレミアム以上のシナジーを出して行くかが大事。
その事例種で、成功例も失敗例もある。
失敗はDDが不十分だったり、統合後に経営に関与しすぎたりしてしまったり、色々原因がある。
成功するには、事前にしっかり青図を描いて具体的にどうするかをきっちり検討しておく事。経営管理のやり方や報酬はどうするかとか、事前に決め切り、買収後100日以内に統合後のプランを書ききる事が大事と言われている。
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グローバル規模のM&Aの手順が中心。
事例で載っている企業の一員からすると、実際の内情と外から見た、公知情報からの推測では、違うものだなあと思う。
と言うことは、その他の事例も実際とは違うんだろうなあと思う。注意点として書かれていることは、ごく当たり前のことなので(それがなかなか会社としてできないにだが)、この本が示唆していることができるようにしていくことしかないと思う。
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ビジネスに精通する大前研一氏が企業におけるM&Aにて100日で結果を出すことの重要性とそのノウハウそしてJTの新貝康司氏と旭硝子の宮地伸二氏の両名がグローバルなM&Aの戦略についての実践的な考えを書いた一冊。
M&Aについて100日以内に結果を出すことのメリットや世界におけるM&Aのトレンドなどを本書で学ぶことができ、データや資料も多く掲載されていて理解が進みました。
また、JTと旭硝子の事案ではそれぞれの企業の事業内容に基づいて買収を行った後、JTではギャラハー社との統合をいかに円滑に進めていくか、旭硝子では地域の特性や時代背景からどのように海外でM&Aを進めていったかが書かれていて勉強になりました。
そんな本書の中でも買収後に双方の社員がスムーズに業務を行うことができるように細心の注意を払って制度を見直していくことやグローバルなM&Aの場合はそれぞれの地域の生活にあった福利厚生を考えないといけないというところは印象に残りました。
グローバルなM&Aについて当事者としてどのようなことに注意すべきかというところと早くに結果を出すことの大切さを学ぶことができた一冊でした。