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紙の本
ダイナミズムが感じられない
2018/01/03 14:41
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井沢ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のテーマとしてきた会津藩や、松江城を築いた堀尾吉晴、保科正之に関係したうんちくの話。エッセイ-なので仕方がないのかもしれないが、何か小さくまとまっていて歴史のダイナミズムを感じさせるイメージがない。私の好きな司馬遼太郎に比べればせこせこしている感じがするのは私だけなのだろうか?
紙の本
歴史の落穂を拾いあつめ
2017/10/14 08:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第15代将軍徳川慶喜が政権を返上した大政奉還から150年になる。
慶応3年10月14日、西暦でいえば1867年の秋のことである。
そこから時代は大きく動いていく。
明治維新はここから始まったともいえる。
幕末好みの人にとっては、たまらない150年前といえるだろう。
その主戦場となった京都だけでなく、それぞれの場所に歴史が息づいていることは間違いない。
ひとつ、それは紅葉の始まった会津もそうかもしれない。
その時期の会津はまさに坂道が始まらんとしていたのではないか。
そういう落葉をひとつずつ拾い集めたエッセイが、この本といえる。
作者は『二つの山河』で直木賞を受賞した中村彰彦氏。
おそらく氏が今までの書いてきた歴史小説の取材の中で、言葉通り落穂となったエピソードが短い文章の中に日の目をみていく感がある。
特に会津に関わるエッセイは、会津が持っている悲劇性と相まって、読者を魅了する。
私も久しぶりに何年か前の大河ドラマ「八重の桜」のことを思い出したりした。
この本の面白いところは、収められた多くのエッセイの初出が東京・新宿にある花園神社の社報「花その」だったということだ。
ああいう神社にも「社報」なるものがあることも初めて知ったし、その中にこのようなエッセイが掲載されているのも驚きであった。
神社の風格がそもそも歴史の坂道の、それが昇りであれ、下りであれ、始まりのようなものであるようにも感じる。
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